この一年間に日本のハースストーン公式サイトは、既存のトレーラー映像や英語の公式配信を日本語化するだけでなく、日本特有の映像作品も数々配信しました。
その代表作がハースストーンの特別番組です。
AbemaTVの「女だらけのゲーム実況25時間生放送」の内部企画として生放送された「ハースストーンスペシャル」を皮切りに、「ワン・ナイト・イン・カラザン」のリリース前後には本格的な連載番組である「はすすと!」が計5回に渡って放送され、年末にはGero&椿姫彩菜の両氏が出演して「仁義なきガジェッツァン」の新カードを全世界に発表しました。
「ハースストーンスペシャル」以外は現在も視聴可能となっています。
ハースストーン Gero&椿姫彩菜 Part1
ハースストーン Gero&椿姫彩菜 Part2
ハースストーン Gero&椿姫彩菜 Part3
日本発のハースストーン公式配信で、世界のコミュニティから大きな反響が挙がった映像が、テレビ用のCMです。
※ストーリー(公式サイトより転載)
取り巻きを引き連れて出社する、大企業の社長(寺田農)。
まわりの社員たちは敬意を込めて、「お疲れ様です」と深々と頭を下げて挨拶します。
けれども、そんな社長がひとりのOL(佐藤玲)に出くわした次の瞬間、社長のほうがOLに深々と頭を下げて「お疲れ様です!」と敬意を込めて挨拶。
「なぜ!?何が起きた!?」と歌うHIPHOPが流れる中、予期せぬヒエラルキーの逆転現象に驚愕するまわりの人々の様子が次々と映し出されます。
最後に、社長とOLがハースストーンを楽しんでいるシーンが描かれ、ハースストーンの世界でOLが社長よりも強いために、現実世界でも社長がOLに頭を下げて敬意を表したのだ、ということが判明します。
「60秒のうちハースストーンのプレイ映像はわずか5秒かよ!」というツッコミもありましたが、名優の寺田農(みのり)氏による濃厚な顔芸を始めとした、本格的な舞台上で繰り広げられる大変コミカルなシーンの数々が、言語の壁を超えて海外のコミュニティに深い印象を与えた模様です。
全国展開、および長期の放送が望まれたコマーシャル作品でした。
日本のシーズン選手権を優勝して日本代表となった、mattun選手とJako1910選手を応援する意図で制作された、両選手のプロモーション映像も本格的でした。
人はある日突然気付く。自分自身の可能性に― BE LEGEND: mattun https://t.co/Y3P5Ze1EN1 #ハースストーン #がんばれmattun pic.twitter.com/YJK42q6mIY
— Hearthstone: ハースストーン (@Hearthstone_jp) 2016年3月24日
BE LEGEND: Jako1910 https://t.co/2QnZCO71ki #ハースストーン #がんばれJako1910 pic.twitter.com/RbJOKOsiI1
— Hearthstone: ハースストーン (@Hearthstone_jp) 2016年6月16日
「まるでドラマの1シーンみたい」という感想が頻出し、世界選手権の決勝大会のトレーラーでも一部が採用されました。
日本がハースストーンのリリース1周年を迎えた際には、何とハースストーンの開発チームがわざわざ集合し、日本のプレイヤーに向けてビデオ・メッセージを配信してくれました。
メインのプレゼンターは、ハースストーンのリード・アーティストであるBen Thompson氏です。
日本のコミュニティを激励するメッセージを読み上げ、最後は日本語で「ありがとう」と挨拶されました。
「BlizzCon」にも出演されたBen Brode氏とMike Donais氏も含め、開発チームが勢揃いをして「1周年おめでとう!」と祝福していただきました。