【2018年3月】
闘技場の仕様変更
去年までは「年を重ねるたびにクソゲー化している」とコミュニティの代表からも嘆かれていた闘技場が、今年はフィードバックに基づいて数々の改革と透明化が図られたことで、多くの闘技場のプレイヤーを納得させました。
まず、3月にはカード・ドラフトの「レアリティの統一」という仕様が廃止され、「提示カードの相対的な強さの統一」に変更されるという思い切った変革が実施されました。
その3か月後の6月には「相対的な強さ」に統一されたドラフトの仕組みがさらに詳細に解説され、出現率に影響する「カードのウェイト」や、「バケット」と名付けられたカードのグループ分けについての情報が明かされました。
これらのアップデートがおおむね好評だった一方で、改革に伴う既存の出現率の見直しを求める声が挙がると、それにも対応するようにして8月に、呪文と武器の出現率ボーナスとレアリティの出現率の調整が果たされました。
同時に、全カードの所属バケットとドラフト出現率のデータも、包み隠さずに公表されました。
さらには年末に、現行制度においては「排除済みカードの排除は不要」という最後の要望にも応えてそれらがドラフトに復活し、闘技場のトップ・プレイヤーたちが歓喜した「精神支配技士のドラフトからの排除」も実施されました。
闘技場のレビュアーの第一人者であるMerps氏は、ツイッターで「本当によく耳を傾けて迅速に調整を実施してくれている。闘技場の将来の変革やゲームの全体像について大きな期待を寄せている」と、闘技場の開発チームに賛辞を寄せています。
なお、3月には「BlizzCon 2017」の来場者による多数決で採択された闘技場専用カード9種類が、一定期間に実際のカード・ドラフトで登場しています。
【2018年12月】
「天下一ヴドゥ祭」のリリース
今年の「BlizzCon」のステージで、「ワタリガラス年」最後の拡張セットである「天下一ヴドゥ祭」が発表されました。
原作「World of Warcraft」のメイン種族の一つであるトロルを主要テーマに据えた作品であり、彼らが崇拝する精霊のロアと、好戦的なトロルたちの乱闘模様が描かれました。
新キーワードの血祭、ロアと精霊ミニオン、先行販売の報酬のラスタカン王、そしてヒーローカードのズルジンなどが注目を集める要素となりました。
原作の「Warcraft」の登場キャラクターも多く含まれる今作品は、ラスタカン王が死亡する「World of Warcraft」の「ザンダラリ・トロル」パッチの適用とタイミングが同調されていて、両作品のコンテンツのリリースが綿密に連動していたことも特筆すべき特徴です。
競技シーンでは、「呪文ハンター」のデッキを大きく躍進させたズルジンとエサ付きの矢がリリース当初から多用された他、ぶんどり部隊という強力なツールを得た「キングスベイン・ローグ」が(吸血毒が弱体化されるまで)台頭しました。
拡張セット #10: 天下一ヴドゥ祭
カードリスト – 拡張セット #10: 天下一ヴドゥ祭
「天下一ヴドゥ祭」フレーバー・テキスト一覧
ソロ・アドベンチャー「喧嘩祭」プレイガイド
「BlizzCon」における開発陣のプレス・カンファレンス
「天下一ヴドゥ祭」発表直後の開発陣のインタビュー集
不老不死の大祭司のメカニズム
「天下一ヴドゥ祭」新カード発表スケジュール
「天下一ヴドゥ祭」プレリリース・パーティの概要
Redditにおける最新の対戦環境に対する応答集
メタ・レポートとデッキ・ランキング: 2018/12
特別コラム #1: トロル種族の分裂と盛衰
特別コラム #2-1: トロルの三大独立帝国「アマニ編」
特別コラム #2-2: トロルの三大独立帝国「グルバシ編」
特別コラム #2-3: トロルの三大独立帝国「ドラッカリ編」
特別コラム #3: ザンダラリ帝国とラスタカン王
2018年 総合ニュース・ハイライト
<目次>
【日本国内編】 |
競技シーン |
炉端の集い |
プロモーションと配信コンテンツ |
【グローバル編】 |
第25位: ランク圏外のニュース |
第24位: 「激怒」のキーワードの撤廃 |
第23位: 「時をかける酒場」と闘技場専用カード |
第22位: ハースストーンのプレイヤー人口が1億人を突破 |
第21位: イベント「凍てつく玉座の日々」の開催 |
第20位: 「グローバルゲーム 2018」の開催 |
第19位: Tom60229選手が第4代目の世界王者に |
第18位: ハースストーン「開発だより」 |
第17位: 「ハースストーン選手権 2018-2019」の開催 |
第16位: イベント「無料パックの日」の開催 |
第15位: イベント「ハロウェンド」の開催 |
第14位: ミニオンの種族変更 |
第13位: TotalBiscuit氏の死去 |
第12位: ランク戦の仕様変更 |
第11位: イベント「Quest for Packs」の開催 |
第10位: 闘技場の仕様変更 |
第9位: 「天下一ヴドゥ祭」のリリース |