日本時間の10月21日未明に、パッチ「6.2.0.15181」がハースストーンに適用されました。

以下に公式のパッチ・ノートを転載します。

• PC版ではパッチのアップデートが、モバイル版ではアプリのアップデートがそれぞれ必要となります。
  PC版もモバイル版も、自動アップデートの設定が有効になっていない場合は、手動でアップデートを行う必要があります。
• モバイル版ではアップデートが配信されるまでに数時間かかることがあります。
  その場合には、しばらくお待ち下さい。
• パッチのバージョンが異なるプログラムやアプリ同士では対戦できません。
  お互いが最新のパッチにアップデートする必要があります。
• 一度、最新のパッチでログインしたアカウントでは、古いパッチのままであるプログラムやアプリからはログインできません。
  全ての端末のハースストーンを最新のパッチにアップデートする必要があります。

今回のパッチの目玉は、35種類も追加されたデイリー・クエスト群です。

その一覧を以下に掲載します。

これらの新しいクエストは、パッチが適用された本日より、すでに登場するようになっています。

パッチ・ノートには記載されていませんが、アチーブメントもゲーム内にデータとして複数追加された模様です。

アチーブメントとは、達成が1回限りのクエストです（※プレイ・モードで1試合を終える「初陣」など）。

その一覧を以下に掲載します。

「チャンピオン、万歳！」は、「チャンピオンは誰だ！」の企画の報酬であるカードパックをもたらすアチーブメントです。

その詳細情報は、以下の投稿で掲載しています。

残りの3つのアチーブメントは、まだ詳細が判明していません。

ゲーム内にデータとして追加されただけで、条件を満たしてもまだ達成できない模様です。

イセリアルの売人の能力が変更されました。

「雄叫び: 自分の手札にある他のクラスのカードのコストを（2）減らす」という能力が、
「雄叫び: 自分の手札にローグ以外のクラスのカードがある場合、それらのコストを（2）減らす」になりました。

この変更が大きな影響を与える場面は、他のクラスがイセリアルの売人を手札に入れたときです。

これまでは、ウォーロックが闇との訣別をプレイして、イセリアルの売人を含むローグのカード群を手に入れたときに、イセリアルの売人をプレイすることで手札のローグ専用カードのコストが全て2減少していました（闇との訣別の効果を含めて計3減少）。
今回の変更によって、ローグ専用カードのコストは減らなくなったため、この現象は起こらないようになりました。

ローグ以外のクラスが何らかの手段――例えば思念奪取など――によってイセリアルの売人を手に入れた場合は、大きなアドバンテージを得ることになります。
これまでは自分のクラス専用カードはイセリアルの売人の能力の対象外でしたが、今回の変更によって、手札にある「ローグ以外のクラス」、すなわち自分のクラス専用カードのコストが全て2減るようになります。

変更した主な理由は、「今後のリリースに備えて」能力を修正する必要があったからだそうです。

今後にリリースされる新しいカードの能力や新しいゲームの要素には、他のクラスの専用カードをもたらす効果が複数あるのかもしれません。
もしくは、登場が間近に迫っているヒロイック版の酒場の喧嘩で、「出会い頭の出会い」のようなマルチ・クラスを可能とする特殊ルールが採用されるのかもしれません。

なお、今回の変更によって、イセリアルの売人を還元することで得られる魔素（Arcane Dust）の量は増えていません。

また、パッチの適用ミスであるためか、イセリアルの売人のテキストが非常に読みづらくなっています。

グリムスケイルの託宣師、マーロックのタイドコーラー、コールドライトの予言者、マーロックの戦隊長の能力が、それぞれ味方のミニオンしか能力の対象にしないよう変更されました。

以前までは、これらのカードの能力は敵陣のミニオンも対象にしていました。

例えば、マーロックの戦隊長は敵のマーロック・ミニオンにも+2/+1を付与し、マーロックのタイドコーラーは敵陣にマーロック・ミニオンが召喚されても攻撃力を増やしていました。

