ブリザード社のゲームのファンサイトであるCold’s Gold Factoryで、ハースストーンの初心者向けの記事が掲載されています。
その中の、「筆者がよく見かける初心者のミスについて」という記事を紹介します。
ベータ・テスト時代の古い投稿ですが、現時点でも初心者の教訓となる内容ですので、日本語に訳して無断で引用させていただきます。
(※以下引用)私がよく見かける、プレイヤーのミスの数々をご紹介しましょう。
- 第1ターンでプレイするカードの選択ミス
- コインの使いどころを誤る
- 重要度の低いカードをデッキに入れる
- 武器を不適切に扱い、浪費する
- ターンごとに、ミニオンとヒーローのどちらを攻撃すべきかを知らない
- 自分のターンの一番最後にミニオンを強化する
- 直接ダメージを与える呪文の使用時期が早すぎる
- 毎ターン、必ず何かしらのカードをプレイせねばならないと思い込んでいる
- 毎ターン、できる限りのマナを消費せねばならないと思い込んでいる
この中で、今回は「第1ターンでプレイするカードの選択ミス」について述べます。
開幕ターンで、対戦相手があまりにもひどい手を選択することがあります。
そのようなときには、私はもう勝利を確信します。
なぜならば、この対戦相手は、まだハースストーンの知識を得ていないからです。
以下に、一般的な第1ターンにおける悪手を紹介します。
エルフの射手のコストが1であるという理由だけで、彼女を第1ターンに召喚して浪費すべきではないのです。
この雄叫びの能力は、(ヒーローも含めて)敵ユニットのとどめを刺せるときにだけ使われるべきなのです。
残りの体力が1のミニオンを倒す方が、開幕にヒーローへ1ダメージを与えるより、よほど効果的となります。
エルフの射手の雄叫びは、呪文や自軍のミニオンによる攻撃と組み合わせて用いることで、攻撃の選択肢を広げてくれます。
ダメージ量が1ポイント足りない場合はもちろん、主砲を撃ち込む前に敵の聖なる盾を除去したい場合にも、組み合わせることで活躍します。
とにかく、まずは場のミニオンからの脅威を排除することに力を注いでください。
場に敵のミニオンが存在する限り、ターンごとに何回でもミニオンからダメージを受けてしまいます。
ミニオンの攻撃1回分のダメージをヒーローに与えるより、こうした脅威を排除する方が、よほど有利になるはずです。
開幕に魔力の矢を撃った次の第2ターンで、敵がマーロックのタイドハンターを召喚したとしましょう。
ここで、あなたは先ほど浪費した魔力の矢で、場のマーロック2体を両方倒せたかもしれないのです。
第1ターンで、後攻の相手が魔力の矢を撃った後に、続けてコインを使用して再び魔力の矢を撃ったことがありました。
コインと呪文2枚を浪費して、私に6ダメージを与えただけで、手札がもう残り2枚?
私は苦笑しながら、安心して手持ちのミニオンたちを展開していくことができました。
似た効果を持つ魔力の矢、聖なる一撃、魔力の一矢、爪についても同じことが言えます。
ミラーイメージの真の用途は、失いたくないミニオンを敵の直接攻撃から防ぐことです。
その失いたくない重要なミニオンが1ターンでも長く延命し、1回でも多く能力を発揮することで、ようやくミラーイメージに価値が生じます。
ミニオンがいない状況からミラーイメージが登場し、壊される間に相手側が何の損害も被っていないのならば、そのミラーイメージは浪費されたと考えるべきです。
コインを消費してまで使う価値のあるヒーローパワーは、現在ありません。
開幕ターンに発動することで、あなたを勝利に導くヒーローパワーもありません。
しないでください。
ヒーローパワーの発動に使うよりも、コインの利用価値が高くなる場面は必ずありますので、それまでコインは取っておいてください。
排除するに値する敵の脅威を、早い段階で排除するための手助けとしてコインを使う方が、「開幕ヒーローパワー」よりも効果的です。
敵が対処に困るようなミニオンを、1ターン早く召喚するための手助けとしてコインを使う方が、「開幕ヒーローパワー」よりも効果的です。
あなたは雄叫びの効果を得るために、そのミニオンをデッキに入れたはずなのです。
その効果を発揮できるときが来るまで、浪費せずに取っておきましょう。
余程の理由がない限り、自軍向けの雄叫びの効果は、自軍のミニオンが展開されるまで発動されるべきではありません。
敵軍向けの雄叫びの効果は、敵にとどめを刺せるときか、敵軍のミニオンが展開されるまで発動されるべきではありません。
エルフの射手、ヴードゥーの呪術医、鬼軍曹が持つ雄叫びの浪費は、開幕ターンでよく見かけます。
(※引用ここまで)
他にも、1ダメージを与えられるヒーローパワーを持つ相手に対し、後攻側が第1ターンに体力1のミニオンを召喚するのも、浪費行為につながる場合があります。
続く第2ターンで、相手はヒーローパワーによってそのミニオンをあっさりと葬り、カードを消費することなくミニオンカードを1枚処理できます。
速攻型のデッキでない場合は要注意です。