本日の未明に、2月期よりランク戦の調整が施されることが公式に発表されました。
全てのランクに設けられた「スター5つ」の制度が再度変更され、ランク11以下では「スター4つ」または「スター3つ」に減少します。
スターとは、ランク戦で勝利すると獲得し、敗北すると失うポイントです。
ランク戦は、このスターを規定数だけ獲得するとランクが1つ上昇するシステムであり、「スター5つ獲得でランク上昇」という昇格条件が全てのランク帯において定められていました。
今回の調整によって2月期のシーズンからは、ランク15~ランク11では「スター4つ獲得でランク上昇」に、ランク50~ランク16では「スター3つ獲得でランク上昇」にそれぞれ昇格条件が緩和されます。
ランク10~ランク1では「スター5つ獲得でランク上昇」という昇格条件に変わりはありません。
次月を迎える際のシーズン・リセットで、次シーズンのランクが「最高到達ランクから4ランク下」に定められる仕様はそのまま継続されます。
この仕様となる前までは、レジェンド到達者でもリセット後にはランク16まで下降するシステムになっていました。
高ランク帯がランクを維持しやすい制度はそのままに、低ランク帯のモチベーションの向上が図られることになります。
そして、今回の仕様変更に伴い、リセット後に超過分となったスターは切り捨てられることが発表されています。
例えば、最高成績が「ランク10 + スター5つ」の状態でシーズン・リセットを迎えると、新シーズンのランクは4下降してランク14となりますが、ランク14の最大スターは4つであるので、「スター5つ」の状態は「スター4つ」まで切り捨てられます。
「全てのランクでスター5つ」というランク戦のシステムは、2018年3月に実施されたランク戦の改革によって定められました。
それまでのランク戦は、ランク15~11は「スター4つ」、ランク20~16は「スター3つ」、ランク21以下は「スター2つ」という制度でした。
今回の調整は、「スター2つ」の制度だけ復活しないものの、ハースストーンのリリース当初のスター構造に戻す措置となる訳です。
そもそも「全てのランクでスター5つ」にした理由は、当時の新規プレイヤーたちがすぐにランクを高めて、早期にベテラン・プレイヤーとマッチングすることになる事態を回避させるためでした。
そして、その半年後にはランク50~26の入門ランク帯が新設され、これが「すぐにベテラン・プレイヤーとマッチングする」という問題を大幅に解消していたものと思われます。
そればかりか「ランクを上げる道のりが長くて苦痛」というフィードバックが出始めるようになり、今回はそうした声に応じた仕様変更であるとのことです。