ハンターのメタ・レポート
(使用率: 13.5%)
(使用率: 13.5%)
- 高い人気を誇るコントロール系のウォリアーとメイジ、さらには注目度が高まっているコンボ・プリーストのいずれに対しても優位を得ている。
新メタに大きな影響を与えているデッキである。
最上位までに登りきれない要因は、何と言ってもアグレッシブなデッキ全般に対してやや弱いこと。 - 恐竜使いブランと偉大なるゼフリスの強度は相当に強い。
とりわけ後者は、ハンター・クラスの弱点であった自勢力のバックアップの不足を補い、マナ・カーブの一貫性を保つという多大な貢献を果たしている。 - 強力なワンポイント・カードが継続して発行されてきたクラスであるため、ハイランダー仕様の単数デッキを組んでもパワー不足を感じさせない。
そして、複数種の秘策と実験台9号を併用する秘策パッケージが、その単数デッキと大変相性がよい。
ハイランダーはカスタマイズ性が高いので、最適解を見つける実験がまだまだ繰り返されている。
- 前環境から変わりがない構成となっている。
新拡張は、このデッキにふさわしいカードを1枚も提供しなかった。 - 挑発パッケージを採用して防御力を高めたコントロール・ウォリアーとの相性差が逆転し、それに負け越すようになったことが最大の特筆事項である。
他のハンターやメイジの全てに対しては有利を得ているために、相変わらずトップ・クラスにとどまり続けている。 - 新鮮味がないことから、強さの割には人気がない。
中途半端な構成の新規デッキや実験デッキをことごとく潰せるため、資産が少ないプレイヤーにとってはありがたい存在のアーキタイプである。
- 使用することが促進された秘策パッケージ(感圧板、ハンターセット、ハイエナ・リーダー)を得たことによって、評価が上昇した。
現時点ではハイランダー・ハンターの劣化版であるような印象だが、デッキの改善とメタの変遷によっては評価が向上していく可能性がある。
- 信頼を寄せることができる新カードに恵まれなかった。
そのパフォーマンスは悪くなる一方となっている。
- 当初の予想よりもクエストの達成が容易に実現できて、それゆえに人気も博したのだが、競争力があるようには感じられない。
「全攻撃力+2」のヒーローパワーを活用する頃には、手持ちのミニオンが不足する傾向にあり、猟犬を放て!とのコンボ以外には脅威を与えることができていない。
「最初の手札-1」「不抜の一矢の消失」というクエストの性質も、攻撃的なハンター・クラスと噛み合っていない。
ウォリアーのメタ・レポート
(使用率: 13.0%)
(使用率: 13.0%)
- 前環境では最終的に爆弾ウォリアーへ1位の座を明け渡したものの、新しい挑発パッケージを得て防御面を大幅に強化し、再び環境トップへ返り咲いた。
追加されたバタバタミイラも、民兵指揮官のアップグレード版として機能している。
怒りの災厄の価値はメタによって大きく変動するが、ウォリアーの除去能力のオプションをさらに強化したことは確かである。 - 他のアーキタイプが実験を繰り返している中で、ビルドの基本的な構成内容はすでに最適化されているようだ。
各所で異様な高い勝率を誇っており、ラダーを駆け上がる手段として最良な選択肢であることは言うまでもない。
- 確固たる新戦力はバタバタミイラだけであるため、相対的に強度が落ち、人気度も急落した。
挑発パッケージとエリシアーナを採用して、コントロール・ウォリアーに寄せる変化も観測されている。 - 相手のデッキに複数枚の爆弾カードを混ぜることから「新規アーキタイプのハイランダー・デッキに強い」という事前予想は、実際に的中している。
ただ、全体的な強度が高いコントロール・ウォリアーでもそれらを駆逐できてしまうので、ハイランダーのカウンター役としての存在感は薄い。 - 多数の挑発ミニオンを従えるようになったコントロール・ウォリアーを打ち崩すことが困難になってしまった。
このマッチアップでは劣勢を強いられている。
- 極めて強い新カードの血盟の傭兵を活用するアグレッシブなデッキ。
内なる怒りおよび残酷な現場監督との相性がよく、序盤戦から脅威的な勢力を展開し得る。
リロイ・ジェンキンスやコルクロンの精鋭とのコンボは、それぞれ16ダメージと12ダメージであり、フィニッシャーとしても十分である。 - 現状では、一番人気のコントロール・ウォリアーに全く歯が立たないものの、他には苦手な相手が少ないので過小評価されているのかも知れない。
コンボの供給がやや安定していないことは課題か。
