※2019/04/19 更新
ランク戦は、ハースストーンの主要な対戦モードです。
ここでは、あらかじめ作成したデッキを用いてランダムに選ばれた相手と対戦し、ランクの向上を目指します。
まず、ランク戦でプレイする前には、対戦に臨むためのデッキを作成しておく必要があります。
最初のメニュー画面にある最上部の「プレイ」ボタンをクリックすると、ランク戦に挑めるプレイ・モードに入場できます。
プレイ・モードの画面の左側には、あらかじめ作成したデッキの一覧が表示されます。
任意のデッキのボタンをクリックして、対戦で使用するデッキを選択します。
デッキ一覧の下部にある「コレクション」ボタンをクリックすると、最初のメニュー画面に戻ることなく、ダイレクトにコレクション・モードへ移動できます。
そしてコレクション・モードの退出時は、やはり最初のメニュー画面を挟むことなく、再びダイレクトにプレイ・モードへ戻ります。
ちょっとしたデッキの微調整の際に便利となる機能です。
画面右上にあるボタンより、カジュアル・モードでプレイするかランク戦でプレイするかを選択します。
カジュアル・モードは、勝敗によってランクが変動しない対戦モードです。
新たに作成したデッキを試すテスト・マッチの場としたり、特定のクラスの勝利が条件となるデイリー・クエストを消化する目的で利用できます。
通常のランキング戦へ臨む場合はランク戦を選択します。
選択内容を十分に確認し終えたら、右下の「プレイ」ボタンをクリックして対戦を開始します。
プレイ・モードの対戦では、独自のマッチメイキング・システムが対戦相手をサーチします。
プレイヤーのランクや対戦成績が考慮され、自分の力量に近いランダムなプレイヤーが対戦相手として自動的に選択されます。
ランク戦のランクには、1から50とレジェンドの計51段階があります。
ランクの数字が小さいほど上位となり、ランク1の上のレジェンド・ランクが最高位となります。
最初はランク50からスタートし、ランク戦で勝利を重ねるごとにランクが49、48、47と上昇していきます。
ランク戦で勝利するとスターを1つ獲得します。
ランクごとに、このスターが格納されるスロットが複数あり、スターがフルである状態で勝利するとランクが1つ上昇します。
ランク戦で3連勝すると、連勝ボーナスが発生し、スターを2つ獲得します。
3連勝以降も、連勝を1つ伸ばすたびにスターを2つ獲得します。
使用デッキや日付が変わっても連勝記録は継続されます。
ランク5、およびその上位のランクでは、この連勝ボーナスはありません。ランク戦で敗北するとスターを1つ失います。
ランクごとに、スターの数がゼロの状態で敗北するとランクが1つ下降します。
ランク50から21までは敗北してもスターを失いません。よって、ランクが20となるまではランクが下降することはありません。
「ランク20 + スター0」「ランク15 + スター0」「ランク10 + スター0」「ランク5 + スター0」はそれぞれ「ランク・フロア」に指定されていて、敗北してもスターを失わない状態となっています。
ランク20に到達した以降では、ランクが20未満となることはありません。
ランク15、ランク10、ランク5の各地点においても、そのシーズン(後述)においては、到達後にランクが下降しない措置が取られます。
ランク50~26は、新規に始めたプレイヤー向けの入門ランク帯です。
カード資産が豊富な既存の経験者が入場することはできず、習熟途中の新規プレイヤー同士の対戦が繰り広げられる場となります。
ランク45、40、35、30に到達するごとに「クラシック」パック3個が、ランク25(一般のランク戦に突入するポイント)に到達した時点で「クラシック」2パックと最新拡張4種類の2パックずつが、新規プレイヤー向けの入門ランク帯の報酬として用意されています(計22パック)。
ゲーム内の「オプション → その他」より、入門ランクから一般ランク(ランク25)へスキップすることも可能ですが、スキップを実行した場合は上記の特別報酬は発生しません。
なお、入門ランク帯においてはワンダフル・ウィズバンを作成できず(作成画面に現れない)、何らかの理由によって所有しても使用できません。
ランク1からランクが上昇すると、最高位となるレジェンド・ランクに到達します。
レジェンド・ランクのメダルには、現時点でのプレイ地域における総合順位が数字で表記されます。
もちろん、ランク戦の勝敗によって、この順位は変動します。
レジェンド・ランクに到達すると、そのシーズン(後述)においてはランクが下降することはありません。
また、レジェンド・ランクに到達すると、レジェンド Card Backが報酬として与えられます。
ランク25までのメダルと名称、および昇格に必要なスター数の一覧を以下に掲載します。
※クリックで閉じる
レジェンド
酒場のオヤジ
黒騎士
溶岩の巨人
山の巨人
海の巨人
戦の古代樹
サンウォーカー
フロストウルフの将軍
シルバーハンド騎士
オーガのメイジ達
大物ハンター
ウォーソングの武将
悪辣なる海賊
レイドリーダー
シルバームーンの守護兵
クエスト中の冒険者
トーレン・ウォーリアー
魔法使いの弟子
初級エンジニア
盾持ち
南海の甲板員
マーロックの襲撃兵
アージェントの従騎士
レプラノーム
アングリーチキン
ランク戦は、1か月ごとに区切られたシーズン単位で開催され続けます。
