3月1日からRanked Playの第12シーズンが始まりました。
シーズンのテーマは「Raging Ragnaros!」です。
これまでのシーズンと同様に、参加報酬となる新たなCard Backが用意されます。
第12シーズンの参加報酬はRagnaros Card Backです。
テーマの「Ragnaros」は、ご存知のとおりのRagnaros the Firelordです。
World of WarcraftでもHearthstoneでも象徴的な存在となっているボス・キャラクターです。
Ragnarosの全身から放たれている紅蓮の炎と、彼が持つ強大なハンマーが、このRagnaros Card Backの模様で表現されています。
Ragnaros Card Backは、第12シーズンでランクが20(または20より上位)に到達すると入手できます。
ランクが20に到達するまでは負けても勝ち星が減らず、ランクが下がらないため、初心者の方でも達成が難しい入手条件ではありません。
入手条件を満たすと、第12シーズンの閉幕時にこのCard Backが与えられます。
直前のシーズンにおける最終ランクによって、新しいシーズンの開始時のランクが決定されます。
例えば、直前のシーズンのランクが1であったならば、新しいシーズンではランク16からのスタートになります。
新しいシーズンの開幕時に、始めたばかりのプレイヤーと上級者との対戦が実現しないようにするための措置です。
この措置により、新しいシーズンでは、1回も対戦しなくてもランクが20より上位になることがあります。
そのような場合でも、新しいシーズンのランク20到達の報酬となるCard Backを得るには、最低でも一度はHearthstoneにログインする必要があります。
このCard Backはシーズンが終了すると入手できなくなります。
せめてランクが20となるまではプレイして、この入手期間が限られたCard Backを収集しておくことをお勧めします。
かつてAzeroth大陸は、ここに混沌をもたらそうとする邪悪な古代神の手下によって支配されていました。
その中で最強の力を持っていたのが、古代神の副官であった4体のElemental Lordです。
Elemental Lordは精霊たちの頂点に立つ存在です。
火のRagnaros the Firelord、水のNeptulon the Tidehunter、地のTherazane the Stonemother、風のAl’Akir the Windlordで構成されていました。
Azeroth大陸に平和と安定をもたらそうとしたTitan種族は、このElemental Lordたちに相当な苦戦を強いられましたが、1体ずつ撃破することによって彼らを封印することに成功しました。
それから何千年もの間、封印されたElemental Lordたちが出没しなくなったAzeroth大陸では、Dwarf種族の間で派閥抗争が起きていました。
他の派閥との争いによって窮地に立たされていたのが、Dwarfの中でも凶暴で自己顕示欲が高いDark Iron派閥でした。
Dark Iron派閥のリーダーのSorcerer-Thane Thaurissanは、起死回生の一手として、この世のものとは思えぬ力を召喚することをたくらみます。
火のElemental Lord、Ragnaros the Firelordの召喚です。
Thaurissanは、Elemental Lordの中でも最も攻撃的で破壊力が高いRagnarosを利用して、他の派閥を圧倒しようとしました。
ですが、Ragnarosはとても彼のような人物の支配下に置ける存在ではありませんでした。
Ragnarosの召喚に「成功してしまった」Thaurissanと7人のDwarfの賢人たちは、想像を絶する恐怖をこの世に呼び戻してしまったことを即座に思い知らされました。
Thaurissanたちはあっという間にRagnarosと配下の精霊たちによって殺され、Ragnarosが召喚された山地は大噴火を起こして周辺――Dark Iron派閥の首都を含む――を不毛の地に変貌させてしまいました。
こうして突然に噴火して人々に混乱を与えた活火山は、Blackrock Mountainと呼ばれるようになりました。
長いときを経て再びAzeroth大陸に降臨したRagnarosは、そのBlackrock Mountainの地底に位置する、溶岩が一面に満ち広がるMolten Coreを本拠地としました。
炎の精霊や巨人の他に、Ragnarosの力を目の当たりにしてその狂信者となったDark Iron Dwarfの生き残りが、彼の配下として活動しました。
Ragnarosは、この配下たちとともに、まずはBlackrock Mountainを完全に制圧してから、Azeroth大陸全土へ混沌をもたらそうとしたのです。
そう遠くない将来に、Blackrock Mountainから侵攻してくるRagnarosの軍勢が、Hearthstoneの世界にも災いを及ぼすかも知れません。
Ragnarosは、World of Warcraftにおける最古参のボスの1体です。
同ゲームがリリースされたときから存在した大型ダンジョンのMolten Coreで、最終ボスとして40名のプレイヤーたちの前に立ちはだかりました。
ほぼ全ての攻撃が、尋常ではないダメージ量の炎属性のスペルなので、全員が耐火能力を高める装備を用意することが必須となるボスでした。
ふき飛ばし攻撃を乱発してくるので、近接攻撃陣以外は壁を背にするポジションへ適切に位置し続ける必要があります。
周囲に誰もいないと破滅的な威力を誇る遠距離攻撃のMagma Blastばかりを連射するのは、HearthstoneにおけるRagnarosの能力を思い起こさせます。
Ragnarosが装備している武器は、両手用ハンマーのSulfuras, Hand of Ragnarosです。
World of Warcraftにおける最初のLegendary Weaponとして、プレイヤーが装備できる武器でもあります。
何度もMolten Coreに通ってアイテムを集め、莫大な制作費を払い、40名もの中から選ばれた栄えあるプレイヤーは、このLegendary Weaponを装備して他を圧倒するほどの攻撃力を有することができました。
Molten Coreで撃破されたRagnarosは、封印されていたFirelandsへ今一度戻されます。
その後、「World of Warcraft: Cataclysm」で降臨したDeathwingの配下となったRagnarosは、Deathwingの活動を補佐するべくAzeroth大陸のMount Hyjalへ侵攻します。
多くの犠牲を伴ってHyjalが保護された後で、プレイヤーたちは、Ragnarosを完全消滅させるためにFirelandsで再びRagnarosと相対することになります。
Hearthstone 公式サイト – Hearthstone® March 2015 Ranked Play Season—Raging Ragnaros!
Wowpedia – Ragnaros
Wowpedia – Dark Iron clan
Wowpedia – Ragnaros (tactics)
Wowpedia – Sulfuras, Hand of Ragnaros