近い将来にハースストーンへ適用されるパッチ「10.4」の内容に、闘技場の仕様変更が含まれることが、リード・システムデザイナーのKris Zierhut氏から発表されました。
「レアリティ」
闘技場のデッキを作成する際に行うカード・ドラフトでは、ランダムに提示される3枚の中からカードを1枚選択することを繰り返します。
その際には、「フリーまたはコモン」「レア」「エピック」「レジェンド」の各レアリティが統一されて3枚提示されていました。
このルールが廃止され、ドラフト時には、レアリティが異なるカードが提示される場合もあるようになります。
例えば、コモン、レア、エピックの各レアリティのカードが一度のドラフトで提示されることもあるのです。
なお、1、10、20、30回目のドラフト時においては、これまで通りに「レア以上」のカードだけが提示されます(フリーまたはコモンは一切提示されない)。
「相対的な強さ」
各ドラフト時に提示される3枚のカードは、いずれも「相対的に強さが同等」となるように調整されるようです。
公式に発表された動画においては、ファイアーボール、レイラインの操り手、始祖ドレイクの3枚が「同等な強さ」であるとして、ドラフトで同時に提示されています。
その「強さ」の基準や、強いカード群と弱いカード群の出現比率については明らかにされていません。
「闘技場専用カード」
「BlizzCon 2017」の特別イベントにおいて、来場者による多数決で採択された、闘技場専用カードがついに登場するようになります。
各クラスに1種類ずつ用意されていて、実際にカード・ドラフトでピックせねば使用できません。
これらは闘技場だけで登場するカード群であり、作成してコレクションすることはできず、闘技場以外の対戦においては登場しません。
期間限定の追加であり、一定期間が過ぎると闘技場でも登場しなくなります。
※追記
次の拡張セットのリリース日をもって、これらの闘技場専用カードが除外されることが追って発表されました。
「出現率の調整」
- パッチ「10.4」のリリース時においては、一時的に、最新の拡張セット(現在は「コボルトと秘宝の迷宮」)のカード出現率が高くなるという措置が無効になります。
- 「バリュー」が低いカードの出現率が減少します。
具体的なカード名や減少率については明かされていません。 - クラス専用カード、および呪文と武器の出現率や、すでに闘技場のドラフトから除外されているカードについては変更がありません。