メイジのメタ・レポート
(使用率: 7.70%)
(使用率: 7.70%)
- 2018年では「平凡クラス」の象徴であったメイジは、バランス調整以降に全体的な使用率の低下が見られたものの、相変わらず中位から下位のランク帯では高い人気を誇る。
豊富な除去能力がミニオン・ベースのデッキに対して強く、そのようなデッキが多い低ランク帯では輝いている。
高ランク帯では「平凡以下」という評価に。 - 現在はコントロール・ビッグ・メイジと奇数メイジが主流のデッキに。
コントロール・ビッグ・メイジはデスナイト・ジェイナの無限バリューに長期戦を託しているが、それを駆使してもデスナイト・レクサーやズルジンに覆される(くつがえされる)こともしばしば。 - 奇数メイジは従来のコントロール型と、秘策を扱うややアグロ寄りのタイプに二極化するようになった。
その秘策アグロ奇数メイジも、時計仕掛けの自動人形とナイトブレードを扱うタイプと、エレメンタル種族のシナジーを狙うタイプに分かれている。
ウォリアーのメタ・レポート
(使用率: 5.95%)
(使用率: 5.95%)
- クラス使用率の最下位から抜け出たウォリアーは、やはり奇数型一色という状況。
急襲ウォリアーの現実は厳しかった。 - 多発した奇数ローグに対する確固たるカウンターという役割を果たして、奇数ウォリアーは堂々の「Tier 1」に進出。
ただ、最近では日が経つにつれて、緩やかながら使用率と勝率が下降している。 - 同じ奇数型でもクエストの有無という2種類のバリエーションが生じるようになった。
クエスト有りの奇数挑発ウォリアーはウーンダスタを含めた獣種族を、クエスト無しの奇数ウォリアーはドラゴン種族を多用する。 - 奇数ウォリアーは、相変わらず極端な相性差のマッチアップを多数抱えており、流行する他のアーキタイプの変遷によって勝率が最も変動するデッキとなっている。
例えば、奇数パラディンとコントロール・プリーストが流行すれば大きく勝率が向上し、デスナイトOTKパラディンとクローン・プリーストが流行すれば勝率が激減する。
シャーマンのメタ・レポート
(使用率: 3.84%)
(使用率: 3.84%)
- もはや偶数シャーマンだけが唯一の選択肢という状況に。
4月の「スタンダード」刷新(さっしん)を迎えるまで、この状況はずっと続きそう。 - その偶数シャーマン自体は良デッキであり、ミニオンの横並べ(およびエメラルドの小呪文石)や全体攻撃を繰り出すデッキをやや苦手とする以外は、それほど弱点が見当たらない。
ランク戦を安定的に駆け上がる用途にも適している。
ドルイドのメタ・レポート
(使用率: 3.62%)
(使用率: 3.62%)
- 勝率、使用率ともに記録的な暴落が観測されて、完全に崩壊したクラス。
ドルイドが最低のクラスに成り下がったことはハースストーン史上で初めてのことであり、そのパワー・レベルの低さもハースストーン史上最低の記録と並ぶほど。 - 野生の繁茂と滋養の弱体化は、ドルイドが築き上げてきた数々の戦略の全てを一瞬で滅ぼした。
いかにドルイドのデッキ群が、いずれも似たようなカード構成であったのかを示した結果である。 - 現環境においてドルイドとの対戦はまず発生しないと考えるべき。
ドルイドとの対戦を想定した特別な対策をデッキに取り入れていたならば、それを除く調整作業が必要となる。 - 調整の実施以降は、ほぼ全てのドルイド・デッキが使い物にならなくなった中で、唯一野生の繁茂を用いていなかった性悪ドルイドの活用が試みられた。
だが、それとて現在のメタを戦い抜けるほどの力がない。 - それでもドルイドを地の底から救おうとする意欲的なファンによって、2018年の環境内で試行されながらも失敗に終わった実験の数々が、いまこの時点において再び試されている。
その中でも目立つ存在が、ガジェッツァンの競売人の活用からメックトゥーンやトグワグル&ハッカーにつなげるミラクル・ドルイド。