
- ゲン・グレイメインが登場したときから「ワイルド」の上位の常連デッキであり続けている。
その知名度も十分に高く、このデッキ一種だけでシャーマンの使用率を大幅に押し上げている。 - ヒーローパワーによるトーテム召喚のコスト半減が、海の巨人だけでなく地底よりのもののコスト減少にも直結することが「ワイルド」の偶数シャーマンの特徴。
部分的な翡翠能力の採用も。 - バランス調整の影響によって、やや苦手なプリーストや奇数ウォリアーが増加の傾向にある。
しかしながら、元々の偶数シャーマンが持つ非常に高いパワー・レベルには何も変化がなく、大きな弱点もない。
ラダーを駆け上がる手段としては最適なデッキの一つ。 - 今回、Tempo Stormはこのデッキの評価を大きく下げて「Tier 2」に落とした。
現状では多くのデッキが攻撃的なアーキタイプをけん制していることが理由の一つだと主張。
- カエルの精霊が手札補充を促すことで、デッキの全体的なマナコストはより減少することに。
ドゥームハンマーがフィニッシャーとなっていたスタイルから、ミラクル型のように攻撃呪文を引きまくるスタイルへ。 - 最近は変化がないまま上積みが認められず、レノ・ジャクソンや奇数ウォリアーが席巻するメタの中で苦しんでいる。
新カードがリリースされるまで、このまま希望がないかも知れない。
- 「ワイルド」にはドッペルギャングスターがいるので、サロナイト鉱山の奴隷の弱体化後も、一応はシャダウォックのコピーを作って無限コンボを狙うことができる。
翡翠やロウゼブの能力を再発できることも「ワイルド」ならではのシャダウォック・シャーマンの特徴。 - 強度が極めて低いにもかかわらず、なぜかこのデッキが継続して出現している理由は、「スタンダード」では不可能となったシャダウォック無限コンボの再現を一部のプレイヤーたちが試みようとしているためではないだろうか。

- バランス調整によって地位が向上したクラス。
最大の敵であった奇数パラディン、旧式キングスベイン・ローグ、そしてドルイドの出現率が一斉に激減した。
- バランス調整後もウォーロックの一番人気の「ワイルド」デッキ。
最近では対アグロ用のツールとしてジリアックスや呪文石を採用するビルドも現れ始めていて、アグロ・デッキに対する優位をより高めている。
排除能力の採用率も増加した。 - このように、柔軟にデッキの構成を微調整できることがハイランダー・デッキの長所の一つ。
自分が今まさに挑んでいるローカルな対戦環境のメタに応じて、デッキを調整できる余地も含めた高評価。
- プリースト以外の相手と互角以上に戦える、「ワイルド」のウォーロックを代表するデッキ。
現在に流行する「Tier 1」級のデッキとも総じて相性がよく、とりわけ奇数ローグやレノ・ウォーロックに対しては明確な優位を得ていることは特筆すべき事項。 - 「ワイルド」における偶数ウォーロックは、コストが再び偶数化した溶岩の巨人と、偶数版の無貌の操り手とも言えるさまよう無貌のものを採用し、中盤戦から大型ミニオンを続々と投入し続ける。
その多大なテンポ・アドバンテージを、立ち並ぶ挑発の壁の背後から発揮するので、攻撃的なデッキに対してもある程度の抵抗が可能となっている。 - ここ数週間で使用率が急上昇中。
しかしなおも、その高いパフォーマンスは過小評価されがちである。

- 「ワイルド」のデッキ・ランキングの首位をひたすら快走中。
得意とするコントロール系のデッキが続々と上位に進出していることも追い風であり、しばらくは勢いが落ち込むことが想像できない。 - 海賊、ヘンチ・クラン、突撃をミックスしたデッキ構成に変化はなく、相変わらずの爆発力を誇る。
そして海賊パッチーズはいまだに元気で重要な存在である。 - テック・カードとしてヴォイド・リッパーの採用が試行されている。
3/3/3のボディで終末予言者やトーテムを一瞬で破壊できて、デスロードやヴォイドロードなどの高体力の壁も場から容易に排除できる。
- 「ワイルド」においては、弱体化されたはずのキングスベイン・ローグが、なおも上位に残るという不思議な現象が起こっている。
「スタンダード」と同じく吸血毒を中核の一つとして据えていたが、その修正後は大胆にもデッキの構造を一変させて、ぶんどり部隊と海賊軍団を取り入れた超攻撃的なスタイルに大転換した。 - かつてレジェンド帯でも流行したオイル・ローグを思い起こさせる爆発力の高さを秘めている。
奇数ローグのデッキ内では十分に真価を発揮できないマイラの不安定元素が、こちらではコア・カードとなっていることも印象的。 - ただし、同じくアグレッシブで、かつ十分に洗練されている「最強・奇数ローグ」を上回れるのかと問われたら、それは明確に「ノー」と答えられるだろう。
海賊対策のゴラッカ・クローラーの使用率が増え始めていることもマイナス要素。

- 「天下一ヴドゥ祭」のリリース後も、「ワイルド」のハンターには新しいアーキタイプが設けらなかった。
年末のバランス調整以降は「スタンダード」においては王者に君臨するクラスだが、その大きな成功は「ワイルド」では果たされていない。
- 新カードの覆面選手とズルジンはコア・カードとなるまでには至らず、相変わらずマッドサイエンティスト、覆面の女ハンター、実験台9号を主軸とする。
総じて代わり映えに乏しい。 - 「Tier 2」レベルを維持できている要因は、何と言っても首位の奇数ローグに対して圧倒的に有利であることと、苦手な奇数パラディンとドルイドが落ち込んだこと。
ただ、コントロール系のデッキが流行している現在のメタの動向は、秘策ハンターにとって好ましくない。
- 新カードのご主人様の呼び出しを獲得したことによって、続く第4ターンでの「バーンズ → ヤシャラージュ」を確定させやすくなった。
同じく新カードのズルジンの高い効能は言うに及ばず、「天下一ヴドゥ祭」のリリースによって大きく強化されたデッキの一つ。