山を飛び、谷を越えてガジェッツァンにやって来た、目にも留まらぬ早業(はやわざ)のパンダリアの闇一族――
陰に潜み、奇妙に映る術法で惑わす、古代の秘儀を駆使する修行僧と暗殺者の半獣人どもが、「翡翠蓮」の構成員を占めています。
ガジェッツァンにあるタランのバーで古武術や僧侶の話題に興じていると、マスターを通して「翡翠蓮」から勧誘されるとも噂されています。
彼らがパンダリア大陸からガジェッツァンに越して来た理由はただ一つ、翡翠の収集が容易であることです。
翡翠のゴーレムによる支配を目指す「翡翠蓮」にとっては、その原料となる翡翠を含めた物流が活発なガジェッツァンは、格好の根城でした。
「翡翠蓮」は「グライミー・グーンズ」や「カバール」と同様に、ガジェッツァンの利権を独占しようとしている一派だと広く認識されていますが、実際にはガジェッツァンの景気自体には興味がなく、翡翠の流通だけに関心を持っています。
ガジェッツァンの利権を得るまでもなく、名家ブラックポーのアヤが、すでに莫大な資産でもって「翡翠蓮」の活動を支えています。
闇に隠れて姿を現さない「翡翠蓮」は、ゲーム内でも隠れ身を有効的に扱います。
彼らが量産している累積強化型の翡翠のゴーレムは、ゲーム内でもその性質が表現されます。
「翡翠蓮」の能力によって召喚された翡翠のゴーレムは、最初は1/1のミニオンとして登場し、以降は召喚されるごとに2/2、3/3、4/4……と登場時のステータス値が強化されていきます。
ハースストーンでは、隠密性と古代魔法に長けたドルイド、ローグ、シャーマンの各クラスが「翡翠蓮」に所属しています。
「仁義なきガジェッツァン」における、この3クラスの専用カードは、「翡翠蓮」の勢力を拡大させる原動力となります。
リリース後にガジェッツァンを支配するのは、果たしてどの組織となるのでしょうか――