変更した主な理由は、「マーロック・デッキ同士の対戦をより面白くするため」とのことです。

今後の新コンテンツに、マーロック・デッキが主流となり得る要素が追加されるということなのでしょうか。
最近の酒場の喧嘩「オールスター集結！」においては、マーロック同士の対戦がよく実現していたため、登場が間近に迫っているヒロイック版の酒場の喧嘩に向けて修正しているとも推測されます。

なお、今回の変更によって、これらのマーロック・ミニオンを還元することで得られる魔素（Arcane Dust）の量は増えていません。

また、同じく敵陣のマーロック・ミニオンの存在も参照する、大いなるマーク・アイと七つの鯛罪には変更が施されていません。

「BlizzCon 2016」のチケット購入特典である「憩いの宿」Card Backが、ゲーム内に追加されました。

追加されただけでなく、すでに入手および使用が可能となっています。

使用可能となるのは「BlizzCon 2016」開幕時からとの公式アナウンスがありましたが、本日より「憩いの宿」Card Backで対戦できるようになっています。

「憩いの宿」Card Backは、「BlizzCon 2016」のバーチャル・チケットの販売が終了する、11月5～6日までの期間限定のアイテムです。

バーチャル・チケットの購入方法と「BlizzCon 2016」の詳細情報は、以下の投稿に掲載しています。

日本語の公式サイトには記載されていない、その他の修正点や変更点を、日本語に訳して以下に掲載します。

• 「ワン・ナイト・イン・カラザン」セットのカードが闘技場のドラフトで出現する確率を、他のセットと同じ確率に変更。
  （※補足： 「ワン・ナイト・イン・カラザン」セットのリリース記念として、同セットのカードは一時的に闘技場のドラフトで出現する確率が高くなっていました）
• アドベンチャーのボスであるテレスティアン・イルフールが、自身が致命傷を受けるにもかかわらずねっとりインプで攻撃を仕掛ける仕様を修正。
• 「ワン・ナイト・イン・カラザン」のゲーム・ボードにおいてノズドルムの能力に不具合が生じていた問題を修正。
• トップ画面でESCキーを押してもメニュー・ウィンドウが表示されない問題を修正。
• チュートリアルにおけるボスのイリダン・ストームレイジが、ダークスケイルの治療師をプレイしていなかった仕様を修正。
• マナの消費とマナ・クリスタルの増加がごく短い間のうちに起こると、マナの表示がおかしくなる現象を修正。
• 複数のカードを短時間でプレイし続けると、カードの表示位置や配置がランダムに変更される問題を修正。
• ムーングレイドのポータルやシルバームーンのポータルによって召喚されたミニオンが、浮いたように表示されることがある現象を修正。
• ゴールデン版のヒーローが、闘技場内ではアニメーション表示されていない不具合を修正。
• フレンドの対戦の観戦中に、カードが手札に戻されると画面の表示がおかしくなる問題を修正。
• マルシェザールのインプが、アイアン・ジャガーノートの地雷や土蜘蛛の待ち伏せを引いたときにも能力を発動する問題を修正。
• ターンの終了直前にヒーローパワーをプレイすると、そのアイコンが裏返ったままになる現象を修正。
• 手札からカードをプレイすると、そのカードの隣りにあるカードがプレイされてしまうことがある不具合を修正。
• 戦場から呪文ダメージを持つミニオンが取り除かれても、依然として呪文ダメージ適用の視覚効果がカードに残る現象を修正。
• 聖なる盾を持つミニオンに対して2回攻撃する際に、2回目の攻撃でそのミニオンを破壊できるにもかかわらずドクロのアイコンが表示されない現象を修正。
• 選択の能力を持つカードのテキストの誤表記を修正。
• ターン終了間際のロープ表示、およびヒーローのセリフが2回発生する現象を修正。
• 希望の終焉ヨグ＝サロンが、能力の発動中に沈黙を受けてもなお呪文の詠唱を止めない不具合を修正。
• 「酒場の喧嘩で5勝」が達成条件であるデイリー・クエストのみんな、集まれ！は、酒場の喧嘩が開催されない日には発生しないように変更。
• しばらくデイリー・クエストのシャッフルをしていない状態で、全てのデイリー・クエストを達成すると、次の日に複数のデイリー・クエストが発生する不具合を修正。