Hearthstone 公式サイト – Hearthstone™ World Championship Finalists Decided!
「2014 Hearthstone World Championship」のアメリカ地域予選の全日程が終了しました。
アメリカ地域の代表となり、見事に決勝進出を決めたのは以下の4名です!
おめでとうございます!
国名 | 選手名 | 所属チーム | Phase 1 成績 | Phase 2 成績 |
---|---|---|---|---|
アメリカ | Firebat | Copenhagen Wolves | 免除 | 10勝7敗 |
アメリカ | StrifeCro | Cloud 9 | 5勝0敗 | 9勝4敗 |
日本 | DTwo | DKMR | 7勝2敗 | 10勝6敗 |
アメリカ | Tarei | 6勝1敗 | 9勝5敗 |
アメリカ地域の代表となった4選手は、11月2日、7日、8日に開催される「2014 Hearthstone World Championship」の決勝大会へ進出し、世界一の栄冠をかけて戦います。
Firebat選手は、HearthstoneのRanked Playで第1シーズンから15位、27位、3位、20位、34位と5期連続で好成績を収め続け、文句なしにPhase 2へのシード出場を決めたトップ・プレイヤーです。
オンラインにおけるカップ戦でも数多くの受賞を重ねてきました。
デンマークのチームであるCopenhagen WolvesがFirebat選手を獲得した報道は、有名なチームのHearthstone参戦に対する驚きと、すでに強豪として名が知れ渡っていたFirebat選手に対する祝福によって、大きな話題となりました。
Phase 2のベスト8では、同じくシード出場を果たしたHyped選手との頂上対決を制しました。
名実ともにアメリカ地域最高の選手として、決勝大会で優勝を目指します。
StrifeCro選手は、長年に渡って「WarCraft 3」や「StarCraft 2」でハイレベルな戦いを繰り広げた、プロ・ゲーマーとしての経験値が高いプレイヤーです。
「Magic: The Gathering」のプレイ経験もある彼は、Hearthstoneがベータテストである頃から頭角を現し、今では世界的に有名なHearthstoneプレイヤーの一人です。
StrifeCro選手はDruidデッキの名手としても有名です。
Force of NatureとSavage Roarを織り交ぜたMid-range Druidの開発者でもあります。
Phase 2でも全ての対戦で初戦からDruidを投じ、そのDruidで9勝の内の5勝を挙げました。
Phase 2へ唯一勝ち上がった日本発のプレイヤーが、決勝大会へ進出しました!
DTwo選手は国籍が日本ではありませんが、日本語が堪能な日本在住のプレイヤーです。
お父様が日本人でいらっしゃるそうです。
日本代表としてのDTwo選手に、ぜひ声援をお送りください。
様々なコミュニティ・サイトに攻略記事を提供し、プレイ動画を配信し、カップ戦の主催まで手がけるプロフェッショナル・チームのDon’t Kick My Robot(DKMR)にDTwo選手は所属しています。
最後に決勝大会出場権を獲得したTarei選手は、勝利インタビューで「シーズンに参加するプレイヤーと現存するデッキはほとんど粗悪であり、きちんとしたデッキで臨めば決勝進出は難しいことではない」と言い切って、周囲の人々とコミュニティを騒然とさせました。
さらには、代表選出候補の一人であったTidesOfTime選手を破ったことを「Ranked Playにおいて何度も叩きのめした相手なので平常通りのこと」と評したことが、大舞台では行き過ぎた態度として物議をかもしています。
ミステリアスな雰囲気に満ちあふれた様子が魅力的なTarei選手は、決勝大会のダークホース(本人にとっては失礼にあたる表現かもしれませんが――)の筆頭として存在感を放ち、新たな大会の興味を提供してくれています。
粗悪とは一線を画すデッキとプレイを期待しています。
アメリカ地域予選のPhase 2の模様は、TwitchのHearthstone公式チャンネルで配信されています。
なお、ヨーロッパ、中国、韓国、台湾の各地域の代表も決定され、決勝大会へ進出する16名がそろいました。
ヨーロッパ代表はKaor、NumberGuy、GreenSheep、Kolentoの4選手です。
中国代表はQiruo(七若)、RunAndGun、Nicolas、Tiddler Celestial(小鱼鱼大仙人)の4選手です。
韓国代表はKranich、RenieHouRの2選手です。
台湾代表はtom60229、FrozenIceの2選手です。
これまではAdventureモードの「Curse of Naxxramas」専用であったNaxxramasゲーム・ボードが、他のプレイ・モードでも登場するようになりました。
クリックで発動する隠し要素も全て含めて追加されます。
これにより、ランダムで登場するゲーム・ボードはStormwind、Orgrimmar、Stranglethorn Vale、Pandaria、Naxxramasの5種類になりました。
全てのゲーム・ボードと隠し要素の詳細を参照するには、以下の投稿をご覧ください。
なお、Naxxramasゲーム・ボードが対人戦のプレイ・モードで登場しても、「Curse of Naxxramas」専用のミュージックは流れません。
公式世界大会のアメリカ地域予選・Phase 1を勝ち抜けたChalk選手とStaz選手が、アメリカで開催されるPhase 2への出場を断念し、これを欠場しました。
アメリカへ渡航するためのビザを取得できなかったことが理由です。
Chalk選手とStaz選手は、フィリピン国籍のフィリピン在住プレイヤーで、公式世界大会への参加資格を有し、アメリカ地域予選のPhase 1で7勝2敗の成績を残して見事にPhase 2への進出を決めました。
もちろん、アメリカのニューヨークで開催されるPhase 2へ出場する予定でしたが、アメリカ渡航のためのビザ申請が2回も却下されてしまいました。
様々な理由から、フィリピン人がビザを取得するのは簡単なことではありません。
Chalk選手とStaz選手のケースに関しても、フィリピンに帰国する保証がない(=アメリカに不法滞在する可能性がある)と決めつけられて、ビザの申請が許可されなかったとのことです。
主催のBlizzard社の支援を受けて2回目の申請にも臨みましたが、それも許可されませんでした。
この報道に対して残念に思うという声や、両選手に対する同情の声が多数挙がりました。
ルーマニア在住者が公式世界大会の参加資格を得られないために、目覚ましい活躍を続けるRDU選手が同大会への出場を断念した経緯もあります。
国籍や人種にかかわらず、誰もが平等に参加して世界一を目指す権利を得られる、本当の意味での世界大会が開催可能となる土壌が整うことを願います。
なお、Chalk選手とStaz選手の欠場が決定されたことで、Phase 1の最終順位決定戦で上位になったAnt選手とProtoHype選手が代わりにPhase 2へ出場しました。