酒場の喧嘩「ガジェッツァンの戦い」における作成済みデッキとして採用された、プリーストのデッキ・レシピ「内なるドラゴン」の攻略情報を掲載します。
※デッキ・レシピを通常の対戦で用いる際の攻略情報としても活用できます。x1 チビ・トワイライトドラゴン
x1 狂気ポーション
x2 真言・盾
x2 マナ晶洞石
x2 ワームレストのエージェント
x2 カバールのカギ爪のプリースト
x2 ドラコニッド諜報員
x1 掘り出されし邪悪
x2 ドラゴンファイア・ポーション
x1 埋葬
x2 ネザースパイトの歴史家
x2 ブラックウィングの技術者
x2 トワイライト・ドレイク
x2 トワイライトの守護者
x1 アジュア・ドレイク
x2 ブラックウィングの変性者
x1 ブック・ワーム
x1 チルモー
x1 イセラ
ハースストーンにおけるドラゴン種族は、手札にいることで、ドラゴンと作用するカードの能力を有効にする特徴を持っています。
例えばワームレストのエージェントは、手札にドラゴンがない状態で召喚するとただの1/4のミニオンになりますが、手札にドラゴンがある状態で召喚すると2/4に強化されたうえに挑発を獲得します。
ドラゴンと作用するカードの能力が発動されると、コストに比しては高い効果を発揮するので、その分だけ敵よりも優位を得る結果となります。
常に手札にドラゴンが存在するように、ある程度の数(最低でも6枚ほど)のドラゴン種族をデッキに組み入れる必要があります。
「内なるドラゴン」デッキには11枚ものドラゴンが組み入れられているので、高い確率でドラゴンの作用能力を発動し続けることができます。
手札で唯一の存在となっているドラゴンの召喚は、ドラゴン作用カードを有効にする手段を失うことになるので、慎重に判断せねばなりません。
そのうえで唯一のドラゴンを召喚する場合には、同じターン中にまずドラゴン作用カードをプレイしておかねば、そのドラゴン作用カードが有効になりません。
マリガンとは、対戦開始前に最初の手札を選択することです。
ドラゴン・デッキでは、よく議論されている重要な事項です。
序盤でプレイできるドラゴン作用カードを最初の手札として確保していても、手札にドラゴンがなければ有用になりません。
その場合に、最初の手札として、高コストでもいいからドラゴンを確保するべきか否かについて、様々な意見が交わされています。
それらをまとめて結論づけると、一定の答えは出ません。
相手のデッキのタイプや、自分がデッキに組み入れたドラゴンの枚数も影響するからです。
今回の「内なるドラゴン」のように多数のドラゴンを組み入れている場合は、高い確率でドラゴンを引いてくるので、あまりに高いコストのドラゴンは最初の手札としては敬遠されます。
相手が速攻型であれば、こちらの挑発を有効化させるためにドラゴンの確保を優先させたり、あるいは低コストのカードをとにかく集めたりと、状況に応じて様々な判断があります。
大抵のケースにおいては、チビ・トワイライトドラゴンやワームレストのエージェントといった低コストのドラゴン作用カードがあれば、コスト9のイセラであっても確保されているようです(特にデッキ内のドラゴン総数が少ない場合)。
デッキのタイプに関係なく、マリガンの大前提は最序盤のマナ・カーブを整えることです。
序盤でテンポをロスしないよう、有効にプレイできるコスト1、コスト2、コスト3のカードを順にそろえる(コインがある後攻なら「2・2・3」や「1・3・3」のコスト順も)ことが何よりも求められます。
それがある程度達成されたうえで、ドラゴン作用カードを有効にするドラゴンを求めるかどうかを選択します。
中盤戦で主力となるドラゴン種族のトワイライトの守護者は、マナ・カーブを埋めやすい有効化カードです。
今回の「内なるドラゴン」においては、チビ・トワイライトドラゴン、マナ晶洞石またはワームレストのエージェントをまず確保し、そのうえでカバールのカギ爪のプリーストまたはブラックウィングの技術者を求めるか、必要に応じて有効化カードであるコスト4~5のドラゴンを求めます。
ネザースパイトの歴史家が最初の手札として確保されることをよく見かけますが、ミニオン自体が弱く、これを第2ターンでプレイしてもテンポ・ロスとなります(何もしないよりはマシですが)。
中盤戦や終盤戦において、そのときの状況に適したドラゴンを発見するためのカードです。
「内なるドラゴン」を含めた大半のドラゴン・プリーストには、1回のプレイで強烈なダメージ源を発生させるフィニッシャーがありません。
ドラゴン作用カードの能力によって、常に相手よりも各種のアドバンテージを稼ぎ、徐々に敵のヒーローへの攻勢を強めて勝利するデッキです。
分類としては長期戦向けのコントロール・デッキであり、効率よいミニオン同士の戦闘を経て、盤面の優位を獲得し続けることを目指します。
その補助となるのが回復と全体攻撃です。
プリーストのヒーローパワーを活用して味方のミニオンを再生し、ミニオン1体で敵の複数体のミニオンを破壊すると、有利を得ることができます。
回復は、ミニオンの体力を高める能力とも好相性です。
場で自軍側が劣勢に陥ったとしても、全体攻撃を発動することで逆転が可能となります。
ただ、「内なるドラゴン」に組み入れられた全体攻撃はどれも、味方のミニオンにも影響を及ぼすことに注意します。
ドラゴンファイア・ポーションはドラゴンにはダメージを与えませんが、ドラゴン作用カードでありながらドラゴン種族ではないワームレストのエージェントやブラックウィングの変性者にはダメージを与えます。
ドルイド「翡翠蓮のゴーレム」対策
- 対パラディンで最も留意すべき点は、「熱狂する火霊術師 → 平等」で場を一掃するコンボを、パラディン側が2回発動できることです。
したがって、必要以上に自陣を拡張して、ミニオンカードを浪費する結果とならないようにします。 - 翡翠ドルイドは戦闘時間が長引くほど手がつけられなくなります。
相手側には強力な全体除去能力がないので、自軍の規模を可能な限りに拡張し続けて、早めに倒しきります。 - 敵の戦利品クレクレ君や苦痛の侍祭を、狂気ポーションで味方に引き入れてダメージを与えると、相手ではなく自分がカードを引きます。
パラディンの手札の強化能力や、ドルイドの翡翠のゴーレム召喚能力は、手札が増えないと有効度が高まりません。
- 各種ドラゴン作用カードの能力を2回発動させる、ブラン・ブロンズビアードの採用を強く推奨します。
とりわけ、ドラコニッド諜報員の2回発見や、ブラックウィングの変性者の合計6ダメージは強力です。 - 全体攻撃のドラゴンファイア・ポーションは、敵側のドラゴンに対しても効かないことには注意します。