
(使用率: 17.4%)
- おそらくこの「悪党同盟」環境を、楽しい時間を過ごせた黄金時代の一つとして振り返るクラスだろう。
常に最高のデッキであり続けた爆弾ウォリアーとコントロール・ウォリアーは、そのどちらを用いてもラダーにおける成功が約束されている。
多様なゲーム・プランを持つウォリアーに対しては、どのような対戦相手でも十分なパフォーマンスを発揮しきることは難しい。 - その大きな成功を下支えしている存在は狂気の天才ドクター・ブームに他ならない。
デスナイト・カードの引退後に唯一残った超長期戦向けのリソース生成器は、現在のメタにおいてはエリートなカードだと評してよい。
加えて急襲付与のオーラが、対ウォリアー戦における盤面維持を非常に困難なタスクにしている。

(使用率: 13.7%)
- 扱いが難しいためにサイクロン・メイジの低レベル帯における使用率と勝率は低いが、レジェンド帯においては間違いなく「Tier 1」級の実力を示している。
どうにもならない相手である秘策ハンターや聖なる怒りパラディンが一般的ではないので、あらゆる相手に対して互角以上に渡り合えている。 - チョッキンガーをサイクロン・メイジに組み入れるビルドが流行している。
中盤から終盤にかけて少なくないバリューをもたらし、ジリアックスとの併用で除去と回復が両立される。
ただ、このカードは超電磁能力を活用しないとパフォーマンスが落ちるので、適度なメック・パッケージを持つデッキに入れてこそ真価を発揮することは言及しておきたい。 - 召術メイジは、この3ヶ月の間に「防御重視のコントロール・デッキ」→「ミニオン重視のドラゴン・デッキ」→「呪文重視の巨人デッキ」という興味深い変遷を遂げてきた。
「Tier 1」のサイクロン・メイジの土台となったドラゴン召術メイジは、バトン・タッチを経て、その役割を終えようとしている。 - Dog選手がラスベガスでフリーズ・メイジを成功させたが、これは彼が施した大会メタの対策――ウォリアーが多数採用されると予想したこと――を見事に大的中させた結果でもある。
柔軟にデッキを組み替えることができるスペシャリスト形式の大会ならではの成功であり、1つのデッキに縛られるラダーにおいても同様に成功できるとは限らない。

(使用率: 12.8%)
- 退散の代わりとなる病魔の運び手は、あまりインパクトを与えなかった。
熱狂する火霊術師とのコンボによる全体除去は興味深いが、セットアップ完了までがあまりにも遅く、現在のどのローグのアーキタイプにもフィットしない。 - ホッパー・ローグは退散の喪失が多大に影響して、もはや競争力がないメタ外デッキに成り果てた。
- フックタスク・ローグは全く注目されていないものの、ごく最近の環境ではかなりの好成績を収めている。
ウォリアーとの対戦時には望みがないが、他のクラスとの対戦では互角以上に渡り合える。

(使用率: 11.4%)