Blizzard社が開催する大型イベントの「BlizzCon 2014」で、公式世界大会の「2014 Hearthstone World Championship」の決勝大会が行われました。
2014年度の世界一のHearthstoneプレイヤーを決定する大会です。
そして、この大会でFirebat選手が優勝の栄冠に輝き、同選手が2014年度の世界王者に決定しました!
本当におめでとうございます!!
James “Firebat” Kostesich選手は、アメリカ・ミシガン州の出身です。
18歳という若い年齢ながら、第1シーズンより6期連続で100位以内を達成するなど、常に高い実力を誇るプレイヤーです。
その好成績によって最終予選へのシード出場権を獲得した一人で、予選の時点から大きな注目を集める存在でした。
Firebat選手の特徴を一言で表すなら「超攻撃型」です。
どのクラスのデッキを用いるにしても、常に相手のHeroを倒すための最短手順を考えます。
その攻撃センスは世界大会でも遺憾なく発揮され、Zoo WarlockやMiracle Rogueをメインにして勝利を積み重ねました。
とりわけ、決勝大会のグループ・ステージで披露した、Southsea Deckhandでとどめを刺すMiracle Rogueは話題になりました。
決勝戦では、やはり攻撃重視のMid-range Druidで臨み、これを炸裂させて3連勝を呼び込みました。
予選大会の最中から、しばらく所属するチームがない状態になりましたが、その影響をものともしませんでした。
現在は、Amaz選手が結成したチームのArchonに所属しています。
Firebat選手は、長期に渡るシーズンを闘いぬき、厳しい地域予選を勝ち抜き、世界中から視聴された決勝大会で見事に優勝しました。
2014年度のHearthstoneの顔となる、世界一のプレイヤーの誕生です。
優勝したFirebat選手には、Blizzard社長のMichael “Mike” Morhaime氏よりトロフィーが贈呈され、併せて賞金の10万USドルが贈られました。
※Firebat選手のソーシャル・リンク
準優勝者は、中国代表のTiddler Celestial選手です。
アジアにおけるHearthstoneの最強地域の中国で、最終予選を1試合も落とすことなく勝ち上がった実績はフロックではありませんでした。
初めての海外進出でしたが、Zooの名手でありながらHandlockを用意するなどの策を講じ、冷静かつ知性的なプレイで活躍しました。
決勝大会でも、最後のFirebat選手との対戦まで誰にも負けることがなく、アジアが、中国が高いレベルを有していることを改めて証明しました。
Tiddler Celestial選手には賞金の5万USドルが贈られました。
決勝大会に出場した全選手の最終順位は以下のとおりです。
- ベスト4(3~4位)
Kranich(韓国) / DTwo(アメリカ) - ベスト8(5~8位)
Tarei(アメリカ) / Kolento(ウクライナ) / Kaor(イタリア) / StrifeCro(アメリカ) - ベスト16(9~12位)
Numberguy(デンマーク) / Nicolas(中国) / Qiruo(中国) / RunAndGun(中国) - ベスト16(13~16位)
Tom60229(台湾) / RenieHouR(韓国) / Greensheep(イギリス) / FrozenIce(台湾)
ベスト4の選手には15,000 USドルが、ベスト8の選手には7,500 USドルが、ベスト16の選手には5,000 USドルがそれぞれ贈られました。