グループに加入させたいキャラクターをターゲットしてから/invと打つと、そのキャラクターをグループに招待する。
ターゲットをせずとも/inv キャラクター名と打てば、指定のキャラクターを招待できる。
異なるサーバー (Realm) のキャラクターでも/inv キャラクター名-サーバー名で招待できる。
グループ未加入のソロ状態か、グループのリーダー(Raidならアシスタントも)である場合に利用できる。
あまり知られていないが、/requestinvite キャラクター名のコマンドで指定のキャラクターが所属するグループへの参加を要請できる。
許可されると、そのグループへ参入できる。
グループ活動中にAltキャラ(サブ・キャラ)へ切り替えるケースなどでスムーズに再加入を果たせる。
他者をInviteできないトライアル・アカウントでも、このRequest Inviteを送ることはできる。
リクエストを送る相手側のキャラクターは、グループ未加入のソロ状態か、グループのリーダー(Raidならアシスタントも)でなければならない。
リーダーは(Raidならアシスタントも)/uのコマンドを打つだけでターゲットをグループから排除できる。
/u キャラクター名でも可能だ。
逆に自分からグループを抜けたいときには/run C_PartyInfo.LeaveParty()と打つ。
こちらはタイピングが面倒なのでマクロに登録して利用する方がよい。
最近追加された、カウントダウン用のコマンド/cd 秒数を知らない人もまた多い。
/cd 10と打てば、Addon等を必要とせずに10秒のカウントダウンを開始できる。
Ready Checkも/rcと打つだけで送れる。
/prと打つと、ターゲットしているグループ・メンバーにリーダー権を譲渡できる。
ターゲットせずとも/pr キャラクター名でも可能。
いずれもグループのリーダーだけが(Raidならアシスタントも)行使できる。
リーダーは/run C_PartyInfo.ConvertToRaid()のコマンドでグループをRaidに切り替えられる。
/run C_PartyInfo.ConvertToParty()のコマンドで5人制Partyに戻せる。
以下のマクロによって1ボタンでRaidとPartyを交互に切り替えることが可能だ。
/run C_PartyInfo.ConvertToParty()
Raidの詳細パネルとRaidのロック状況は/raidinfoからアクセスできる。
RaidパネルやAddonを介して設定されることが多いMain Tank (MT)とMain Assist (OT, MA)も、それぞれ/mtと/maのコマンドで簡単に指定できることは知っておいた方がよい。
/mtoffと/maoffのコマンドで解任できる。
グループ内で獲得アイテムの希望者が複数いる場合は「Roll」で解決されるケースが多い。
「Rollして」のコールと共に、各希望者が1から100までの乱数を出力して、その最大値を出した者が当選するという手順を踏む。
その1から100までの乱数を出力するコマンドが/rollだ。
「rolls 60 (1-100)」は、1から100までの乱数を生成した結果の「60」を出力したことを意味する。
/roll 最小数字-最大数字と数字を指定すれば生成する乱数の範囲を指定できるが、グループ内では使われない。
/roll 100-100と打てば必ず100が出力されるが、「rolls 100 (100-100)」と指定した範囲も同時に出力される。
判定する者はこのような「偽のRoll」に引っかかってはならない。
グループ内では、設定したマーカーをメンバー全員で視認し、それを各種の目標と定めることができる。
キャラクターに設定するターゲット・マーカーは、対象のキャラクターをターゲットしてから/tm 数字のコマンドを打つことで付与できる。
/tm 2… Circle(オレンジ色の円)
/tm 3… Diamond(紫色のダイヤ)
/tm 4… Triangle(緑色の三角)
/tm 5… Moon(銀色の月)
/tm 6… Square(青色の四角)
/tm 7… Cross(赤色のバツ印)
/tm 8… Skull(白色のドクロ)
/tm 0と打てば、ターゲットしているキャラクターからマーカーを除去できる。
なお、ターゲット・マーカーを付与するだけならば、最近ではキー・バインドを設定して利用することもできる。
任意の場所の地表に設定するワールド・マーカーは/wm 数字のコマンドで指定できる。
マーカーの種類に対応する数字は以下のとおり。
/wm 2… Triangle(緑色の三角)
/wm 3… Diamond(紫色のダイヤ)
/wm 4… Cross(赤色のバツ印)
/wm 5… Star(黄色の星)
/wm 6… Circle(オレンジ色の円)
/wm 7… Moon(銀色の月)
/wm 8… Skull(白色のドクロ)
ワールド・マーカーを解除する場合は/cwm 数字のコマンドを用いる。
指定した数字の種類のワールド・マーカーが除去される。
/cwm 0と打てば、全てのワールド・マーカーを解除できる。
マクロ化する場合には、まるでマーカー向けに用意されたかのように適合しているアイコンを指定すると使いやすい。
「Larger Macro Icon Selection」などのアイコン検索のAddonを導入しているならば、検索ウィンドウに「ability_xaril」または「ability_iyyokuk」と入力すればそれらが抽出される。
