ローグのメタ・レポート
(使用率: 8.0%)
(使用率: 8.0%)
- 調整がアナウンスされた時点から予想されていたとおりに、冷血の喪失が強度を極端に落とした。
バランス調整の実施後の初日から、いかに冷血が奇数ローグの中で重大な役割を占めていたのかを改めて思い知らされる結果に。 - 冷血のバースト・ダメージは、クローン・プリースト、偶数ウォーロック、断末魔ハンターなどの遅攻戦術に対して、とどめを刺し切る「あと一歩」を踏み込ませる存在であった。
それらのアーキタイプに勝利できることが奇数ローグの躍進の要因だったのだが、現在はやり過ごされるケースが多発するようになってしまった。
- ミラクル・ローグはまだ成果が十分に出ていないものの、奇数ローグからの移行が続いている。
エメラルドの小呪文石の弱体化が躍進に直結した他、大きな優位を得られるプリーストが流行していることが勝率の急上昇の理由。 - クエスト・ローグの使用率は相変わらず低迷しているが、弱体化を受けたアグロ~ミッドレンジ系デッキの衰退によって、台頭するチャンスが訪れている。
ただ、秘策奇数メイジと秘策パラディンの流行の度合いによっては再び埋没する可能性も。 - 遅攻の流行を先読みしたプレイヤーたちがマリゴス・ローグをこぞって試したが、あまりに守備がもろいために、アグロ~ミッドレンジ相手には総じて為す術(なすすべ)がなかった。
プリーストとコンボ系を狩るためだけのデッキ。
ウォリアーのメタ・レポート
(使用率: 7.0%)
(使用率: 7.0%)
- 戦術、構成内容、存在意義の全てが変わらず、その特徴は今回の調整を経ても継続されている。
なおも攻撃的なデッキに対しては極端に強く、コンボやOTKをもたらすデッキに対しては極端に弱い。 - パラディンのOTK型アーキタイプが絶滅に向かったことで人気が上昇中。
使用率で奇数クエスト・ウォリアーを逆転し、再びウォリアーを代表するデッキに。 - 「攻撃的なデッキに対する絶大なカウンター」という役割を、今なお十分に果たしている。
アグロの衰退によってその重要性は下がると思われたが、不意に奇数パラディンと秘策奇数メイジが台頭してきたことが有利に働いている。 - 現状のランク戦には適していて、特定の大会のフォーマットにおいては相変わらず有力候補の一つ。
しかしながら、相性差が極端である奇数ウォリアーの性質は、容易に対策されて引きずり降ろされる危険性を常にはらんでいる。 - やはり、ドラゴン・シナジーのパッケージを取り入れるビルドが最適解となる。
ドラゴンたちは、ただデッキを埋めるためだけの存在ではなく、単純に強力である。
- 攻撃的なデッキに対する優位を保ちながら、純粋な奇数ウォリアーよりもコンボ・デッキに対する抵抗力をやや高めたアーキタイプ。
ただ、現状においては、クエストの達成が相手のコンボ――メックトゥーンやトグワグル――の成立に追いつかず、満足にコンボ・デッキに抗えている(あらがえている)とは言いがたい。
強力なフィニッシャーを擁するも、それを十分に発揮できないメタ環境の中でくすぶっている。
- バクを扱わない挑発ウォリアーや急襲ウォリアーも実験的に出没中。
急襲ウォリアーは、同じアグレッシブな系統のデッキ全般に対して強いことで、注目され始めている。
ドルイドのメタ・レポート
(使用率: 5.5%)
(使用率: 5.5%)
- ドルイドが基本的に得意としている、秘策奇数メイジや秘策パラディンなどのアグレッシブなデッキが続々と登場し始めている情勢にある。
- 年末の弱体化以降は、マリゴス・ドルイドの正確なパワー・レベルはまだ十分に計測されていないが、これが今回のメタに適しているアーキタイプであることは事実であり、再起を果たす機運が到来している。
人気度ではミラクル・ドルイドがリードしているものの、現環境におけるマリゴス・ドルイドは実力を過小評価されているかも知れない。 - ミラクル・ドルイドは、メックトゥーン採用型とハッカー&トグワグル採用型に分かれている。
メックトゥーンの方がやや格上だったが、プリーストの大流行に伴いハッカー・タイプがそれに急接近してきた。
シャーマンのメタ・レポート
(使用率: 2.8%)
(使用率: 2.8%)
偶数シャーマン
- 奇数ローグ以上に事態は深刻であり、メタ環境から偶数シャーマンそのものが消え去りつつある。
たった一つの有効的なアーキタイプが崩壊した現在のシャーマンは、ドルイドよりも悲惨な状況に陥っていて、レジェンド帯におけるクラス使用率はわずかに1%となっている。 - 炎の舌のトーテムが偶数シャーマンにとっての最高のツールであったことに疑いの余地はない。
頻発させる小型ミニオン、および攻撃力が0であるミニオン2体を、攻撃的に起動させる強化能力は、最も重要な序盤戦において多大な有利をもたらしていた。 - 弱体化されたカードの代用品がすぐに見つかった奇数パラディンや偶数パラディンなどのケースとは異なり、炎の舌のトーテムの代わりはほどんど存在しない。
唯一、代用となり得るダイアウルフ・リーダーは、残念ながらバランス調整前からすでに偶数シャーマンのデッキに存在していた。 - 炎の舌のトーテムを欠いた現在の偶数シャーマンは、中盤戦までに確固たる破壊力を発揮できなくなり、相手の全体攻撃が間に合うようになるばかりか、打ち合いで負ける事態も続発している。
まるでナマクラ刀を備えるようになったサムライみたいな存在であり、以前と同じようなスタイルで攻撃的に迫るも、以前と同じような斬れ味を披露することができない。