シーズンが終了すると同時に、その時点でのランクがシーズンの最終ランクとして確定されます。
レジェンド・ランクにおいては、各プレイ地域におけるプレイヤーの総合順位が確定されます。
新たなシーズンが開幕すると、全プレイヤーのランクがリセットされます。
そして、直前のシーズンで到達した最高ランクから4ランク下降したランクが、新シーズンにおける開始時のランクとなります。
新しいシーズンの開幕直後から、初心者と上級者との対戦が低ランク帯で実現しないようにするための措置です。
最高到達時に獲得していたスターの数も、そのまま新シーズンの開始時に反映されます。
例えば、直前のシーズンの最高到達ランクが「ランク5+スター3」であった場合は、新シーズンでは「ランク9+スター3」からのスタートとなります。
なお、一度でもランク20に到達したプレイヤーは、このリセットによってランクが20から21に降格することはありません。
ランク戦の各シーズンにはテーマが定められます。
例えば、2014年度の10月期のシーズンでは「Hallow’s End」というハロウィンのテーマが定められました。
テーマの題材にはWorld of Warcraftの要素が選ばれます。
上記のハロウィンのテーマは、World of Warcraftで毎年開催される季節イベントの「Hallow’s End」を題材としています。
シーズンのテーマは、ゲームの外部においてランク戦に装飾的な彩りを加えることが目的です。
ゲーム内にテーマの要素が登場することもなければ、テーマが試合内容に影響を与えることもありません。※クリックで閉じる
ランク戦では、シーズンごとに与えられる「ランク戦の宝箱」という報酬が用意されます。
宝箱の内容は、カード裏面のデザイン(Card Back)、ゴールデン版のカード、魔素(Arcane Dust)です。
シーズンごとに、ランク戦で5勝すると宝箱を獲得する権利を得ます。
宝箱にはランクが定められます。
闘技場(Arena)の報酬と同様に、宝箱のランクが高いほど内容が向上し、報酬のカードの枚数や魔素の量が増えます。
プレイヤーがそのシーズンで到達した最高位のランクが、宝箱のランクとなります。
例えば、到達したシーズン・ランクの最高位が11であり、その後にランク 15でシーズンを終えても、宝箱のランクは11となります。
クエスト・ログで現在の宝箱のランクを確認できます。
宝箱を獲得できる権利を得るまで(プレイ・モードで5勝する前まで)は、同じくクエスト・ログを参照することによって、宝箱の獲得に必要な勝利数を参照できます。
なお、宝箱が発生するタイミングは、現在のシーズンが終了して次のシーズンに移行する毎月1日の時点です。
獲得条件を満たしても、すぐにその報酬が得られる訳ではないことに注意してください。報酬となるゴールデン版のカードは、プレイヤーが作成および還元(Disenchant)できるカードだけとなります。
アドベンチャー・モードから入手できるカードのゴールデン版は宝箱に含まれることがありません。
また、レアリティがレジェンドのゴールデン版カードも宝箱に含まれることがありません。
宝箱には、シーズンのテーマの要素が盛り込まれた特別なCard Backが含まれています。
このシーズンごとのCard Backは、シーズンが閉幕した以降は入手できなくなります。
したがって、せめて毎月にランク戦で5勝して、この入手期間が限られたCard Backを収集されることをお勧めします。
宝箱の最高ランクはレジェンドです。
レジェンド・ランク到達以降の順位変動は宝箱の報酬の内容に影響しません。
闘技場の報酬とは異なり、宝箱は報酬の内容量がランクごとに定められています。
また、ランクが15、10、5へ到達するたびに宝箱の種類が切り替わり、内容が大きく向上します。
ランクごとの具体的な報酬の内容を以下に掲載します。
タイトル | ランク | 報酬内容 | 魔素(Dust) |
---|---|---|---|
海の巨人の財宝 | L | Card Back / コモン x3 / エピック x1 | 550 |
1 | Card Back / 魔素 x25 / コモン x2 / エピック x1 | 525 | |
2 | Card Back / 魔素 x20 / コモン x2 / エピック x1 | 520 | |
3 | Card Back / 魔素 x15 / コモン x2 / エピック x1 | 515 | |
4 | Card Back / 魔素 x10 / コモン x2 / エピック x1 | 510 | |
5 | Card Back / 魔素 x05 / コモン x2 / エピック x1 | 505 | |
オーガのメイジ達の金庫 | 6 | Card Back / 魔素 x25 / コモン x2 / レア x1 | 225 |
7 | Card Back / 魔素 x20 / コモン x2 / レア x1 | 220 | |
8 | Card Back / 魔素 x15 / コモン x2 / レア x1 | 215 | |
9 | Card Back / 魔素 x10 / コモン x2 / レア x1 | 210 | |
10 | Card Back / 魔素 x05 / コモン x2 / レア x1 | 205 | |