Addonを導入していない、あるいは使えない場合は、アイコン選択画面の最上部からスクロール・バーを22回押せばたどり着ける(2022年10月時点・マクロ初期設定時)。
/use [mod:shift] Healthstone; 回復ポーション名
Shiftキーを押せばHealthstoneを、そうでないときは指定した回復ポーションを使用する。
[mod:alt]や[mod:ctrl]に書き換えれば、併用キーをAltやCtrlに変更できる。
/use [mod:shift] Healthstone; [mod:alt] ポーション名(1); [mod:ctrl] ポーション名(2); ポーション名(3)とすれば、併用キー別に複数のポーションの使用を1つのマクロに登録できる。
この使い分けは他のFoodやFlaskなどの各種Consumableにも活用できる。
/cast [button:2] Numbing Poison; [button:1] Instant Poison
右クリックすればNumbing Poisonを、左クリックすればInstant Poisonを使用する。
ホイール・クリックの[button:3]、「戻る」の[button:4]、「進む」の[button:5]の条件式も利用できる。
もちろん、こちらも他のFoodやFlaskなどの各種Consumableにも活用できる。
Modキーの併用とクリック別の使い分けはひとまとめにできる。
以下のように、Shiftの有無とクリックの左右の組み合わせによって4種のPoisonを1つのマクロに統合することもできる。
/cast [mod:shift,button:2] Crippling Poison; [mod:shift,button:1] Wound Poison
/cast [button:2] Numbing Poison; [button:1] Instant Poison
前述したマーカーも8種を1つのマクロに統合できる。
/cwm [button:3] 0
Ctrl+右クリック … Circle(オレンジ色の円)
Alt+左クリック … Diamond(紫色のダイヤ)
Alt+右クリック … Triangle(緑色の三角)
Shift+左クリック … Moon(銀色の月)
Shift+右クリック … Square(青色の四角)
左クリック … Cross(赤色のバツ印)
右クリック … Skull(白色のドクロ)
ホイール・クリック … マーカー解除
/use Conjured Mana Bun
/use 任意のFood名(1)
/use 任意のFood名(2)
/use 任意のFood名(3)
Foodは使用の際にGCDを伴うので、1つのマクロに収めれば最上位に指定したアイテムしか消費しない。
この回復用Foodのマクロは、Mage TableからもらえるMage Foodを所有していればそれを優先的に消費し、そうでなければ常用しているFoodを消費する。
常用するFoodも複数登録しておけば、異なる購入先から異なるFoodを調達しても対応できる。
/use Healthstone
/use “Third Wind” Potion
/use Phial of Serenity
/use 任意の回復ポーション名
回復ポーションは使用後に回復ポーション全体のCooldownを課すので、やはり1つのマクロに収めれば最上位に指定したアイテムしか消費しない。
限定的な状況でのみ使用できるポーションをマクロの上位に登録することで、その状況下では常用している回復ポーションを使用することなく節約できる。
HealthstoneのCooldownは回復ポーションのCooldownと分別されているので、同じマクロに同梱することで回復ポーションと同時に使用できる。
/use [mod:shift] 任意のWeightstone名; 任意のSharpening Stone名
/use [button:2] 17; 16
/click StaticPopup1Button1
砥石アイテムを1ボタンで武器に使用するマクロ。
Shiftを押しながらクリックすると鈍器 (Blunt Weapon) 用の砥石を、普通にクリックすると鋭器 (Bladed Weapon) 用の砥石を使用する。
その際に左クリックであったならばMain Handの武器に、右クリックであったならばOff Handの武器に対して使用する。
/cast 任意のArmor Kit名
/use 5
Chest装備に付与するStamina向上用のArmor Kitを1ボタンで使用するマクロ。
/use [mod:alt] 任意のFlask名
/use [mod:shift] 任意のOil名
/use [mod:ctrl] 任意のArmor Kit名
/use [mod:ctrl] 5
/stopmacro [mod:ctrl]
戦闘開始前の準備におけるConsumableの消費を1つのボタンにまとめたマクロ。
普通にクリックすればFoodを、Altキー併用ならFlaskを、Shiftキー併用なら武器用Oilを、Ctrlキー併用ならChest用Armor Kitをそれぞれ使用する。
武器にOilでなく砥石を使用する場合には、255文字の制限に収まりきらないマクロとなるので、やはり前述した砥石用のマクロを別途に用意する。