2. ハースストーンの配信をチェックする場合、どのようなコンテンツを観ていますか?
続いては、一つだけの選択肢に答える設問です。
大会の実況解説 | 210 | 21.8% |
スタンダードの対戦 | 577 | 59.9% |
闘技場 | 36 | 3.7% |
コーチング | 12 | 1.2% |
面白いデッキの試合 | 108 | 11.2% |
その他 | 15 | 1.6% |
圧倒的に多く、過半数となった回答が「スタンダードの対戦」です。
対戦型ゲームにおいては、ハースストーンに限らず、実際にプレイしながら視聴者に語りかける実況配信が世界中で普及していて、大きなビジネス要素にもなっています。
ここで、いつか紹介しようとストックしていた、Tempo Stormが掲載した興味深い記事を取り上げます。
「ハースストーンがなぜTwitchで大成功を収めたのか」と題されたこの記事では、ハースストーンがリリース時から常にトップ3に入る人気配信ゲームであり続けた理由を説明しています。
- 「配信者と視聴者の直接的な対話が容易」
一瞬も目が離せないアクション・ゲームとは異なり、ターン制のハースストーンでは配信者に発言する余裕が十分にあり、視聴者もリアルタイムにコメントを拾ってくれることを期待できる。 - 「フォローしやすい」
そもそもハースストーンはルールが理解しやすいカードゲームであり、その配信を楽しむハードルも低い。 - 「配信者の多様性」
プロフェッショナルに徹するプレイで視聴者の熟達を促したり、あるいは様々な趣向を凝らしたプレイで視聴者を楽しませたりと、多様なタイプの配信者が出現する土壌がある。 - 「ゲームへのアクセスが容易」
ハースストーンは基本無料のゲームであり、PCの要求スペックも低い(そもそもモバイル端末があればPCがいらない)ため、配信を観た後で試遊してみたいと思ったら即座に始められる。 - 「コミュニティの質と規模が突出している」
世界中に名を知らしめるブリザード社のブランド・ゲームであるため、コミュニティの活動意欲が元から高い。 - 「ハースストーンが面白い」
世界一のデジタル・カードゲームであるハースストーンは、プレイするのはもちろんのこと、他人のプレイを観戦していても面白いゲームである。
いかにハースストーンが配信に適したゲームであるかということが、もっと認識され、国内でもより多くのハースストーンの配信者が誕生することを願うばかりです。
全体の2割強の回答が「大会の実況解説」でした。
この回答者の、他の設問の回答を眺めていると、「配信は公式の選手権大会だけ観る」というカジュアル層と、「大会におけるプレイングを学ぶために日常的に観る」というプロフェッショナル層の両極端に分かれているようでした。
いわゆる「ネタデッキ」「ファンデッキ」などの観戦を含めた、ハースストーンにバラエティ性を求める「面白いデッキの試合」の視聴者層も意外と多く、11%の回答を集めました。
その他には「ランク戦と大会の両方」「選択肢の全部を観ている」「配信は観ない」などの回答がありました。