「翡翠蓮」に関する情報は、彼らの本拠地であるガジェッツァンでも広く伝わっていませんが、パンダリア大陸から移住してきた集団であると考えられています。
パンダリアもまた、霧に包まれた謎めいた大陸です。
パンダリアはモンク僧の発祥の地でもあります。
「翡翠蓮」には修行僧を装った暗殺者も多数存在します。
パンダリア大陸を代表する種族が、パンダの姿をした獣人のパンダレンです。
自然とビールをこよなく愛する種族です。
大自然が広がるパンダリア大陸に生息している、独特な獣人種族の一つがホーゼンです。
猿の血統を色濃く継いでいて、猿と同様にイタズラ心が旺盛で、縄張り意識を強く持っています。
同じくパンダリア大陸の自然で生息している、ウサギ型の獣人種族がヴァーメンです。
危険性が低い静穏な種族で、いつも野菜――特にニンジン――を収穫することに余念がありません。
パンダリア大陸の海域を拠点とする、半魚人種族がジンユーです。
長寿で賢明で気難しく、当然のことながら水の扱いに精通しています。
大昔のパンダリア大陸で、旧神のヤシャラージュが創造した昆虫体の種族がマンティッドです。
ヤシャラージュの支配が解かれた後は、「クラクシ」と呼ばれるマンティッドの高僧たちが種族を率いて、パンダリアで独自の高度な文化を築きました。
「World of Warcraft: Mists of Pandaria」で一斉に登場した、パンダリア大陸の獣人種族たちが、「翡翠蓮」を構成する主要メンバーとなっています。
もちろん、「翡翠蓮」の種族や奥義はゲーム内で再現されることになります。
このコンセプト・アートの左下にある「翡翠蓮」のローグは、マンティッド種族であり、腕が4本あるためにダガーで効率よく切り刻める「パーフェクトなアサシン」として紹介されました。
中央下のヴァーメン種族は、両手にナックルを備えて大勢で襲いかかってくる、見た目よりも多分に恐ろしい「フワフワ・モコモコの集団」であるとのことです。
エレガントな様子である右側のジンユー種族は、体の表面が滑りやすくて回避力が高く、竹でできたヌンチャクを装備しています。
「翡翠蓮」によって一流の忍者に育成されたマーロック――後に飛刀手流忍者・六丸と判明――は、飛刀手(ヒトデ)型の手裏剣を投げつけています。
「翡翠蓮」のメンバーが装備している武器は、種族をリアルに再現するため、「World of Warcraft: Mists of Pandaria」の開発陣がデザインした武器を模倣しているそうです。
「World of Warcraft: Mists of Pandaria」のリリース直後の段階で最強のダガーであった、Dagger of the Seven Starsも左上に掲載されています。
(左)翡翠のゴーレムが抱える巨大な双刀のポールアーム
(中)アヤ・ブラックポーは穂先にエメラルドが施されたスパイク・チェーンを装備
(右)見た目が間違いなく暗殺者であるマンティッドの影の師匠のエモノは「翡翠蓮」の代表的なダガー
以下は、白眼とアヤ・ブラックポーの大小を比較させるコンセプト・アートです。
小柄なアヤの背後では、必ず大柄な守衛の白眼が付き従っています。
白眼の肩に備え付けられている鐘は、パンダリア大陸の古寺院で鳴らされる鐘そのものであり、いかに白眼が大きく力強いのかを表現しています。
また、小手は酒樽を加工したもので、こちらも白眼の巨大さを物語っています。