守護者の宝箱 | 11 | Card Back / 魔素 x25 / コモン x1 / レア x1 | 175 |
12 | Card Back / 魔素 x20 / コモン x1 / レア x1 | 170 | |
13 | Card Back / 魔素 x15 / コモン x1 / レア x1 | 165 | |
14 | Card Back / 魔素 x10 / コモン x1 / レア x1 | 160 | |
15 | Card Back / 魔素 x05 / コモン x1 / レア x1 | 155 | |
盾持ちのトランク | 16 | Card Back / 魔素 x25 / コモン x1 | 75 |
17 | Card Back / 魔素 x20 / コモン x1 | 70 | |
18 | Card Back / 魔素 x15 / コモン x1 | 65 | |
19 | Card Back / 魔素 x10 / コモン x1 | 60 | |
20 | Card Back / 魔素 x05 / コモン x1 | 55 |
2016年4月末に、デッキの構築ルールである「スタンダード・フォーマット」が導入されました。
それに伴い、プレイ・モードのランキング戦は「スタンダード」と「ワイルド」に分別されるようになりました。
デッキの構築ルールのことで、「スタンダード」と「ワイルド」の2種類があります。
「スタンダード・フォーマット」は、使用できるカードが最新のカードセットに限定された、初心者にも推奨されるルールです。
「ワイルド・フォーマット」は、過去にリリースされた全てのカードが使用できるルールです。
「ワイルド・フォーマット」仕様のデッキは、「スタンダード・フォーマット」のルールで用いることができません。
プレイ・モードのデッキ選択画面の右上にあるフォーマットの切り替えボタンをクリックすると、プレイする対戦フォーマットを変更することができます。
「スタンダード・フォーマット」に切り替えると「スタンダード」のランク戦を、「ワイルド・フォーマット」に切り替えると「ワイルド」のランク戦をそれぞれプレイすることになります。
「スタンダード」と「ワイルド」のランキングはそれぞれ独立したものであり、「スタンダード・フォーマット」におけるランク戦の結果は「スタンダード」のランキングだけに影響します。
定められる宝箱のランクは、「スタンダード」と「ワイルド」のランキングのうち、どちらか高い方が適用されます。
「スタンダード・フォーマット」のランキングが最低の25であったとしても、「ワイルド・フォーマット」のランキングが10に到達していたら、シーズン終了時の報酬となる宝箱のランクは10となります。
「ワイルド・フォーマット」の対戦だけでランク戦を5勝したとしても、宝箱を獲得する権利が与えられます。
ランキングが上下する仕様は、どちらのフォーマットでも従来と変わりありません。
どちらのフォーマットでも、ランクがレジェンドになるとレジェンド Card Backが報酬として与えられます。
- ランク戦において、1つのクラスで通算500勝を達成すると、そのクラスのヒーローがゴールデン版に変化します。
ヒーローがゴールデン版になると、対戦時におけるヒーローのポートレイトとヒーローパワーが金色の枠で縁取られ、それぞれの表示も動くアニメーションとなります。ランク戦でデッキを選択すると、そのデッキのクラスの通算勝利数が表示されます。
ランク戦での勝利だけが対象であり、カジュアル・モードや闘技場での勝利はカウントされません。
ランク戦の対戦フォーマットは「スタンダード」であっても「ワイルド」であってもカウントされます。なお、ヒーローがゴールデン版となっても試合内容に影響を与えることはありません。
- 公式に定められた期間におけるシーズンのランク戦(※スタンダード・フォーマットに限る)で優秀な成績を収め続けると、公式世界大会「Hearthstone World Championship」の予選の出場権が与えられます。
- ランク15に到達した時点で、おおよそプレイヤー全体の上位25%以内に位置することになると、公式に発表されています。
レジェンド・ランク到達者はプレイヤー全体のわずか0.5%しかいないとのことです。詳細については以下の投稿をご覧ください。
Hearthstone Express – あなたは、あなたが思っているよりも優れています! - ハースストーンがリリースされる前のベータ・テストの頃には、ランク戦のテスト・シーズンが4回開催されました。
ベータ・テストの不参加者との公平を保つために、報酬は一切用意されませんでした。ランクはNovice、Jouneyman、Copper、Silver、Gold、Platinum、Diamond、Master、Grand Masterの9種類で、どのランクにおいてもスターを3つ獲得した状態で勝利するとランクが上がるシステムでした。
Grand Masterのランクが開放されず、「Master + スター3つ」という状態が最高位だったので、「Three Star Master」が現在の「レジェンド・ランク」に相当するフレーズとして定着していました(例: Three Star Master デッキ)。
Hearthstone: Heroes of Warcraft Wiki – Ranked