本日の未明に、ハースストーンのゲーム・デザイナーであるPeter Whalen氏と、ゲストのBrian Kibler氏が公式配信の動画に登場し、「博士のメカメカ大作戦」の新カードを10種類発表しました。
その内容のまとめを掲載します。
「メカメカ大作戦」の公式アニメにおいてPeter Whalen氏がニワトリに変身させられた、という設定の再現から配信はスタートしました。
「ネザーストームは危険な場所だったけれど、何とか大丈夫」と胸をなでおろす開発陣のPeter Whalen氏と、それを気遣う(?)コメンテーターとしてお馴染みのKibler氏――
冗談ではないアクシデントが発生したのか、配信の冒頭においては音声がループして聞きづらく、「木霊(Echo)は前作の能力だろう」などと視聴者から突っ込まれていました。
まず最初に、新要素の超電磁(Magnetic)の能力が、映像を交えて改めて紹介されました。
メカの左に置くと、そのメカの強化――
メカの右に置くと、普通の召喚です。
もう皆さんは覚えましたよね!
そして、いよいよカードの発表です。
1番目に発表された新カードはパラディン・クラスのレジェンド呪文カード!
ミニオンが復活する際には、死亡時に付与されていた強化能力は失われるのですが、この「ケンゴーの無限軍団」による復活は前述の超電磁の強化だけは維持するのです。
配信では、超電磁によって「+5/+5」の強化を受けたジリアックスが、その強化されたステータス値であるまま復活する模様が映されました。
なお、パラディンのレジェンド・ミニオンであるケンゴーは、後日に改めて発表されるとのことです。
続く2番めの発表カードは、プリーストのミニオンの「デッドリンガー」。
Brian Kibler氏は「プリーストのクエストと好相性だね」と感想を述べました。
続いてもプリーストのミニオンである「無謀な実験者」。
Peter Whalen氏は「肉食キューブによる分裂を確定できる」などと解説していました。
4番目のカードは、何とも愛らしいメカの「忠実ロボ・ルミ」。
スノーフリッパー・ペンギンや獰猛なクッチャベラーなどの、各拡張セットに1体は存在するマスコット的なポジションにある模様です。
5番目のカードは、最大マナが10であるときに能力を発動する通称「オメガ・カード」の、「オメガ・エージェント」。
「手札の強化と好相性」とBrian Kibler氏が感想を述べ、「呪文のオメガ・カードもある」「オメガ・カードは全クラスには用意されない」とPeter Whalen氏が補足しました。
6番目のカードは、ローグのミニオン「ラボの採用担当者」。
集合の合図と同じような能力ですが、こちらはミニオンを召喚する反面、味方のミニオンしか対象にできません。
7番目のカードは、中立のメカ種族の「兵器化ピニャータ」。
能力よりもまず、そのイラストが大人気ゲーム「フォートナイト」の「ピニャータパック」に酷似していることが反響を呼んでいます。
8番目のカードは、双方のプレイヤーに同じ効果をもたらす「プロジェクト」系カードの「悪魔化プロジェクト」。
ドブネズミ以来となる手札破壊カードであり、ウォーロック限定でありながらも、相手の重要なコンボ・パーツ等を消失させ得る呪文です。
9番目のカードは、メイジの召喚用の呪文「予想外の結果」。
ハースストーンで初めて、呪文ダメージがダメージ量以外の要素を強化することになる能力です。
呪文ダメージを得ていると、「予想外の結果」が召喚するミニオンのコストが上昇します。
例えば、呪文ダメージ +1を得ている状態ならば、コスト3のミニオンを2体召喚します。
そして本日最後に発表されたカードは、今作「博士のメカメカ大作戦」の主役である、ヒーローの「狂気の天才ドクター・ブーム」です!
オリジナルのドクター・ブームと同様にコストは7であり、獲得する装甲の量も7となっています。
初めての装甲獲得量が5ではないヒーローカードとなりますが、Peter Whalen氏は「Dr. 7の異名を取るブームであるからこそ装甲も7にする必要があった」と述べました。
粋な取り計らいですね。
なお、今作のヒーローカードはこれが唯一の存在となります。
ヒーローカードとしてのドクター・ブームは、「Micro-Squad」「Zap Cannon」「Blast Shield」「KABOOM!」「Delivery Drone」の5種類のヒーローパワーを備えます。
それぞれの能力は以下のとおりとなります。
Zap Cannon … 3ダメージを与える。
Blast Shield … 装甲を7獲得する。
KABOOM! … 敵のミニオン全てに1ダメージを与える。
Delivery Drone … メカを1体発見する。
これらのヒーローパワーの中からランダムで1つが選ばれ、ターンの終了時に他の4つの中から再びランダムに選ばれます。
なお、「Micro-Squad」から召喚される3体の「Microbot」はメカ種族であるため、これらも「狂気の天才ドクター・ブーム」の能力による急襲を得るとのことです。
「博士のメカメカ大作戦」は日本時間の8月8日にリリースが予定されています。
限定Card Backや新ヒーローの「メカ・ジャラクサス」が特典となる先行販売が実施されていることが、改めて紹介されました。
また、現地時間の8月1日に、Day[9]氏とMike Donais氏が出演するカードの最終発表のライブ配信が放送されると予告されました。
本日発表されたカードも含めた「博士のメカメカ大作戦」のカードは、すべて以下のリストに掲載しています。