ハースストーンはオンライン・ゲームなので、各プレイヤーのデータを保存するサーバーが用意されています。
ハースストーンのサーバーは4種類あり、それぞれがアメリカ地域、ヨーロッパ地域、アジア地域、中国地域のいずれかのプレイ地域に属しています。

プレイヤーは、プレイを開始する前にプレイ地域を選択して、どの地域のサーバーにプレイ・データを保存するのかを決めることになります。

それぞれのプレイヤーは、アカウント作成時に登録した居住地によってデフォルトのプレイ地域を定められます。
例えば、アメリカ在住のプレイヤーはアメリカ地域がデフォルトのプレイ地域になり、イギリス在住のプレイヤーはヨーロッパ地域がデフォルトのプレイ地域になります。

ハースストーンのインストールが完了すると、デフォルトのプレイ地域が自動的にセットされます。
そのままプレイを開始すると、デフォルトのプレイ地域でのハースストーンが始まり、そのプレイ地域に属しているサーバーにデータが保存されていきます。

プレイヤーはいつでも（日本語版のハースストーンであっても）、デフォルトで定められたプレイ地域以外の、他のプレイ地域を選択することができます。

PC版では、Battle.net Appでログインした後の「ハースストーン」の項目内で、「プレイ」ボタンの上部にある「地域 / アカウント」よりプレイ地域を選択できます。

モバイル版では、ログイン画面の右上よりプレイ地域を選択できます。

ログイン済みの状態である場合は、一度ログアウトする必要があります。

以降は、最後にプレイした地域が自動的に選択された状態になります。

中国地域だけは特殊なプレイ地域で、中国在住者以外は選択できない排他的な仕様となっています。
もちろん、日本在住のプレイヤーも中国地域のサーバーには接続できません。

• それぞれのプレイ地域では、そこがデフォルトのプレイ地域として定められている居住地のプレイヤーが多く存在します。
  例えば、北米在住のプレイヤーは、デフォルトのプレイ地域として定められているアメリカ地域に多く存在します。
• プレイ地域ごとにサーバーが異なるため、プレイ地域の違いによってサーバーとの接続状態が大きく変わる場合があります。
  ごくまれに、特定のプレイ地域のサーバーだけにメンテナンスや接続トラブルが起こることもあります。
• 異なるプレイ地域にログインしているプレイヤー同士は対戦できません。
• プレイの履歴はプレイ地域ごとに分かれて保存されます。
  例えば、アメリカ地域で残したプレイの結果の全ては、ヨーロッパ地域では反映されません。
  プレイの履歴には、収集したカード、収集したCard Back、達成したクエスト、戦績、フレンド・リスト、ゴールド、実際のお金の支払履歴、アドベンチャーの進捗状況などが含まれます。
  新しく選択したプレイ地域でプレイを開始すると、新規プレイ時と同様にチュートリアルから始まることになります。
• プレイの履歴や結果を他のプレイ地域に引き継ぐことはできません。
  対戦したい友人や参加したい大会が選択しているプレイ地域を事前に確認し、そのプレイ地域でプレイし始めることを推奨します。
• プレイ地域を変更しても、変更前のプレイ地域で残した結果が失われることはありません。
  例えば、一時的にヨーロッパ地域を選択したとしても、アメリカ地域で残したプレイ状況は保存されたままであり、後にアメリカ地域を再選択すると保存されていたアメリカ地域でのプレイ状況が反映されます。
• 収集したカードがリセットされた等の、これまでのプレイ状況が一変したかのように映るトラブルの大半は、プレイ地域を間違って選択していることが原因です。
  そのようなトラブルが起きた場合には、一度ログアウトしてプレイ地域が正しく選択されているかをご確認ください。

2015年10月までは、日本ではアメリカ地域のサーバーでプレイすることが主流でした。
ところが、日本語版のリリース時に、アジア地域が日本のデフォルト地域として公式に指定されました。

これを機に、日本では徐々にアジア地域のサーバーが主流となっていきました。
現在国内において、新規参加者が選ぶサーバーや、多くのコミュニティ・イベントが用いるサーバーは、ほとんどがアジア地域となっています。

そのために、日本でこれからハースストーンを始めるプレイヤーは、アジア地域を選択することが一般的に推奨されます。
もちろん、フレンドがプレイしているサーバーや、参加したい大会やイベントが用いるサーバーがアジア地域以外であるならば、その限りではありません。