プリーストのメタ・レポート
(使用率: 13.7%)
(使用率: 13.7%)
- 3月期に最も人気を落としたクラス。
上位ランクにおいては、すでに人気2位の座をパラディンに奪われている。 - 壁プリーストは、おそらくは最強のプリーストのデッキであると見込まれるが、その評価はゆっくりと下落し続けている。
長期戦向けのデッキに対してはめっぽう強いものの、最近では沈黙能力やヴォイド・リッパーで挑発ミニオンをくぐり抜けてくるアグロ・デッキに悩まされている。 - クローン・プリーストはマッチアップの相性差が極端であるがゆえに、不安定さを大きく露呈(ろてい)している。
一番人気のミッドレンジ・ハンターに対して相当弱いことが最大の痛手となっている。
- プリーストの中では、ハンターと互角以上に渡り合える唯一のアーキタイプ。
ウォリアー戦とドルイド戦が鬼門であるものの、全体的には隙がない強さを見せていて、独占的なメタ環境にも屈することがない。
メタに合わせて適切な微調整を施して、コンボ・デッキとの対戦を回避できれば、非常に堅実なラダー向けのデッキであると言える。 - アグロ・デッキの台頭は、コントロール・プリーストが苦手としているアーキタイプの抑制となり、間接的にはコントロール・プリーストの地位を押し上げる。
したがって、現メタの残り数日の間に、もう少しだけ成長する余地がある。
パラディンのメタ・レポート
(使用率: 12.4%)
(使用率: 12.4%)
- バランス調整の実施以降、主要な構成は不変のまま。
変わったのは、標的であるミッドレンジ・ハンターの方。
高レベル帯では奇数パラディン対策に特化しているハンターも少なくないために、勝率の下降が目立つようになってきた。 - アグロ・デッキ同士の対戦においては、ズー以外にはほぼ競り勝てることも強みである。
対戦環境がアグロ主流になると、より輝きを増すだろう。
- ミッドレンジ・ハンターに対して強い上に、奇数パラディンとは異なり全体攻撃に対する耐性も有するので、現メタ環境の中ではパラディン最強のアーキタイプとなるポテンシャルを有しているはず。
デッキの柔軟性も持ち合わせているのだが、メタ内の数々のアーキタイプに対してバランスが取れた構成を確定できなかったことが、大きな成功を阻んだ(はばんだ)だろう。 - しっかりとした長期戦への導入の手段に、躯の駆り手に多くを頼り過ぎていた傾向がある。
モジョー使いジヒィは、バランス調整以降に極めて強力なテック・カードとしての存在感を放っていた。
ウォーロックのメタ・レポート
(使用率: 12.2%)
(使用率: 12.2%)
- プリーストの衰退に伴って評価を高めたクラス。
特にキューブロックの復活は目覚ましい。
クラス内では突出したアーキタイプがなく、中位レベルでデッキ間の均衡が取れている状態にある。
- プリーストとウォリアー以外には全般的に苦手な相手が少ないアーキタイプ。
今なお、現メタ内で良い位置に付けている。 - コスト6枠のテック・カードの選択に改良の余地がある。
まだ待ち伏せのガイストと苔むしたモノノケを組み入れているのならば、代わりにモジョー使いジヒィとネルビアンの解絡師を試してみてほしい。
- レジェンドまで駆け上がる手段として一般的になった。
ただ、現メタのトップ・デッキ群と比してはパワー・レベルがやや低く、それらと同等までには対向できないという評価に落ち着いた。
- プリーストの減少の恩恵を多大に受けたアーキタイプ。
プリースト以外には、全般的にコントロールやコンボに強く、アグロに弱い。 - 相手に応じた有効的なデッキ調整が難しいために、その成功度はメタの環境に依存する傾向にある。
メイジのメタ・レポート
(使用率: 11.9%)
(使用率: 11.9%)
- かわいそうなジェイナは「Tier 3」級のまま。
年間を通して平凡だったという印象のクラスである。
- 評価と使用率はなおも大幅に下降中。
得意としているミッドレンジ・ハンターはまだ広く流行しているものの、プリーストの激減によって「プリースト・キラー」の方の存在意義が薄くなってしまった。
断末魔ハンターの出現率上昇もマイナス要素。 - 5コスト枠と秘策くらいしか調整の選択肢がない。
それほど一般的ではない秘策を奇襲的に用意すると、対戦相手に少し混乱を生じさせて優位を得ることができるかも知れない。
- Apxvoid選手が公式予選で結果を出したとおりに、スペシャリスト形式の対戦ルールでは最有力のアーキタイプの一つとして数えられるようになった。
- ラダーにおいてはミッドレンジ・ハンターを寄せ付けないことが強みであるが、評価と勝率の両方がわずかながら下降している。
しかしながら、スペシャリスト形式での活躍によるものなのか、月間を通しての使用率は向上している。