新しい拡張セット「旧神のささやき」の投票企画第4弾が始まりました!
投票企画とは、拡張セット「ゴブリン vs ノーム」でも行われたリリース前のキャンペーンです。
提示された新カードのイラストを、コミュニティが鑑賞し、内容の詳細を知りたいカードに投票するという内容です。
前回の投票企画との違い(※クリックで開く)
活躍が目覚ましい、ハースストーンにおいて世界的に有名なプロ選手とのコラボレーションが実現しています!
どうやら、各新カードは、それぞれ個別に割り当てられたプロ選手から発表される模様です。
今回の企画は、新カードに対する純粋な投票ではなく、プロ選手の人気投票も兼ねるような様相を呈しています。
企画1回ごとの投票対象が2種類から5種類に増えました。
前回は2~3日ごとに2種類の中から1つを選んで投票する企画でしたが、今回は約1週間ごとに5種類から1つを選ぶ形式となりました。
もちろん、1人につき1つしか投票できないので、より吟味する必要があります。
投票数が少ない結果に終わったカードも、詳細内容が明かされるようになりました。
多数に選ばれなかった方はリリース直前まで秘密のままとなっていましたが、今回は投票が多い順番に1枚ずつ発表され、次の投票までには全てのカードが明かされる模様です。
これは良い変更点だと思います。
Twitterのツイート以外でも投票できるようになりました。
前回はTwitterでツイートしたくなかったり、Twitterアカウントを持っていない場合は参加できませんでしたが、今回は単純に公式サイトの「投票する」ボタンを押すだけで投票できます。
もちろん、引き続きTwitterによるツイートでの投票も受け付けられる他、Facebookでの投票も受け付けられることになりました。
第4回の投票の対象となるのは、以下の5種類のカードです。
Amaz選手が発表する予定であるカードのイラストには、一般的なシェード種族のキャラクターが描かれています。
World of Warcraftにおけるシェード種族は、ゴーストと同様に肉体を持たない死者の霊です。
シェード種族の大多数が、リッチ・キング配下の組織の一つである「Cult of the Damned」のメンバーの霊体です。
彼らはアンデッドへの転向を熱望していて、自ら命を捧げてシェード種族となり、リッチ・キングの兵として仕えます。
ゲーム内ではアンデッド種族の敵対キャラクターとして、闇属性のスペルや近接攻撃などで襲ってきます。
ハースストーンでは、ナクスラーマスの亡霊や古代のシェードなどがシェード種族のミニオンとして登場しています。
Kno選手が発表する予定であるカードのイラストには、両手に剣を持つエルフ種族の女性キャラクターが描かれています。
「エルフ」「銀髪」「女性」「双刀使い」という特徴から、剣士のヴァリーラ・サングイナーではないかと見られています。
これがもしヴァリーラであれば、すでにハースストーンではヒーローとして登場しているために、ミニオンカードではなく呪文カードや武器カードとなることが予想されます。
中でも紫色に発光している剣は、World of WarcraftにおけるローグのスペルであるShadow Bladesを連想させます。
Shadow Bladesが発動されると、装備している武器が紫の光を帯び、闇属性の追加ダメージが発生します。
Tiddler Celestial選手が発表する予定であるカードのイラストに描かれているキャラクターは、World of Warcraftで登場するPrincess Huhuranです。
Huhuranは、飛行型のSilithid種族である敵対キャラクターです。
Silithidは、旧神のクトゥーンのささやきによって支配された昆虫タイプの種族で、南部の砂漠でクトゥーンに仕えています。
初代「World of Warcraft」で最高難度を誇る大型ダンジョンのTemple of Ahn’Qirajにおいて、第4のボスとしてHuhuranが登場します。
Huhuranは、多彩な毒攻撃と集団催眠によってプレイヤーたちを襲います。
毒の威力が強烈であるため、高い毒耐性を持つ装備を用意する必要がありました。
