4月13日に、Bot(プレイ自動化プログラム)をHearthstoneで多用したアカウントに永久停止処分が下されました。
この処罰の執行は5回目であり、当サイトでも同じ内容のお知らせを繰り返してきたため、今回は掲載を見送っていました。
ただ、スマートフォン版がリリースされたばかりのこの時点で、新規にHearthstoneをプレイし始めた方にも目を通していただきたいと考え、改めてこの件に関して詳しく記述します。
Botの使用、ゲーム・プログラムの改ざん、不正行為、八百長試合などの禁止事項が行われたBattle.netアカウントは、永久停止処分の対象となります。 対象となったアカウントにおける、それまでのゲームの進行状況やカードの収集状況は、購入した有料コンテンツも含めて永久に失われます。Botとは、プレイを自動化するプログラムのことです。
プレイヤーが離席していても、プレイヤーの代わりにゲームのプレイを延々と続けるプログラムです。
Hearthstoneにおいては、Goldの獲得や、HeroのGoldenポートレイト(Ranked Play 500勝が入手条件)の獲得が主な目的として用いられます。
そのBotをHearthstoneで多用したアカウントに永久停止処分が下されました。
Bot使用に対する処罰の執行は、2014年の10月と11月、今年の1月、2月に続き、5回目となります。
4回目の処罰以降に、新たにBotの使用が認められたアカウントが対象となりました。
永久停止処分が下されたアカウントからHearthstoneを起動しても、下図が表示されてプレイが不可能になっています。
Battle.netの利用規約にもあるとおり、Botの使用はBlizzard社の全てのゲームにおいて固く禁じられている不正行為の一つです。
フェア・プレーの精神に反し、プレイヤーが同時接続する場において環境を著しく損なう行為だからです。
今後も、Botの使用を含めた不正行為の痕跡が認められたアカウントには、予告なしに同様の制裁が下され続ける予定です。
不正行為の検挙数は、国と地域により大きく異なると言われています。
日本国籍のプレイヤーの違反行為率は0であり続けることを願います。
一度でも違反行為に手を染めると、唐突に制裁を下される可能性があります。
Botの使用はもちろんのこと、プログラムの改ざんや不正行為、それらを実行するプログラムの使用等の禁止事項を一度たりとも行わないようにしてください。
禁止事項を実行することを謳うプログラムには、ウイルス等のセキュリティを脅かす内容が含まれていることがあります。
その拡散の方を主目的とするプログラムも存在するのでご注意ください。
また、八百長も利用規約に反する重大な不正行為であると警告されています。
八百長とは、対人戦において、真剣勝負をせずに一方が対戦相手へ意図的に勝利を譲り渡す行為です。
わざと勝利を与えた者はもちろんのこと、勝利を譲り受ける側も不正行為の対象者としてみなされ、予告なしのアカウント永久停止の処分が下されます。
軽い気持ちによる知人への勝利の明け渡しも、八百長と判断されるのでご注意ください。
Ranked Playにおける順位の操作は、今年も開催される公式世界大会の出場権の行方に大きく関わります。
Hearthstoneにおける八百長は、同大会の高額な賞金を不正に得ようとする手段であり、同大会が掲げる「世界一決定戦」の根底を覆す行為であるとみなされます。
他人の不正行為を目撃したら、hacks@blizzard.comに報告することがお願いされています。
不正行為だと判断できた事象の具体的な説明や、不正行為の公な宣言、および助長行為(確認のための試行は絶対にしないでください)などを報告します。
対戦相手が確実にBotを使用していると判断した場合は、そのプレイヤー名、具体的な挙動、時間(日本時間ならば18:00 JSTなどと記載)、プレイ・サーバーの地域を記入して報告します。
Hearthstone 公式フォーラム – Continued Actions Against Botting In Hearthstone
Hearthstone 公式フォーラム – Legacy of botting still affecting game