レベルを効率よく上げる手段は、とにかくクエストをこなすことです。
付近の敵を延々と狩るよりも、たくさんのクエストの経験値報酬を得る方が、格段に早くレベルを上昇させることができます。
黄色い「!」のマークが頭上にあるキャラクターを見かけたら、片っ端から話しかけてクエストを集めます。
クエストの対象と、報告の対象の位置は、マップを開く(Mキー)ことでそれぞれ確認できます。
クエスト名の左側にある数字のボタンを押せば、そのクエストの対象がどこにいるのかを表示することができます。
クエスト名をクリックして詳細を表示し、下部の「Abandon」ボタンを押すと、そのクエストを破棄することができます。
「ドラゴンクエスト」で何度も言われる「武具は装備しないと意味がありませんよ」は、WoWでも同じです。
拾ったり、報酬として与えられた装備品は、アップグレードとなるのであれば忘れずに装備します。
装備品にマウス・カーソルを合わせた状態でShiftキーを押すと、現在装備している武具と取り替えた場合に、能力値がどう増減するのかが表示されます。
アップグレードとなるかどうかの指標となります。
NPCが販売している武具は、弱い割には高価なので、買う必要はありません。
習得したスペルは、自動的に画面下部のアクション・バーに登録されますが、「Shift + ドラッグ」でその場所を変更できます。
アクション・バーに登録されたスペルは、左から順に、1、2、3、4、5…のキーでそれぞれ発動できます。
画面下部の「スペル・ブック」ボタン(Pキー)を押すと、習得したスペルの一覧が表示されます。
ここからスペルのアイコンをアクション・バーにドラッグすることでも登録できます。
新しい土地に着き、そこを拠点として活動するつもりであれば、一度宿屋(Inn)に訪れてください。
宿屋で拠点を設定すれば、ハースストーンを使用したときに、そこへ戻ってくることができます。
30分に一度しか使えない制約がありますが、長い距離を走って戻る時間を大幅に節約できます。
宿屋の主人(Innkeeper)に話しかけて「Make this inn your home」を選択すると設定できます。
ハースストーンを紛失したときも、拠点を設定すれば再びハースストーンを入手できます。
なお、ハースストーンは画面下部のアクション・バーに登録することで、いちいちバックパックを開かなくても使用できるようになります。
宿屋や首都では、画面左上のポートレイトに「zzz」が表示され、キャラクターが休息状態に入ります。
休息状態に入ると、キャラクターの経験値の獲得ボーナスが発生します。
休息期間が長いほど、そのボーナス状態が長く続きます。
そして、ログアウトしていても、この休息期間はカウントされるのです。
ですから、レベル上げを早めたいのであれば、休息状態でログアウトし、より多くの経験値獲得ボーナスを得るようにします。
ESCキーを押してメニューを表示させ、「Log out」ボタンを押すと、ログアウトできます。
緑色の「!」マークが頭上にあるキャラクターは、新しいフライト・ポイントを与えてくれます。
フライト・ポイントとは、交通サービスであるグリフォン乗り場における「駅」のようなものです。
フライト・ポイントを得ると、世界各地のグリフォン乗り場から、そのポイントまでグリフォンで高速移動できるようになります。
新しいフライト・ポイントを見かけたら、忘れずに話しかけて得るようにします。
キャラクターのHealth(体力)が0になると、死亡して、魂だけが最寄りの墓場まで飛ばされます。
そこから死んだ地点にある自分の死体の近くまで移動することで、生き返ることができます。
マップを開く(Mキー)と、自分の死体の位置が表示されます。
死亡すると装備品が大幅に傷み、やがては壊れます(武器屋で代金を払うことで修理可能)。
墓場から延々と移動せねばならない時間の浪費も、死亡のペナルティの一つです。
パラディンも習得する蘇生スペルを、他人が自分の死体にかけた場合は、即座に生き返ることができます。
キャラクターのレベルが10になると、クラスの詳細な役割を定めるスペックを選択することになります。
パラディンならば、スペルを増強して回復役となるHoly、耐久力を増強して盾役となるProtection、近接攻撃力を増強して攻撃役となるRetributionのいずれかからスペックを選びます。
スペックを選択すると、そのスペック専用のスペルを習得します。
例えばHolyを選択すると、Holyスペックでしか習得できないHoly Shockという、攻撃にも回復にも使えるスペルが与えられます。
1人プレイならばどのスペックを選んでも構いませんが、パラディンのレベル上げでは、HolyかRetributionを選択するのが効率的だと評されています。
各拠点にいるパラディンのクラス・トレーナーに話しかければ、有料でスペックの変更ができます。
レベル15になると、さらに個性を細分化させるTalent能力を、3つの中から選択することになります。
Enterキーを押すと、チャット・フォームが開きます。
フォームに会話文を入力して再びEnterを押すと、自分のキャラクターがその通りに発言します。
このチャットによって、他のプレイヤーとコミュニケーションをとることができます。
チャットの会話文は、付近にいる不特定多数のプレイヤーにも伝わるので、不快感を与えないよう慎重に発言してください。
日本のサーバーでないのに日本語の文章を不特定多数に向けて発信するなどは、不快な行動となります。
白文字のチャットは通常のチャットで、付近にいるプレイヤーだけが認識できます。
濃いピンクのチャットは送信者と受信者だけが認識できるWhisperで、無料版では自分からは発言できません。
薄いピンクのチャットはゾーン全体に伝わるチャットで、無料版では発言できません。
WoWは多数のプレイヤーが参加するオンライン・ゲームであるため、他のプレイヤーを不快にさせるマナー違反を犯さないよう注意する必要があります。
故意に他人へ嫌がらせをしたり、チャットで暴言を発すると、「ハラスメント」として報告されて運営から罰則を受けることがあります。常識的なプレイを心がけていれば、マナー違反となることはまずありません。
様々な国の様々なプレイヤーが同時にプレイしていることを、念頭に置いていただければ十分です。