現在のHuhuranはハンターがペットにできる獣の一種となったので、ハースストーンではハンター・クラスのレジェンド・ミニオンとして登場するのではないかと予想されています。
Trump選手が発表する予定であるカードのイラストには、フェイスレス種族のキャラクターが描かれています。
フェイスレス種族は、大昔に旧神がアゼロス全土に腐敗の力を広めた際に発生した生物で、主力の兵士として旧神に仕えています。
すでに、Herald Volazjを始めとした多くのフェイスレス種族が、「旧神のささやき」セットの新しいミニオンカードとして発表されています。
Forbidden Healingのような、フェイスレス種族のイラストが描かれる呪文カードであるかもしれません。
2000年12月に、「マジック:ザ・ギャザリング」の最高峰となる大会のプロ・ツアーにおいて、当時20歳の選手が脚光を浴びました。
日本でも知名度が高く、後にプロ・ツアーの殿堂入りも果たしたBrian Kibler選手です。
Kibler選手は、その2000年のプロ・ツアーで「煽動するものリース」というドラゴンをセンセーショナルに操り、「ドラゴンマスター」という異名をとりました。
ドラゴンを始めとした大型クリーチャーを好む「ドラゴンマスター」は、参入したハースストーンの世界においても、華々しいドラゴン種族のミニオンが好みであることを公表しました。
また、それらを簡単に駆逐してしまう大物ハンターを「ゲームをつまらなくする存在」だと位置づけ、「大物ハンター不要論」を定期的に展開しています。
その「ドラゴンマスター」に割り当てられた投票企画のカードのイラストは、やはりドラゴンでした。
それも、ベテランのスター選手へ敬意を払うにふさわしい、最強クラスのドラゴンであるデスウィングです。
World of Warcraftにおけるデスウィングは、拡張セット「Cataclysm」における最終ボスです。
「Cataclysm」からの世界の大規模な地殻変動を引き起こした張本人です。
デスウィングは、もともとはNeltharion(ネルサリオン)という名のドラゴン種族のリーダーで、ノズドルム、アレクストラーザ、イセラ、マリゴスと共に、アゼロス大陸を管理する守護者でした。
しかしながら、旧神の働きかけによって正気を失ってしまい、他のドラゴン種族の虐殺や、ドラゴン以外の種族の虐殺に走る破壊神となりました。
旧神に支配されたデスウィングの最終目的は、旧神が望む混沌による支配を広めて、世界中の文化を絶滅させることです。
旧神の配下であるラグナロスやチョ=ガルなどを味方につけて、封印された旧神たちを解き放ち、「Hour of Twilight」と呼ばれるアゼロス大陸の最期の瞬間を迎えることを目指しています。
イラストのデスウィングは、塔のような建物の上で吠えています。
この描写から連想される場面の一つは、「End Time」と呼ばれる未来の世界において、デスウィングが建物の串刺しとなって死んでいた光景です。
「End Time」は、デスウィングの主導による旧神の復活――「Hour of Twilight」――が成し遂げられた場合に訪れる、アゼロスが破滅した後の世界です。
結局は現世のデスウィングが倒されたことで「End Time」が実現しなくなっため、なぜ「End Time」でデスウィングがこのような最期を遂げているのかはゲーム内で語られません。
旧神の封印を解くには、デスウィングを含めた全てのドラゴン種族の守護者が全滅する必要があるため、自ら命を絶ったのではないかとも言われています。
BMK Gaming – Here There Be Dragons: Dragonmaster Druid
マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト – 三田村和弥の「マジックスーパースター列伝」第6回:ドラゴンマスター! キブラー
どのカードの内容を知りたいでしょうか。
また、どのプロ選手に、最初にカードを発表してほしいでしょうか。
公式サイトより、ぜひ投票に参加してください!
投票の締め切り日は公式に発表されていません。
投票の多い順に1枚ずつカードが発表されます。
投票の結果によって明らかになったカードも含めた、全ての「旧神のささやき」の新カードは、以下のカードリストに掲載していきます。