本日より投稿を再開します。
改めまして、今年もどうぞよろしくお願いします。
1月1日からRanked Playの第10シーズンが始まりました。
これまでのシーズンと同様に、参加報酬となる新たなCard Backが用意されます。
第10シーズンの参加報酬はMaraad Card Backです。
Maraadとは、World of Warcraftで登場するVindicator Maraadのことです。
Draenei種族の中心的な存在となるPaladinです。
彼が装備してる防具や、彼を象徴する紫色の大型ハンマーが、このMaraad Card Backの模様で表現されています。
Maraad Card Backは、第10シーズンでランクが20(または20より上位)に到達すると入手できます。
ランクが20に到達するまでは負けても勝ち星が減らず、ランクが下がらないため、初心者の方でも達成が難しい入手条件ではありません。
入手条件を満たすと、第10シーズンの閉幕時にこのCard Backが与えられます。
直前のシーズンにおける最終ランクによって、新しいシーズンの開始時のランクが決定されます。
例えば、直前のシーズンのランクが1であったならば、新しいシーズンではランク16からのスタートになります。
新しいシーズンの開幕時に、始めたばかりのプレイヤーと上級者との対戦が実現しないようにするための措置です。
この措置により、新しいシーズンでは、1回も対戦しなくてもランクが20より上位になることがあります。
そのような場合でも、新しいシーズンのランク20到達の報酬となるCard Backを得るには、最低でも一度はHearthstoneにログインする必要があります。
Card BackのテーマとなったVindicator Maraadは、好評稼働中の「World of Warcraft: Warlords of Draenor」で、Alliance陣営における重要なキャラクターの1人として登場します。
同作品の主役となるOrc種族に対して憎しみに近い敵意を抱くMaraadは、Orcと対向するAlliance陣営の軍勢およびプレイヤーたちの統率者として指揮を担います。
かつてDraenei族が魔界のBurning Legion軍に襲われた際に、PaladinのMaraadは強大な盾となってDraenei族が逃亡を果たすことに貢献しました。
そしてDraenei族は、Orc種族が住んでいたDraenor大陸に移住します。
Draenor大陸で日々を過ごしていたMaraadは、ある日突然に妹を失います。
魔界の力を得て狂暴化したOrc種族によって拉致されたのでした。
その首謀者はOrc種族を魔界に導いたGul’danであり、その目的は生物学的な実験でした。
Gul’danは、Orcの兵士たちにMaraadの妹を襲わせ、GaronaというDraeneiとOrcのハーフの子を強制的に産ませました。
狂暴化したOrcたちは、Draenei族の首都であるShattrath Cityを襲撃します。
Maraadは、多くのDraenei族の難民たちを保護し、彼らを安全な場所まで引率する役を任されました。
とある地点でMaraadは、Draenei族を殺すOrcに対する怒りが頂点に達します。
この先の通路には大きな脅威がないと確信していたMaraadは、そこへ退避するよう難民たちへ指示し、近くにいたOrcのもとへ出向きました。
Orcを難なく駆除したMaraadが戻ったときに見た光景は、無防備だった難民たちがOrcの軍勢に虐殺された後の有り様でした。
同族の仲間たちの命が奪われたことと、脅威がない地点だと誤解して引率を失敗した事実が、Maraadをがく然とさせました。
これらの事件により、MaraadはOrc種族への復讐に人生の全てをかけるようになりました。
最近になって、GrommashとGarroshが率いる魔界に汚染されていないOrc軍団がAzeroth大陸へ侵攻した際に、Maraadは強い意志と説得力でもって、これらと全面対決することをAlliance陣営に決断させました。
Orc種族への憎悪に駆られるMaraadが描かれたCard Backを、Gul’danやGarroshのデッキで用いるのは悪趣味と捉えられるかも知れません。
Maraad Card Backの中央の左右に描かれ、Maraadが手にしている大きな紫色のハンマーは、World of Warcraftで登場するHammer of the Naaruです。
Sunwalker(Tauren種族のPaladin)であるJo’hsuや、Blood Knight(Blood Elf種族のPaladin)であるGathios the Shattererも、この武器を装備しています。
両手持ちのメイスを扱えるプレイヤーのキャラクターも装備できる武器です。
Paladinクラス向けの武器としてデザインされたために、ステータス値の改変前には、StrengthとIntellectの上昇効果がありました。
Paladinだけが、StrengthとIntellectの両方を主要なステータスとするクラスでした。
World of Warcraftの初の拡張セットである「The Burning Crusade」の公式予告動画の冒頭で、まだMaraadと名付けられていなかったDraenei Paladinとともに、大々的に登場した武器です。
そのために、今だにコレクションとして収集されることもあります。
男のDraenei種族のキャラクターがこの武器とJusticar Battlegear(Tier 4 アーマー・セット)を装備すると、Maraadのコスプレとなります。
Maraadが装備しているHammer of the Naaruには傷があります。
MaraadがShattrath Cityの難民を引率していた際に、彼らから離れてOrcを倒したときに欠けたのです。
Maraadはこの傷を見るたびに同族の仲間たちを救えなかったことを思い出し、Orcたちへの復讐心を再び募らせます。
Hearthstone 公式サイト – Hearthstone™ January 2015 Ranked Play Season – Marauding Maraad!
World of Warcraft 公式サイト – Vindicator Maraad
Wowpedia – Vindicator Maraad
Wowpedia – Hammer of the Naaru