- クエスト自体の性能が非常に悪いために、見通しは暗い。
報酬のヒーローパワーの強度と使い勝手は、クエスト達成の難しさと見合っていない。 - 武器に依存する戦術ゆえに、武器カードが手札に複数枚入りやすく、結果として行動が制限されやすい。
また、武器破壊カードによって簡単に対策されてしまう。
パラディンのメタ・レポート
(使用率: 12.4%)
(使用率: 12.4%)
- プリズムレンズで登場!マーロック鮮鯛のコストを減らすコンボによって、中盤戦から非常識なテンポを繰り出す新種のマーロック・デッキ。
そのセットアップの前における序盤戦でも、低コストのマーロックたちを並べることによってプレッシャーを与えられる。 - 第5ターンの登場!マーロック鮮鯛の発動に対して、相手は全体排除という回答を用意できなければ、そのまま圧倒されて終わってしまう。
第5ターンにおける完璧な全体処理など困難なタスクであることから、この環境での最高のアグレッシブ・デッキという評価が与えられている。 - すぐにデッキが枯渇するので、シェフ・ノミやゼフリスを終盤戦用に組み入れることが一般化している。
相手は、二度の登場!マーロック鮮鯛を処理してなお、それらの大きな脅威に立ち向かわねばならない。 - 横並べ対策の全体除去を複数持つデッキ――主にコントロール系のウォリアーやメイジ――に対しては完封されることもしばしば。
逆を言えば、このマーロック・デッキを制することができるデッキだけが頂点に立てるとも考えられる。
- 中盤戦から終盤戦にかけて強力な盤面展開を維持できるデッキ。
ミッドレンジ型やコントロール型に対して優位を得る一方で、攻撃的なアグロ系デッキに弱い性質を持つ。
コンセプトが新しく、非常に明快であるので、開幕直後は人気が集まり波紋も呼んだ。 - マッチアップの相性差が大きい。
プリーストやメイジに対しては歯が立たない状況にある。
逆に、使用率が高いコントロール・ウォリアーやハンター全般に対してはめっぽう強く、それらの絶対的なカウンターとなる役割を担当している。
- 4種の探検同盟クラスの中で最弱であるハイランダー・デッキ。
悲しいかな、砂漠のサー・フィンレーの現メタでの役割とは、マーロック・パラディンにおいて「ただの2/2/3のミニオン」として従事することである。
シャーマンのメタ・レポート
(使用率: 12.0%)
(使用率: 12.0%)
- このアーキタイプは、新拡張によって特別に推進された訳ではなかったが、ミーラックとフィッシュフリンガー――あるいはマーロックの災厄も――という興味深いカードを取り込んだことによってブーストされた。
これらの低コストのマーロックたちは、序盤戦におけるマーロックのタイドコーラーの成長に大きく役立つ。 - デッキのバランスが十分に取れているために、平均以上の戦績を残し続けている。
メタの変化に応じて評価が大きく上下するだろう。
現時点でその見通しを予測することは困難である。 - ウォリアーとメイジの試合終盤におけるパワーが倍増したため、ダブル・ハガサやシャダウォックを起用して長期戦のオプションを残す価値は激減した。
それらを排除し、短期決戦を仕掛けるビルドが主流となっている。
- こちらもまた新鮮味が乏しいために人気度は低いが、それなりの結果を残せている。
砂嵐のエレメンタルとヴェッシーナという新しい強力なオーバーロードのツールを獲得したことで、攻撃の安定性が増している。 - 主な構成内容は、直接ダメージ(ドゥームハンマーや溶岩爆発など)からトークン・シナジー(マーロックの魂や魔古の肉細工師など)へと徐々に移行している。
- シャーマンのクエストは達成が容易であり、その報酬のヒーローパワーは相当に強力である。
序盤に手札とテンポが少ないデメリットを、軽量の手先ミニオンで埋めることによって、本番である中盤戦以降へつなげようとする。 - 最大級の期待が寄せられ、そして多くの人々に扱われるデビューを飾ったものの、伸び悩んだ。
その理由は、対コントロールと対アグロの両方をうまく対処できるビルドを発見できなかったこと。
ウォリアーとメイジを倒しきるためのゲーム終盤のパワーが必要である一方で、アグロ系に対抗するための防御とテンポのツールも必要であり、その両者間のバランスをとることに苦労している。 - 様々なプレイヤーが様々な実験を繰り返している最中にある。
時間をかけて現メタにおける最適解が発見されると、ラダーにおける安定性が高まると見込まれる。