日本時間の3月1日未明に、パッチ「7.1.0.17720」がハースストーンに適用されました。
以下に公式のパッチ・ノートを転載します。
- このアップデートでは、3月の終わりに幕を開けるマンモス年記念祭の準備を始めるぞ。
- ハースストーンの最新拡張版「大魔境ウンゴロ」の先行購入ができるようになったぞ!
カードパック50個を$49.99で先行購入できて、ウンゴロのカード裏面デザインも付いてくるからな。- 恐竜!
- エレメンタル!
- クエスト!
- ランク戦プレイ
- ランク戦プレイで一定のランクに到達すると、そのシーズンはそのランク以下には下がらなくなったぞ。対象となるランクは20、15、10、5、そしてレジェンドだ。
- 闘技場
- 闘技場でデッキを組む際、出現するのはスタンダードカードだけになったぞ。ただし、パッチ適用前に闘技場を開始した場合は、ワイルドカードが含まれたままだ。
- 闘技場でデッキを組む際、レア、エピック、レジェンドがより多く登場するようになったぞ。
- 呪文がより多く登場するようになったぞ。
- 中立の基本/クラシックカードの登場はこれまでより少なくなったぞ。
- あんたがゴールデン版を1枚持ってるカードを選んだ場合、選んだ最初の1枚がゴールデンになるぞ。
- ゴールデン版を複数持ってるカードの場合、選んだそのカードは全てゴールデンになるからな。
- バランス調整
- 「ちんけなバッカニーア」の体力が2→1に減少したぞ。
- 「精霊の爪」のマナコストが1→2に増加したぞ。
- メモリを最適化する仕組みをいくつか追加したぞ。
- 新規プレイヤー向けのマッチメイクを改善したぞ。
- モバイル版プレイヤーのアカウント作成プロセスを試験的にアップデートしているぞ。
- 新しいBattle.netアカウントの作成に関連する余計な負荷を最小化するもので、限定されたリリースにのみ適用されるはずだ。
- オーディオのクオリティを最良に保つため、ゲームのBGM音量に上限が設定されたぞ。
- [Android] 今後のインストールサイズの縮小と、よりスムーズなパッチ適用を実現するため、Androidへの配布方法を最適化したぞ。
- 不具合の修正
- 「ちんけなバッカニーア」の攻撃力に対する、「謙遜」、「ウルダマンの番人」、「イカレた錬金術師」のそれぞれの効果がちぐはぐになっていたのを解決したぞ。
- 呪文カード「カザカスのポーション」がミニオンや呪文の効果でコピーされた場合、そのカードがブランクで表示される場合がある問題を解決したぞ。
- 「ナックルズ」が「ミスディレクション」の効果を受けた時も、正常に能力を発揮するようになったぞ。
- 「自然の怒り」でカードを引くタイミングと、「敏腕記者」の効果の兼ね合いの問題を修正したぞ。
- 「変身ポーション」発動後に「狙撃」が正常に発動するようになったぞ。
- 「西風のジニー」が呪文ダメージで強化された呪文を正常にコピーするようになったぞ。
- 「跳ね回る刃」が聖なる盾を消した後に正常に跳ね回り続けるようになったぞ。
- コレクションブックでシーズン報酬のカードが表示されるまでに時間がかかる問題を解決したぞ。
- コレクションブックでクラス名を使って検索する際、3クラスカードが正常に表示されるようになったぞ。
- ゲーム内ショップで支払いの認証が遅延したり停止する場合がある問題を解決したぞ。
- 軽微なビジュアルの問題多数と、一部のカードテキストの不統一を修正したぞ。
- PC版ではパッチのアップデートが、モバイル版ではアプリのアップデートがそれぞれ必要となります。
PC版もモバイル版も、自動アップデートの設定が有効になっていない場合は、手動でアップデートを行う必要があります。 - モバイル版ではアップデートが配信されるまでに数時間かかることがあります。
その場合には、しばらくお待ち下さい。 - パッチのバージョンが異なるプログラムやアプリ同士では対戦できません。
お互いが最新のパッチにアップデートする必要があります。 - 一度、最新のパッチでログインしたアカウントでは、古いパッチのままであるプログラムやアプリからはログインできません。
全ての端末のハースストーンを最新のパッチにアップデートする必要があります。
パッチ「7.1」の適用によって、先日に発表された新拡張セット「大魔境ウンゴロ」のカードパックの事前販売が、ゲーム内で始まりました。
通常は40パック分の価格である49.99ドル(モバイル版では6,000円)で、「大魔境ウンゴロ」のパックを50個購入できます。
この事前販売のパックを購入すると、特別報酬である「化石」Card Backがコレクションに加わります。
購入した時点より使用可能となります。このCard Backは、事前販売が終了する「大魔境ウンゴロ」のリリース日以降は、二度と入手できなくなると思われます。
なお、事前販売で購入した「大魔境ウンゴロ」パックは、同作品がリリースされるまで開封できません。
事前に予告されていたとおりに、ちんけなバッカニーアと精霊の爪が弱体化修正を受けました。
ちんけなバッカニーアは体力が2から1に、精霊の爪はコストが1から2に、それぞれ変更されました。カードの内容の変更に伴い、変更されたカードの還元量が増えています。
変更されたカードを還元すると、それぞれ作成時と同等の魔素(Arcane Dust)を得られるようになっています。
