
(使用率: 9.2%)
- 得意としていたメイジ戦が激減し、苦手としていたクエスト・ドルイドが増えたので、デッキの再構築の必要に迫られている。
勝率はかろうじて5割を超えているが、今のままでは「Tier 3」相当の実力だと捉えられるべきだろう。 - 高バリュー志向に改築する動きも見られる。
いずれにせよ、今後に進むべき方向性がまだ定まっていないように感じる。
- パッチ以降の「クエスト革命」の世界にうまく乗じることができなかった。
有利マッチが増加することはなく、戦略面でも特徴的な進化が見られないままである。 - このデッキが抱える最大の欠点は、クエストを達成するために、強力ではない必須カードをたくさん組み入れねばならないことだ。
その特徴が改良の余地を大幅に制限していて、扱いにくさが解消されない理由となっている。

(使用率: 9.1%)
- 倍増する腕の弱体化の影響をさほど受けずに成長を続けている。
現在は、パッチ後の環境全体に適応するための改良が重ねられている段階にある。
今後も不利マッチを解消するなどして、二度目のブレイクを果たす準備をしている。 - まだ倍増する腕を採用するビルドが大半であるが、それに見切りをつける再構築も進み始めている。
その代用となる筆頭候補が笑顔の相棒である。
これは倍増する腕のように序盤戦から攻撃面で相手を圧倒することはないが、より軽く、より早期にコンボや体力シナジーを起動させる。 - 笑顔の相棒を採用したビルドにおける、Hunterace選手の死のロア・ブワンサムディーの投入は画期的なアイデアだ。
1コストのミニオンが6体もいるデッキでは強力なドロー・エンジンとなり、かつデッキの圧縮も同時に押し進める。 - 沈黙を始めとするテック・カードによって対策されやすいために、メタがどのようにコンボ・プリーストと向き合うことになるのかは、今後の興味深い観察事項だ。
すでに、木立の番人を組み入れるクエスト・ドルイドも見かけるようになったほどである。
- 調整直後の成功は長続きしなかった。
依然として様々なアーキタイプに対してもろさを見せていて、現メタにおいては確固とした地位を築くことができないようだ。

(使用率: 6.0%)
- 障害となっていたウォリアーとメイジの突然の弱体化は、浮上するチャンスが与えられたことを意味している。
相性差に関して言えば、有利を得られるクエスト・ドルイドやクエスト・パラディンの増加を望んでいるところである。 - ビルドは「自傷型」と「手先型」の2つに大別される。
前者は、3/4/5のネフェルセト・スラッシャーとテンポ生成器の病魔のハゲタカを主力とし、霊魂爆弾や結晶術師などの自傷オプションも備える。
後者は、暗黒のファラオ・テカーンを用いる「悪の手先」多用タイプで、こちらでは悪党同盟の人事担当をより活躍させやすくなる。
現在は「自傷型」の方が一般的。 - 偉大なるゼフリスを利用するためのハイランダー型も散見され始めている。
- 引き続き「お楽しみデッキ」の一つ。
やはり競技性はない。 - 2回連続で最下位にリストされながらも掲載から完全に外されない理由は、楽しさゆえに愛用者がそれなりにいるからだろう。
クエスト達成後に引けるカードが引き続き運任せであるばかりか、そのクエストを完了することすら困難である達成感が、プレイ時にも観戦時にも人々の心をつかんでいるのかも知れない。

(使用率: 5.7%)
- 最高人気から最低人気に急落したクラス。
日を追うごとに衰退しており、どのアーキタイプも競争力を示すことができなくなった。
数週間以内に可能性を感じさせることが出来ねば、絶滅の危機に瀕するのではないかとの不安も広がっている。
- サイクロン・メイジとビッグ・スペル・メイジがゴミと化したことに比べて、このハイランダー型にはまだ望みがあるかも知れない。
偉大なるゼフリスと遺物学者レノの極めて高い有用性は周知のとおりであり、彼らが存在することを考慮するだけでもメタから完全に除外されるべきではない。 - 現在の問題は、いまだにルナのポケット銀河系と高コストのカード群を人々が多用し続けていることである。
新環境の変化に基づいた理論的なコスト・バランスに沿ったビルドが確立されたならば、今のメタでも再浮上できる可能性があるだろう。