「コボルトと秘宝の迷宮」セットのリリース内容に含まれる、1人用のプレイ・モードです。
これは完全無料のコンテンツであり、かつ収集済みのカードを使用しないため、始めたばかりのプレイヤーでも楽しむことができます。ランダムに現れるボスや、ランダムに提供される獲得カードを駆使してクリアを目指す、いわゆる「ローグライク」なダンジョン探索をプレイするモードです。
初期デッキを構成するカードの枚数は少ないのですが、ステージをクリアするたび追加のカードが与えられて、デッキが強化されていきます。
その際には、ダンジョン専用の(コレクションとして収集できない)超強力な秘宝カードを追加で得られることもあります。
一度負けたらゲーム・オーバーとなり、最初からの挑戦になることも「ローグライク」を踏襲しています。
デッキの構築作業が不要であり、クラスを選ぶとすぐに第1ステージが始まるため、初心者も熟練者もすぐに気軽にプレイすることができます。
- 全8ステージで構成され、40種類以上も存在するボスの中からランダムに選ばれた1体が各ステージの対戦相手となります。
ステージが進むごとに、ボスの体力やヒーローパワーの内容が強くなります。 - プレイヤー側のヒーローの初期体力は15です。
ステージをクリアするごとに5ずつ増えていき、第8ステージでは50となります。 - プレイヤーは、最初に9つのクラスの1つを選んでダンジョンに臨みます。
各クラスごとに用意された固有の初期デッキ(構成カード枚数は10)を用いて第1ステージのボスと戦います。 - 初期デッキを含めて、ダンジョンの攻略中はデッキを自由に編集できません。
ステージのクリアごとに戦利品のカードがデッキに加わるだけであり、自分がコレクションとして所有しているカードを加えたりすることはできません。 - 全8ステージをクリアしたクラスは、クラスの選択画面において王冠のマークが施されます。
全てのクラスで8ステージ制覇を成し遂げると、報酬としてキャンドルの王者のCard Back(カード裏面デザイン)が与えられます。
ステージをクリアするごとに、プレイヤーは戦利品となるカードを3枚獲得します。
クラスごとにテーマが定められたカード・セットが3種類提示されるので、その中の1種類を選ぶと、セット内で提示されていた3枚がダンジョン・デッキに追加されます。
例えば、ドルイドの戦利品である「ジャングルの王者」セットは、獣ミニオンや獣と作用するカードを3枚提供します。
現有のダンジョン・デッキとの組み合わせが有効的になる戦利品を追加していくことが、ダンジョン攻略の大きなキーポイントとなります。
また、第1、第3、第5、第7ステージをクリアすると、それぞれの時点において特別な宝物の報酬が発生します。
ダンジョン攻略専用である宝物カードは、収集可能な通常のカードと比べては極めて強力な効果を発動します。
ランダムに提示される3種類の中から1種類の宝物カードを選択することで、それがダンジョン・デッキに追加されます。
もちろん、戦利品カードの報酬と同様に、現有のデッキとのシナジー効果が見込める宝物を優先的に獲得することが肝要となります。
第1ステージと第5ステージのクリア後に獲得できる宝物は、全て常時発動タイプの能力を有するものに限定されます。
これらはデッキに組み入れられるだけで、対戦時における第1ターンで自動的に発動し、永続的に効果を発揮し続けます。
常時発動タイプの宝物は14種類存在します。
第3ステージと第7ステージのクリア後に獲得できる宝物は、他の一般カードと同じように、一度のプレイで消費されるタイプのカードに限定されます。
いずれもコストに比しては強力な効果を発動しますが、デッキから手札に引き入れなければプレイすること自体ができません。
常時発動タイプではない宝物は32種類存在します。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
第4ステージ
第5ステージ
第6ステージ
第7ステージ
第8ステージ
全クラス共通で、初期の第1ステージおよび第2ステージにおいては、ボス本体にダメージを集中させる方が確実に速やかにクリアできます。
第1ステージと第2ステージのボスの体力は、それぞれわずかに10と15であり、大抵は回復能力も挑発ミニオンも豊富に持ち合わせておらず、攻撃呪文や武器のダメージだけでも倒すことができます。
逆に、いたずらに対戦を長引かせると、サリオナなどは竜王デスウィングを召喚してくるため、こちらの初期デッキでは太刀打ちできない展開になってしまいます。
後期のステージになるほどに有用度が減る思念撃破やヒロイック・ストライクなどの、低コストのダメージ呪文は、初期ステージにおいてはクリアへの近道をもたらします。
ダンジョン攻略において最も楽しい要素であり、最も重要なパートが、デッキの強化です。
自分のクラスや現有デッキと効果的に作用する報酬カードを選択することで、全クリアを果たす確率を高めることができます。
例えば、呪文ダメージ+3をもたらす魔術師のローブは、攻撃呪文が戦利品として多数発生するメイジでのプレイ時に大きな有利を得やすくなりますが、攻撃呪文が少ないウォリアーが獲得しても有用になりません。
逆に、武器のコストを1にするグロマッシュの腕当ては、武器を多数所有できるウォリアーが効果的に扱えますが、メイジにはほぼ無用の宝物となります。
その時点におけるデッキの構成内容や、すでに獲得済みの宝物とのシナジーも、戦利品や宝物の選択の判断材料となります。
断末魔ミニオンが多いデッキに育っていれば死霊のトーテムが獲得の有力候補となるし、その死霊のトーテムがデッキにあれば断末魔を持つカードの戦利品やワックス・レイジャーなどが獲得の有力候補となります。
通常対戦用のデッキの構築と同じように、マナ・カーブを意識したデッキのコスト調整も欠かせません。
つい、強力な高コストのレジェンドの戦利品ばかりに手を伸ばしてしまいがちになりますが、「ダンジョン攻略」でも中盤戦までの展開が勝敗に大きく影響を及ぼすので、序盤戦に高コストのカードが手札に多数余ると苦戦が必至となってしまいます。
早期に決着がつく初期のステージにおいては低コストの戦利品カードを選択し、長期戦も視野に入る後期のステージで高コストの戦利品カードを選択するなどは、理想的なデッキの強化の流れとなります。
デッキの強化と同程度に重要であることが、各ボスの戦略と行動を事前に熟知することです。
特に習慣づけておきたい行動が、対戦開始前に相手のボスのヒーローパワーを確認しておくことです。
ボスのポートレイトにカーソルを合わせることで確認できます。
いざ対戦が始まると、最初の手札の選択(マリガン)中には相手のヒーローパワーの内容を確認できません。
例えば、「溶岩まみれの広間」のヒーローパワーは「召喚したミニオンに2ダメージ」なのですが、それを忘れていると体力が2以下のミニオンを最初の手札にしてしまう恐れもあります。
また、対戦を通してボスが展開する戦略も把握しておかなければ、勝てる試合を落とすことにもなりかねません。
各ボスの基本的な攻略情報は、すべて後日に掲載する予定です。