【06/22 ~ 08/01】
カードパックがレジェンド重複回避の仕様へ変更
現地時間の8月1日に、ハースストーンの全てのカードパックに以下の修正が施されました。
- パックから出現するレジェンド・カードがコレクションと「ダブらない」
- 過去に未開封であるセットのパックは10回の開封以内でレジェンド・カード1枚確定
より多くの種類のレジェンドをそろえやすくさせる仕様の変更であり、当然のことながらコミュニティは大きな喜びを示しました。
「最初の10開封以内レジェンド確定」は、全ての種類のカードパックに適用されることでもあり、例えば「旧神のささやき」パックや「仁義なきガジェッツァン」パックを開封したことがないプレイヤーは、それぞれの最初の10開封以内に必ずレジェンドを1枚ずつ獲得できることになります。
ランク戦の宝箱の報酬に始まり、レジェンド付きの歓迎バンドルの販売、フレンド対戦によるクエスト達成、そしてこのパックの修正と、リリース当初に比べてカードの収集のしやすさは格段に高まっています。
また、1つのカードパックからは同じカードが3枚以上出現しなくなるようになったことも、併せて発表されています。
一方で、沸き起こった歓喜の声に逆らうように、「ハースストーンはお金がかかるゲームになりつつあるから」などと愚痴をつぶやく者も少なからず出現しました。
最近のカードセットではクラス専用レジェンドの2枚リリースが常習化されて、高価であるレジェンド・カードの総数が増えたことに加えて、特定のレジェンド・カードなしには低ランク帯でも苦戦する現状に対する不満を、カジュアル・プレイヤーの一部が抱いているようです。
【09/05 ~ 09/18】
パッチ「9.1」で基本カードを含む5種類のカードが弱体化
カード内容の変更は常にコミュニティの注目を集めますが、この弱体化修正は一際(ひときわ)大きい反響をコミュニティの間で引き起こしました。
「基本」セットのカードが3枚も弱体化の対象となったことが、まず話題を呼びました。
常にどのようなデッキでも起用され続けてきた練気と烈火の戦斧がとうとう弱体化の「制裁」を受け、結局はいずれもトップ・シーンからは姿を消すことになりました。
いつの時代も使用可能であり、新規プレイヤーも無料で扱える「基本」セットのカードが強力だと、初心者にとっては利点になるけれども、現状では拡張セットの新カードのインパクトを過剰に薄めていると公式に弁明されました。
賛否が入り交じる議論を始めたコミュニティは、発表された際の公式サイトの説明文に注目すると、否定側も賛同側もひっくるめて大きな反発を表すようになりました。
「烈火の戦斧の変更点は直感的であるようにしたかった」と述べられたまでは良かったのですが、続けて「カードの上部に記されているマナコストは手札で常に視認可能であり、プレイヤーに混乱をもたらしにくいから、そのマナコストを変更することにした」と書いてしまったことで、あらぬ騒動を呼び込んでしまいました。
馬鹿にされたかのように感じたコミュニティの悪ふざけが頻発するようになり、「もう混乱は起こしません! 手札カードの攻撃力、体力、武器の攻撃力、武器の耐久力が常に視認できる、『あべこべ酒場』が今週の酒場の喧嘩です!」という創作の喧嘩を紹介するRedditの投稿が大ウケしました。
「プレイヤーは混乱中」のスレッドの乱立で異様に盛り上がるコミュニティに対し、わざわざ開発陣のBen Brode氏が、「私たちは決してプレイヤーたちを馬鹿にしているわけではない」という当たり前の弁明に追われる事態となってしまいました。
もう、ハースストーンでは「混乱させる」の一言を封印する方がいいのではないかと思われます。
肝心のカードの修正内容についても様々な意見が飛び交い、プロ選手から一般プレイヤーまで多くの人々が所感を述べ、話題は大きく活性化しました。
上記の「馬鹿にされた」発言を除外しても、全体的に賛同する声よりも否定的な声の方が、やや多かったと見受けられました。
当時に「敵なし」と呼ばれるほどの一強時代を築いた翡翠ドルイドに対する抑止力が弱いと訴えられることが多く、コミュニティが切に望んでいた究極の侵蝕の弱体化は、結局は受け入れられることがありませんでした。
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