バケット一覧を更新しました。
闘技場の新規入場時には、デッキを組み上げるためのカードのドラフト(選抜)を行います。
ランダムに選ばれた3枚のカードが提示されるドラフトが30回行われ、各ドラフトで1枚ずつ選んだカードの合計30枚が闘技場のデッキとなります。
そのドラフトの仕組みの解説を以下にまとめます。
2019年4月からの「ドラゴン年」より、闘技場のドラフトに登場するカードセットが2か月ごとにローテーションすることになりました。
闘技場のメタを頻繁に刷新(さっしん)して、新鮮な環境をプレイヤーに与えることが目的です。
「基本」「クラシック」「ナクスラーマスの呪い」「旧神のささやき」「仁義なきガジェッツァン」「妖の森ウィッチウッド」「爆誕!悪党同盟」
その時点における「スタンダード・フォーマット」が扱うカードセットと同じ
なお、対戦中でランダムに生成されるカードも、従来の「スタンダード」のカードセットからではなく、ローテーションで定められたカードセットの中から選ばれます。
ドラフトで出現する各カードには、「ウエイト」と呼ばれる出現率の補正が個別に定められています。
例えば、ウエイトが+50%(1.5)であるカードは、ウエイトが0%(1.0)であるカードよりも、ドラフトで提示される確率が1.5倍高くなります。
呪文カードと武器カード … +50%(1.5)
最新拡張セットのカード … +50%(1.5)
「基本」と「クラシック」セットの中立カード … -50%(0.5)
これらのウエイトは重複可能であり、その場合は乗算されます。
呪文と武器(それぞれ1.5)はクラス専用カード(1.5)ですので、必ず乗算され、「1.5*1.5=2.25」(+125%)のウエイトになります。
その基本のウエイトが定められた後に、各カードが実際にピックアップされた割合に基づいて、-30%~+30%(0.7~1.3)の範囲内で調整用のウエイトが追加で乗算されます。
各クラスの勝率を平均化するための措置です。
さらには、カードのレアリティによるウエイトも乗算されます。
最新の環境における調整では、最終的にレアリティごとの出現率は以下のとおりになりました。
レア・カード … 約15%
エピック・カード … 約5%
レジェンド・カード … 約1%
ウエイトとは別に、各カードはそれ自体の強度によるグループ分けが施されます。
「バケット」と呼ばれるグループは、強度が高い順に「バケット1」から「バケット7」まで設けられています。
- バケット1
- バケット2
- バケット3
- バケット4
- バケット5
- バケット6
- バケット7
そして開発陣の闘技場のデザイン・チームによって、各カードはそれぞれの強度に相応するバケットに組み入れられます。
さらにバケットは、以下のように13段階まで細分化されます。
- バケット1
- バケット1.5
(バケット1の下位50% + バケット2の上位50%) - バケット2
- バケット2.5
(バケット2の下位50% + バケット3の上位50%) - バケット3
- バケット3.5
(バケット3の下位50% + バケット4の上位50%) - バケット4
- バケット4.5
(バケット4の下位50% + バケット5の上位50%) - バケット5
- バケット5.5
(バケット5の下位50% + バケット6の上位50%) - バケット6
- バケット6.5
(バケット6の下位50% + バケット7の上位50%) - バケット7
「バケット1」の中でも強度が下位50%内であるカードは、「バケット1」と「バケット1.5」の両方に組み込まれます。
同様に「バケット2」の中でも強度が上位50%内であるカードは、「バケット1.5」と「バケット2」の両方に組み込まれます。
したがって、ほとんどのカードは2つのバケットに属していることになります。
最強のカード群である「バケット1の上位50%」は「バケット1」だけに、最弱のカード群である「バケット7の下位50%」は「バケット7」だけにしか属していません。
レジェンド・カードだけはレジェンド専用のバケット群に属しており、上記の13バケットとは別にグループ分けされます。
レジェンドのバケットは強度を基準に3種類設けられ、5段階に細分化されています。
- レジェンド・バケット1
- レジェンド・バケット1.5
(バケット1の下位50% + バケット2の上位50%) - レジェンド・バケット2
- レジェンド・バケット2.5
(バケット2の下位50% + バケット3の上位50%) - レジェンド・バケット3
細分化されたバケットは合計18種類であり、実際のドラフトはそのバケット単位でカードを提示するシステムとなっています。
30回に及ぶドラフトにおいては、各回ごとに18種類のバケットから1つがランダムに選ばれ、そのバケットに属するカードから3枚がランダムに提示されます。
例えば、「バケット3.5」が選ばれたドラフトにおいては、「バケット3.5」に属するカードだけが選択肢として3枚提示されることになります。
各回のドラフト時にバケットが選択される確率は、それぞれのバケットに属している全カードのウエイトの合計値によって算出されます。
例えば、ウエイトの合計値が200であるバケットは、ウエイトの合計値が100であるバケットよりも、各回のドラフトで選択される確率が2倍高くなります。
そしてドラフトで選択されるバケットが決定したら、そのバケットに属する全カードのウエイトが個別に比較されて、3枚の提示カードとして選出される確率が定まります。
ウエイトが1.5であるカードは、ウエイトが1.0であるカードよりも、3枚の提示カードとして選出される確率が1.5倍高まります。
レジェンド・バケットが選ばれた場合は、それらに属するカードはレジェンドだけであるため、必ずレジェンド・カードが3枚提示されることになります。
1回目、10回目、20回目、30回目のドラフトにおいては、必ず「バケット4」以上の強度のバケットが選ばれるために、ある程度の強度を持つカードの提示が保証されます。
- 「クラス専用カード」のウエイト低下: 100% → 50%
- 「呪文カード」と「武器カード」のウエイト低下: +75% → +50%
(※呪文と武器はクラス専用カードなので乗算: +250% → +125%) - 「最新拡張セットのカード」のウエイト上昇: 0% → +50%
- レア・カードの総合的な出現率の低下: 不明 → 11%
- エピック・カードの総合的な出現率の低下: 不明 → 5%
- 精神支配技士がドラフト排除に
- 獰猛、自然の紋章、森の魂、森林オオカミ、狙撃、飢えたハゲタカ、内なる炎、思念撃破、光の井戸、祖霊の癒し、トーテムの力、塵の悪魔、ウィンドスピーカー、生贄の契約、サキュバス、悪魔感知、突撃、暴走、ウォーソングの武将のドラフト排除が解除
Pages: 1 2