ただし、このパッチをプログラムやアプリに適用していない状態であると、還元量は増えません。
正しくアップデートを完了し、還元する際には得られる魔素量の表記をよく確認してください。
この措置には期限があります。
その期日はまだ発表されていません。
ランク戦の降格制度に変更が加えられました。
ランク20から21へ降格しなくなるのと同様に、ランク15、10、5のそれぞれの時点においても、到達したらそれより下には降格しない仕様となりました。
具体的に説明すると、ランク20、15、10、5のそれぞれの時点で、スターがゼロの状態で敗北しても、ランクの降格が発生しなくなります。
これらのランクは「ランク・フロア」と呼称されています。
この仕様の変更によって、ランク20~16、ランク15~11、ランク10~6、ランク5以上のそれぞれのカテゴリーにおいて、対戦するプレイヤー同士の実力差や資産差がより近づくことが期待されます。
「作業感が強い」「無駄に時間がかかる」というフィードバックも多いレジェンド・ランクへの道のりも、多少は緩和されることになりそうです。
なお、新シーズン開幕時におけるリセットによるランクの降格は、これまで通りに施行されます。
最高位であるレジェンド・ランク到達者の新シーズンは、ランク16のスター3つの状態から始まるため、新シーズンの開幕直後は全員が「フロア」のランク15未満に位置することになります。
闘技場に5つの変更が施されました。
1. 対戦フォーマットが「スタンダード」に
対戦ルールが「ワイルド・フォーマット」から「スタンダード・フォーマット」に変更され、「スタンダード」で扱えるカードしかドラフトや対戦中で登場しないようになりました。
各拡張セットが提供するユニークな能力をより引き立てるためであり、セットごとに存在するカードの相互作用の効果が発動される機会が増えると期待されています。
2. レアリティごとのドラフト出現率の変更
レアリティがフリーとコモンであるカードは、デッキ構築時におけるカード・ドラフトで出現する確率が大幅に引き下げられました。
低レアリティのカードが多い対戦環境は魅力が薄いと見なされており、高レアリティであるレア、エピック、レジェンドの各カードが出現する確率が増えます。
3. 呪文カードのドラフト出現率の増加
デッキ構築時におけるカード・ドラフトで、呪文の出現率が全体的に増えました。
闘技場における呪文の存在を増やすことで、過度なミニオン展開に対抗する手段を増やし、形勢逆転というエキサイティングな要素の発生率を高めたいという意向があるようです。
4. 中立カードのドラフト出現率の低下
デッキ構築時におけるカード・ドラフトで、中立カードの出現率が全体的に減りました。
普遍的でインパクトが弱いカードの出現率を抑えるためです。
5. ゴールデン版カードの出現
コレクションとして収集しているゴールデン版のカードは、闘技場でもゴールデン版として登場するようになりました。
フリー、コモン、レア、エピックのカードを1枚だけゴールデン版として所有している場合
→ ドラフトでピックアップした最初の1枚だけがゴールデン版になり、2枚目以降の同じカードは通常版になる。
フリー、コモン、レア、エピックのカードを2枚以上ゴールデン版として所有している場合
→ そのカードはドラフトで何枚ピックアップしてもゴールデン版になる。
レジェンド・カードを1枚(または1枚以上)ゴールデン版として所有している場合
→ そのカードはドラフトで何枚ピックアップしてもゴールデン版になる。
将来的に、ゴールデン版と通常版のどちらを用いるのかを選べるオプションを、追加することが検討されています。
パッチの適用前に作成した闘技場のデッキは、「ワイルド」専用カードが含まれていても、そのままプレイできます。
カードテキストの内容を一言で表すキーワードに、猛毒が追加されました。
エンペラー・コブラなどがミニオンへダメージを与えると、その対象のミニオンが破壊されるという能力を表すキーワードです。
エンペラー・コブラのカードテキストも、猛毒という1単語だけとなりました。
猛毒を持つミニオンは、現在ではエンペラー・コブラ、マイエクスナ、ピットスネーク、埋伏の暗殺者の4種類です。
「大魔境ウンゴロ」で追加される能力である「適応」がランダムで提示する同能力も、猛毒という1単語だけになることが予想されます。
公式に発表された予定事項の中で、この「7.1」パッチに含まれていない要素を以下にまとめます。
- 「大魔境ウンゴロ」のカードパックの通常販売
- 「大魔境ウンゴロ」のカードパックの開封
- 「大魔境ウンゴロ」のカードの出現とプレイ
- 2017年度版の「スタンダード・フォーマット」の開幕とカードセットのサイクル
- 6種の「クラシック」カードの「殿堂入り」およびスタンダード落ち
- 6種の「クラシック」カードに対する魔素の補償
- 毎日発生する期間限定のログイン・ボーナス(「8.0」以前から開始される可能性有)
- 新ヒーロー「マイエヴ・シャドウソング」の報酬
- 炉端の集いに関するツールの搭載
公式に発表された予定事項の中で、4月初旬の「大魔境ウンゴロ」のリリース日にも含まれない要素を以下に掲載します。
- 拡張セットに付随する一人用のミッション・モードの搭載