「大魔境ウンゴロ」では、新しい種族として「エレメンタル」が追加されます。
そのエレメンタル種族の特有のメカニズムが公式に発表されました。
「大魔境ウンゴロ」で登場するエレメンタル種族のミニオンの多くは、直前のターンにエレメンタル種族のミニオンカードをプレイしていると、能力のボーナスを得ます。
例えば7/4/4であるストーン・センチネルは、直前のターンにエレメンタル種族を手札から召喚していた場合は、2/3の挑発ミニオンを2体召喚します。
9/5/5であるオズラックは、直前のターンにエレメンタル種族を6体召喚していた場合は、5/35の挑発ミニオンと化します。
いずれもボーナスが発動されれば強力ですが、そうでない場合は、コストに比しては大変弱いミニオンとなります。
このエレメンタル種族特有のメカニズムは、プレイヤーが手札からエレメンタル種族をプレイして召喚した行為だけを参照します。
直前のターンに、エレメンタルがデッキから場に直接配置されたり、呪文等のランダム効果によってエレメンタルが配置されていても、それだけの事象ではボーナスは発動されません。
直前のターンにエレメンタルをプレイしたかどうかが参照されるため、前の前のターンと、その以前までにエレメンタルをプレイした行為は影響を与えません。
対戦中に多数のエレメンタルを手札から召喚していても、直前のターンでエレメンタルを手札から召喚していなければ、オズラックは体力上昇のボーナスを一切受けません。
手札にあるエレメンタル種族が、特有のボーナスを発動できる場合は、カードの周囲が独特に光ります。
同じターンの間ではなく、連続したターンのプレイによってボーナスの獲得が完結します。
もちろん、エレメンタル種族のミニオンカードを多く組み入れている方が、このボーナスを発動させやすくなります。
そのことを補助する、エレメンタルを手札に追加するカードも複数用意されます。
ボーナスの獲得までには2ターンをまたぐため、対戦相手に警戒する猶予を与えることになります。
極端な例ですが、オズラックを大型化させようとして、直前の第8ターンに目一杯のエレメンタルを召喚した後に、異変を察した相手がフロストノヴァと終末予言者を展開すると、その試みは失敗に終わってしまいます。
3月21日の時点では、すでに6種類の新しいエレメンタル種族のミニオンカードが発表されています。
「大魔境ウンゴロ」では、合計で25種類のエレメンタル種族が登場するとのことです。
伝統的にエレメンタル魔法に精通している、シャーマンとメイジが、より多くのクラス専用エレメンタルを保有することになるようです。
しかしながら、中立や他のクラス専用のエレメンタルも存在するので、この2クラス以外もエレメンタルを有用に扱える可能性があると補足されています。
現在のターンに限らない、先のターンの見通しも考慮することが、これまで以上に重要になることが、エレメンタル起用の「楽しい点」であると公式にアピールされています。
したがって、どちらかと言えば、中長期戦用のコントロール・デッキに適した種族ボーナスになりそうです。
以下の18種の、収集可能な既存のミニオンカードが、「種族なし」から「エレメンタル種族」に変更されることが併せて発表されました。
「大魔境ウンゴロ」では25種類のエレメンタルが追加されるので、エレメンタル種族は合計43種類存在することになります。
全種族の中で、獣とメカに次ぐ3番目の多さを誇ります。
2017年度の「スタンダード」マンモス年では、スタンダード落ちする(している)5種を除いた38種類のエレメンタルを扱えます。
「精霊(エレメンタル)がわさわさしている」ことを感じ取れるシャーマンが、最多のクラス専用エレメンタルを保有することになりそうです。