先週突然に公式のツイッターで予告されたバランス調整の内容が、16日未明に公式サイトで発表されました。
今回は3種のミニオンカードが調整の対象となり、その全てがマナコストを増やされる弱体化修正となっています。
これらの変更は、現地時間の10月18日に実施されるとのことです。
(※マナコスト 5 → マナコスト 7)
「博士のメカメカ大作戦」のリリース以降、使用率の統計で全カード中のトップの座に君臨し続けていたミニオンです。
1か月前に「開発だより」と題するアップデートの公式予告において、このカードは人気が高いことが認められていながらも、「今のところバランス調整を行う予定はない」と断言されたばかりのことでした。
開発陣は「強力な中立の挑発ミニオンを作成するリスクを負うことは必要」であると感じていながらも、含み笑う発明家については、本来の役割よりもはるかに強力な存在になってしまったと評しました。
最初はマナコストを6にする弱体化修正をテストプレイで試してみたものの、現在と将来の両方の対戦環境においてコスト6の含み笑う発明家は、なおも適切ではない高いパワー・レベルを有していたとのことです。
コストを7までに増やすことで、進化シャーマンなどの特定のデッキ以外における起用率が大幅に下がり、特にクエスト・ローグのデッキにおける効力が激減するものと考えているそうです。
(マナコスト1 → マナコスト2)
第1ターンでプレイできるか否かが試合を決定づけるような、強力な1マナ・ミニオンの存在が、開発陣の間で否定的に捉えられつつあるようです。
マナ・ワームが存在することによって、メイジの強力な低コストの呪文が作成しづらい事情も明かされています。
コストを2に増やすことで、低コスト呪文を多用するようなデッキでは依然として起用される一方で、それ以外のデッキにおいては出現率が下がるものと予測されています。
(マナコスト9 → マナコスト10)
アヴィアナの弱体化は「ワイルド・フォーマット」向けの調整です。
忘却王クンと併用することで1ターン内における行動力を爆発的に増やす、いわゆる「アヴィクン・コンボ」に代表される、ドルイドのコンボの中核として多用されてきたミニオンです。
今回の変更によって、練気やコインをコンボに加えなければ、「アヴィクン・コンボ」などを発動できなくなると説明されています。
さらには、最高サイコメロンによってアヴィアナと忘却王クンの両方が同時にドローできなくなるとも解説されています。
弱体化を受けるこれらの3種のカードはすべて、調整が実施されると、還元した際の魔素の量が作成時と同等まで増える措置が施されます(例: レジェンドのアヴィアナ … 還元魔素量 400 → 1,600)。