2018年における日本特有の国内ニュースを、ジャンル別にダイジェストでお送りします。
今年のハースストーン選手権ツアーは、公式大会の「ツアー・ストップ」を各国に設けて、世界中を駆け巡りました。
日本人プレイヤーもアジア・オセアニア地域を中心に参加し、まず最初の「HCTシドニー」でGlory、Okasinnsuke、Hikageの各選手が本戦への進出を果たしました。
それを皮切りにしてTredsred選手が複数の「ツアー・ストップ」に出場すると、いよいよ夏季には日本の東京が「ツアー・ストップ」の舞台となることが発表されました。
その「HCT東京」の決勝大会にはHinaya、Machamp、Kamaretai、Satelliteの各日本人選手が出場し、「今年度最高プレイヤー」Hunterace選手も来日参加して、そしてhinaya選手が見事に優勝をおさめました。
ブリザード主催のハースストーンの公式世界大会においては史上初めてとなる、日本人の単独優勝という大きな快挙が成し遂げられました。
さらに、続く「HCT台中」ではHoro選手が優勝し、2大会連続で日本のプレイヤーが「ツアー・ストップ」を制覇したのでした。
世界選手権の決勝大会進出者を決めるシーズン選手権に関しては、Tansoku選手とGlory選手の両名がアジア太平洋の夏季プレイオフを勝ち抜き、6月末開催の夏季選手権にアジア地域代表として出場しました。
世界戦に挑んだ2選手に対して日本からの激励ツイートが凄まじいほどに送られた他、2選手を密着取材したテレビ番組が放送されました。
※ツアー・ストップとシーズン選手権に出場した日本のプレイヤー一覧
- HCT シドニー
Glory(ベスト12) / Okasinnsuke(ベスト12) / Hikage(ベスト16) - HCT バンコク
Tredsred(ベスト12) - HCT 台北(タイペイ)
Tredsred(ベスト8) - HCT ソウル
Tredsred(ベスト24) - 夏季選手権
Glory(ベスト12) / Tansoku(ベスト12) - HCT 東京
Hinaya(優勝) / Machamp(ベスト4) / Kamaretai(ベスト8) / Satellite(ベスト12) - HCT 台中(タイジョン)
Horo(優勝)
今年度に最もメディアに取り上げられた日本人プレイヤーはTredsred選手でした。
7月には4Gamerからスポンサードを受ける専属のプロ選手に転向――
そして8月のアジア競技大会・ジャカルタでは、ハースストーンの日本代表選手として出場しました。
このアジア大会においては、「StarCraft 2」や「リーグ・オブ・レジェンド」、国内タイトルの「ウイニングイレブン 2018」なども含まれたe-Sports部門が、初めて仮採用されたのです。
このことをきっかけに日本国内で「eスポーツ」という単語がより広く知れ渡るようになり、それに伴って国内の主要なメディアが続々とTredsred選手についても言及していました。
TOKYO MXは、Tredsred選手のアジア大会出場を主題とした特別ドキュメンタリー番組を放送しています。
今年度の公式国別対抗戦「グローバル・ゲーム」では、リーダーのTredsred選手を筆頭に、残りの3名はPosesi、Oyatsu、Trahison(Ombre)の各強豪選手が投票で選出され、日本代表チームとして世界戦に臨みました。
DEKKI主催の国際団体戦「RumbleStone」では、やはり投票によってMachamp、あれっくす、Oyatsuの各選手が日本代表として選出され、こちらは見事に優勝を果たしています。
メインとなる「スタンダード・フォーマット」のランク戦だけでなく、「ワイルド・フォーマット」や闘技場でも、日本国内の選手が目覚ましい活躍を繰り返して毎月のようにトップ・ランカー入りを果たしている事実をご存知でしょうか。
「ワイルド」や闘技場のランク戦における日本は世界でも有数の高いレベルにあり、日々切磋琢磨する日本のプレイヤーたちは、今年度も素晴らしいパフォーマンスを披露してきたことを、改めてこの機会に紹介します。
今年の「ワイルド」王者を決める「Wild Open 2018」では、Tako3選手とRaypeko選手がそれぞれ、アジア最終予選の出場者決定戦まで上り詰めています。
秋季の「ハロウェンド」の特別企画として開催された、闘技場プレイヤー向けのイベント「ゴールドラッシュ」においては、アズモ選手が978名中の3位に入賞し、賞金3千ドルを獲得しました。