4. グループ分けのアップデートについて
- パッチ「11.2」より、現在は7つであるグループ総数は6つ増えて、計13になる(レジェンド・グループは3から5に)。
- 新規グループはそれぞれ、各バケットの間に挟まれるようにして追加される。
「バケット1」「新バケット」「バケット2」「新バケット」「バケット3」…… - 新規グループはそれぞれ、「一つ高いバケット内におけるカードの下位50%」と「一つ低いバケット内におけるカードの上位50%」で構成される。「バケット1」
「バケット1の下位50% + バケット2の上位50%」 「バケット2」
「バケット2の下位50% + バケット3の上位50%」 「バケット3」
「バケット3の下位50% + バケット4の上位50%」 「バケット4」
「バケット4の下位50% + バケット5の上位50%」 「バケット5」
「バケット5の下位50% + バケット6の上位50%」 「バケット6」
「バケット6の下位50% + バケット7の上位50%」 「バケット7」例えば、「バケット1」と「バケット2」の間に新設されたバケットは、「バケット1」の下位50%のカード群と「バケット2」の上位50%のカード群で構成される。
- もし仮に、黒曜石の像が「バケット1」の下位50%に属しているとするならば、黒曜石の像は「バケット1」と「バケット1の下位50% + バケット2の上位50%」の2つのグループに属することになる。
- 「バケット1」の上位50%(最強中の最強カード)と「バケット7」の下位50%(最弱中の最弱カード)は、2つのグループに重複して属さないため、結果として出現率が下がる。
- カード・ドラフトにおける選択肢のバラエティが乏しいという問題を抱えており、グループの追加はそれを改善するためのアップデートとなる。
※要点
- アップデートでグループが増えることによって、グループごとの所属カードの組み合わせが増え、ドラフトにおけるカードの提示が多様化する。
- 最上位と最下位以外のカード群は全て2つのグループに属することになるため、相対的に最上位と最下位のカード群の出現率はおおよそ半減する。
5. ADWCTA氏の見解
ハースストーンのリリース初年度より闘技場のカードの評価を手がけているADWCTA氏は、早速この掲載に対する感想を投稿しています。
- 6つの新規グループの追加はいいアイデア。
- 最強中の最強カードと、最弱中の最弱カードの出現率がおおよそ半減することも素晴らしい。
いずれも、闘技場のゲーム・バランスに過剰な影響を与える存在であるから。 - 中立カードのウェイトは、クラスごとの評価によっても加減すれば、よりベターとなるだろう。
- 呪文と武器に出現率1.75倍のボーナスが今も適用されている仕様については疑問を抱く。
これは、ドラフトの旧制度において有用度が高いクラスカードの出現率を上昇させるために定められたボーナスであり、その旧制度はもう完全にモデル・チェンジされている。 - すでに、クラスカード全体の出現率にボーナスが適用されていて、カードの強さをカテゴリー化するバケット・システムが新設されている。
現行の制度においては、呪文と武器に対する「有用度が高いクラスカードの出現率を上昇させるため」のボーナスは不必要ではないか。 - 毎回にブリザード、剣竜騎乗、そして究極の侵蝕が提示される問題に私たちは直面している。
どうか、このボーナスは撤廃してほしい。
- 不明点 #1
レアリティ(基本とコモン、レア、エピック)ごとに乗算されている、レアリティ別の調整用ウェイトの具体的な数値。 - 不明点 #2
「勝率が低いバケットは出現率が低くなるよう調整」 → 対象のバケットの数と、具体的な調整値。 - 不明点 #3
過去にドラフトから排除された「クラシック」カードの現時点での評価。
現行のシステムにおいては排除し続ける理由がなく、それらは最弱のバケットに所属させてもいいのではないか。 - 不明点 #4
フレイムストライクなどの、過去に出現率が下方調整されたカードに対して、現在でもその調整が適用されているのかどうか。
されているならば、それを適用し続けることに対する現時点での評価。
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