メイジのメタ・レポート
- 「スタンダード」とは異なり、弱体化されたマナ・ワームを採用せずとも存続できている。
もともとコスト1のミニオンとしてカバールの下っ端と秘密の番人が控えていて、秘策関連の強力なツールであるマッドサイエンティスト、メディヴの従者、カバールのクリスタルの運び屋がなおも有用であることが理由。 - 「奇数」「偶数」系のアグレッシブなデッキとの対戦を苦手としているので、奇数パラディンの弱体化はプラス要素となった。
- ローグとウォリアーの台頭によって、それらの対策用の武器破壊カードが広まると、そのとばっちりでアルネスを砕かれやすくなってしまう。
- 3クラスのレノ系デッキの中では最弱という評価。
全体攻撃の手段は豊富なので、横並べの攻撃的なデッキに対しては有利。
パラディンのメタ・レポート
- 「スタンダード」と同様に、レベルアップ!喪失という激震が走ったにもかかわらず、それでも「Tier 1」クラスの下位にかろうじて残っているデッキ。
「ワイルド」の場合は戦馬訓練士、ダークシャイアの管理官、そして兵站将校という新兵強化ツールが残されていたから。 - レベルアップ!の喪失よりも、偶数ウォーロック、レノ・ウォーロック、奇数ウォリアーの躍進の方が苦しい。
ウォリアーのメタ・レポート
- 過剰なほどに蓄積する装甲によって、奇数ローグ、偶数シャーマン、レノ・プリーストなどのバースト・ダメージをしのぎ切る。
現在の「ワイルド」環境を象徴しているこれらのデッキのカウンターとなることで躍進中。 - 「ワイルド」のカードをそれほど必要としないので、「スタンダード」からの流入プレイヤーが試しやすいデッキ。
- 苦手とするアーキタイプと言えば「無限コンボ」「無限リソース」「ミル」「超アグロ」だが、それらの大半はメタに存在しないか、バランス調整によって激減した。
有利マッチが多い一方で不利マッチが少なく、今後の見通しは明るいと言える。 - デスロード、大物ハンター、アザリナ・ソウルシーフあたりがコントロール系デッキに対するテック・カード。
それら全てを採用するデッキ・パターンもある。
ドルイドのメタ・レポート
- 「ワイルド」環境においては、2018年末のバランス調整はアヴィアナ修正から2連続の弱体化となった。
「ワイルド最強クラス」の地位から下降を続けていたドルイドは、さすがに今回の弱体化がとどめとなり、使用率と強度は記録的な暴落を見せて、ドルイド史上最低の地位まで沈んでしまった。 - 翡翠ドルイドだけが唯一残ったものの、奇数ローグや偶数シャーマンの序盤戦のプレッシャーを押し返すことができず、ビッグ・プリーストとの「大型化競争」でも全く追いつけなくなってしまった。
ラダー用デッキとして推奨することはできない。 - マナ加速を用いていなかったアグロ・ドルイドは、単に強度不足というだけでなく、「ワイルド」のメタに広くまん延している全体攻撃の数々を前にして為す術(すべ)がない。