集中した運営サイドに対する直接的な批判は、「イベントの告知力が低い」という訴えです。
各種イベントの開催情報の発信力が弱いことが、日本国内の普及と展開の障害になっていると指摘される方が少なくありませんでした。
- チケットやチャットサービスなどでの対応には他の会社とは一線を画す丁寧さと温かさがあるのですが、一方で全ユーザーに向けた情報の告知などに関しては殆ど仕事が出来ていないと感じます。実際ティランダの件や、先日の開発陣のQAセッションなど公式からユーザーに関わる重大な事案として告知されても良かったと思うのですが、そういったことにはあまり活動的になってはくれないな、というのが不満点です。
- もっと大会情報などが公式からもわかりやすく見れたらな、と思ってました
- 大型大会にでるためのポイントを稼ぐというシステムがあまり知られていない。大会の情報が少なく、知っている人だけが参加をし、大会ポイントを持っているから、本当の実力者が大型大会に出るというより、大会情報を知っていて、できるだけ参加している人のほうが、大会に出やすいと考えています。
- そのゲームを通じて友達が出来ると長く遊ぶことが多いと個人的に感じるので、炉端の集いへの参加はアクティブユーザーを増やす点で重要だと考えています。
ですが、それの周知は現状バトルネットの炉端の集いページのみで、スマートフォンアプリでなんとなく始めた人は炉端の集いがあることすら知らずにプレイしなくなる人も多いのではないかと思います。
そういった熱心に情報を集めないプレイヤーにもオフラインイベントを知ってもらえるような広告やイベントの開催、Twitter公式アカウントでの周知は改善点だと感じます。アプリからページに飛べるようになれば素晴らしいですね。
最近は日本各地でも有志による炉端の集いが開催されているので、都心部のユーザーに限らない効果があると思います。
以上です。次の拡張を楽しみにしてます!
その中でもピンポイントで、公式大会の告知の遅さについて言及される方々もいます。
競技志向で大会に参加される選手にとっての、大きな不満の一つであるとのことです。
- 日本展開では、ずっと言われてることだけど、選手権などの日程発表は早くして欲しい。
- 競技プレイヤーとしての意見ですが、世界大会へ至るまでの予選のシステムの説明が、公式からアナウンスされている限りではわかりづらいと思います。
また日本人が参加可能な海外大会などがあれば頻繁に、早めに、アナウンスがあるとよいと思います。 - トーナメントプレイヤーとしては公式大会の日程の発表の遅さの改善も期待したいところです。
- 日本展開に関しては特に不満はありません。ただ、選手権を目指すプレーヤーにとっては大会の告知が遅いことや、日本に対して力が入っていないように見えることが不満であるらしいので、強いプレーヤーがもっと快適に世界に挑戦できるようになったら、と思います。
公式大会の告知は、北米、EU、アジア諸国でタイミングに大きな差異がないと思っていた私は、この件に関してだけは実情が伺い知れないため、思い切って集計後に面識ある方々へ質問させていただきました。
すると、これに対しても全ての方が熱く訴えていただきましたので、特別にまとめて以下に掲載します。
実際に公式大会へ出場された経験を持つ方は、こう回答されました。
日本の選手の大多数は、仕事等を抱えるアマチュアであるからです。
例えば、海外進出の予選が1~2週間後だと告知されて、急にそのための休暇をとるのというのは難しいはずです。
e-Sportsへの理解が途上である日本では、海外とは異なり大会へ集中できるプロ選手が少なく、スケジュール等の管理を委任できるチームが不足しているという実情も、影響しているのではないかという意見もいただきました。
ほとんどの方が、去年の冬季日本選手権で優勝したmattun選手が、急な日程発表によりアジア選手権への出場も危ぶまれた件について言及されました。
4Gamer: 本当にお疲れだったんですね。今回の日本選手権は日程の発表も遅かったですが,仕事の調整は難しかったのでしょうか。
mattun選手: 日本選手権の一週間前に日程が出たので,そこに合わせて休みを取ることができなくて。
4Gamer: 日程に余裕がないと,社会人にとっては厳しいですし,そこは運営サイドにも改善してほしいところですよね。
mattun選手:早めに日程が出ると嬉しい人は多いと思います。でも,それでも諦めずに出たことが大会の中でのラッキーにつながったとも思ってます。凄くツイてたんですよね。
なお、mattun選手は最近も、平日に大会等へ参加したり遠征するのは大変厳しいことだと、苦しい胸の内を明かされています。
他のカードゲーム大会の主催経験も豊富である方は、以下のように回答されました。
ただ、少なくとも日本国内においては、他のゲーム大会などと比べて、圧倒的に告知から開催までの期間が短いことは事実です。
日本の企業が主催するカードゲームの大型大会などは、決勝戦の半年前の時点から日程が発表され始めることも珍しくありません。
具体的な改善策を挙げて、どうにかこの問題を解決してほしいと切実に訴えられた選手もいます。
僕らが望むのは、場所やキャスト等がすべて揃った情報ではなく、まず何よりも「日程」の情報――これだけでも先におしえてくれ!
場所やキャストは決まってなくとも、「◯月◯日を予定しております。ただし変更になる可能性もあります」という一文だけでもいいですから。
そうすれば、大体このあたりの日程を空けておけばいいなって、わかるじゃないですか。
最低、1ヶ月前には言ってほしいですよね。
1月前ならシフトも調整できますし。
そして、日本ならではの事情といえば、海外に比しては規模が小さいe-Sportsの全般的な市場です。
数年前からは大きく成長しているとはいえ、e-Sportsが文化として根付くことが、ハースストーンの国内定着に欠かせないという提言もいただきました。
- ハースストーンの日本展開については、e-sportsという概念があまり日本に浸透しておらず、ゲーム=遊びという意識はまだまだ強いと思います。
- ハースストーンは非常に面白いゲームなのに日本でまだ広く知られていません。ブリザードも様々な方法で日本での幅広い展開を試みてますが、実際大きな効果があったとは言いにくい状況だと思います。
日本でハースストーンを広めるためには、まず日本でe-sportの概念を取り入れそこから広めていくべきではないかと思っています。
ブリザード社の日本のゲーム文化に対する理解と、日本国内のe-Sportsに対する理解が共に進まなければ、日本が抱える様々な独自の問題は完全に解決しきれないのだと思われます。
6. 「ハースストーンのゲーム内容」「ハースストーンの日本展開について」のいずれか(または両方)に対する意見や要望を、自由にご記入ください。
- 激励・応援
ゲーム内容の賞賛 - 新規プレイヤーのサポート
- プレイモード・ランク戦
- 対戦フォーマットとカードセット
- 闘技場 / 酒場の喧嘩 / アドベンチャー / 新しいゲーム・モード
操作性 / UI / フレンド関連 - クラス・デッキ・カードの格差
デッキの多様性 - 普及度や認知度の向上
宣伝・広告 - プレイヤーやコミュニティとの提携
イベント・炉端の集い
オンライン大会・オフライン大会 - イベントの周知
国内におけるe-Sportsの認知 - 類似ゲームとの比較
グラフィック・アート
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ティランダ・ウィスパーウィンド - Warcraft
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その他
<付録>