暗黒釣人ナット・ペイグルは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。
ナット・ペイグルがモデルとなっています。
World of Warcraftにおけるナット・ペイグルは、世界で最も有名な釣り人です。
釣りができる場所ならばどこにでも赴き、およそ30年にもわたって釣りを続けています。
世界各地で釣果を記録する過程で、ついには自身をブランド化して、釣り道具をプロデュースするまでにいたった人物です。
釣りをしながら飲酒することを何よりの楽しみとしています。
プレイヤーは、ゲーム内の複数の水辺において、ナット・ペイグルと出会うことができます。
漁村で出会うこともあれば、都市の近くの無人島で釣りをしている彼に出会うこともあります。
過去の世界へ移動した際にも、やはり釣りをしていた若いナット・ペイグルを見かけることがありました。
ナット・ペイグルは登場するたびに、釣りに関連する様々なクエストをプレイヤーに依頼してきます。
その報酬も、主に釣りに関連するアイテムであり、プレイヤーが釣りをする際に有利を得ることができるものです。
旧神の力に支配されたナット・ペイグルは、イラストから判断すると、どうやら水棲生物になったようです。
下半身は、タコのような複数の触手で構成されています。
フレイバー・テキストには、「人間らしさを奪い去ることはできても、釣り竿だけは絶対に奪えない」という記述があります。
峡谷の暴君ムクラは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。
キング・ムクラがモデルとなっています。
World of Warcraftにおけるキング・ムクラは、ジャングルのストラングルソーン地帯で棲息する、ゴリラのボスです。
初代のWorld of Warcraftから登場している、名物キャラクターの1体です。
キング・ムクラは、ただのクエストの討伐対象にすぎない野生生物なのですが、「キング・コング」や「ドンキー・コング」をパロディ化したキャラクターであるために人気を博しました。
「ドンキー・コング」と同様に女性のキャラクターを捕獲していて、彼女を救出するクエストによって討伐されます。
エルウィンの変災ホガーは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。
ホガーがモデルとなっています。
World of Warcraftにおけるホガーは、低レベル帯の地域で登場する敵対キャラクターです。
半獣人であるノール種族のリーダー格です。
初代のWoWから登場していて、古参プレイヤーの間では知らぬ者がいないほどの知名度を誇ります。
もともとホガーは、何の変哲もないクエストの討伐対象に過ぎませんでした。
よくある「◯◯を倒せ」というクエストの対象で、特別なバック・ストーリーも用意されていないキャラクターです。
そのホガーが人気者となった大元の要因は、当時のホガーが、グループを組んで挑まねば倒せない強さを持つ「グループ・クエスト」の対象であったことです。
それを知らない初級者が単独で挑んでは倒される事態が、初期には多発していました。
最も人気が高いヒューマン種族のスタート地点におけるクエストだったこともあり、ホガーの「犠牲者」は数知れず、個人データの集計でも死因は「ホガー」が1位となっていました。
このため、予期しないほどにホガーの知名度が高まったのです。
私が初代WoWでプレイしていたBlackrockサーバーにおいては、最高レベルのプレイヤーが「LFG Hogger = ホガー討伐のグループ探しています」とワールド・チャットでジョークを発するのが、一時期に流行していました。
Blackrockサーバーがダウンした際には、Argent Dawnサーバーにレベル1のキャラクターを作成して大勢で押し寄せるのが恒例となっていて、「祭り」の最後にレベル1の大集団でよくホガーに挑戦していました。
そしてArgent Dawnサーバーがダウンすると、今度はArgent Dawnのレベル1の集団がBlackrockに押し寄せ、やはりホガーに挑んでは皆殺しに遭っていました。
ホガーは、他のサーバーでも似たような「ネタキャラ」としての扱いを受けていました。
コミュニティによって、人気キャラクターにまで発展したのです。
World of Warcraftにおけるヴェク=ロアは、大型ダンジョンのTemple of Ahn’Qirajのボスです。
「Twin Emperors」と呼ばれるボス・エンカウンターで登場します。
「Twin Emperors」は、AQの中でも大変ユニークなエンカウンターです。
ボスのヴェク=ロアとヴェク=ニラシュの双皇帝は一心同体であり、片方がダメージを受けるともう片方も負傷する、リンクされた体力を共有しています。
杖を持つ魔法使いのヴェク=ロアの方には物理攻撃が通用せず、剣を持つ戦士のヴェク=ニラシュの方には魔法攻撃が通用しません。
したがって、魔法タイプの攻撃陣はヴェク=ロアを担当し、物理タイプの攻撃陣はヴェク=ニラシュを担当することになります。
物理攻撃が効かないヴェク=ロアを受け持つ盾役は、耐久力を高めたウォーロックが任命されることが通例でした。
双皇帝は頻繁にワープしてお互いのポジションを替えるために、グループ全体(とりわけ盾役)の適切かつ迅速な移動が鍵となる戦闘でした。
ヴェク=ロアとヴェク=ニラシュは、キラジ種族の双子の兄弟です。
キラジ種族は、旧神のクトゥーンが創造した半獣人の種族で、クトゥーンがいるAhn’Qirajを拠点にして活動しています。
彼らは共に、Ahn’Qirajの寺院の最深部でクトゥーンを補佐し、皇帝としてキラジ種族を統括しています。
生い立ちや皇帝となった経緯などの、パーソナルな情報は明らかになっていません。
ブギーモンスターは、Warcraftの世界には登場しない、ハースストーンのオリジナル・キャラクターです。
イラストより異形の姿が認められるだけで、種族や棲息地などの情報は明らかになっていません。
ブギーモンスターの設定に関して発表された唯一の公式情報は、旧神が創造した生物ということです。
World of Warcraftにおけるソゴスは、旧神たちが産み出したフェイスレス種族の1体です。
ソゴスの伝説は、探検同盟「エクスプローラーズ・リーグ」に所属するドワーフのArchaeologist Groffから聞くことができます。
Groffによると、ソゴスはフェイスレスの中でも特別に大きな体格と腕力を有していたとのことです。
大昔に旧神たちを封印したタイタン種族が、処理することに苦心した相手だったそうです。
タイタンはソゴスを討伐するために20体もの石の巨人を派遣したのですが、強大なソゴスはそのほとんどを破壊してしまいました。
最後の1体として残った石の巨人のクロンは、一撃でソゴスへ致命傷を与えるために、ソゴスの顎(あご)から生えた巻きひげ型の触手へ自ら絡みついたのです。
相打ちも覚悟してソゴスの頭部に急接近したクロンは、手にしていた大剣をソゴスの頭に打ち付け、見事にソゴスを討伐しました。
その戦場となったマスターズ・グレイヴでは、大剣が突き刺さっているソゴスの頭部が、現代でも巨大な化石として放置されています。
ソゴスのフレイバー・テキストには、そのことを表す「ソゴスには内緒なんだが、将来ヤツはマスターズグレイヴって場所で完全敗北し、ヤツの頭蓋骨は観光名所になる」という記述があります。
後に、旧神を崇拝するトワイライト・ハンマーのメンバーたちは、この化石からソゴスを復活させて、旧神配下の最強の兵として召喚しようと企みました。
そのことを知った古代樹と、古代樹から要請を受けたアライアンス陣営およびプレイヤーから妨害を受けたことで、この計画は未遂に終わりました。