2月に予告されていた、炉端の集いに対するサポートの強化が公式に発表されました。
炉端の集い(Fireside Gatherings)とは、ブリザード社が促進および奨励を続けている、コミュニティ主催のハースストーンのオフ会、イベント、大会です。
「プログラム内に炉端の集い専用ツールを搭載する」と発表されていましたが、結構大掛かりなゲーム内の追加要素となるようです。
このことを説明した公式動画の内容をまとめて以下に掲載します。
出演されたのは、ブリザード社の様々なゲームの開発に携わり、現在はハースストーンのゲーム・デザイナーに就任中のPat Nagle氏です。
「World of Warcraft」の名物キャラクターであるナット・ペイグル(Nat Pagle)の名前の由来となった人物でもあります。
Pat Nagle氏が冒頭に述べたことは、「innkeeper」に対する大きな感謝です。
参加者を募り、開催場所を設定し、イベントを企画し、ハースストーンの発展に貢献している、炉端の集いの開催者のことを「innkeeper」とこれから呼称するそうです。
そのかけがえのない「innkeeper」たちをアシストするために、以下のツールをハースストーンのゲーム内に追加することが発表されました。
まずは、炉端の集いの自動探知機能です。
GPSテクノロジーを用いて場所を特定し、プレイヤーが炉端の集いの開催場所にいれば、自動的にそのことをゲーム内で表示します。
炉端の集いの場所でフレンド・リストを開くと、参加中である炉端の集いの名称が表示され、ハースストーンを起動している参加者の一覧が現れます。
画面左下のフレンド・ボタンも、炉端の集い仕様のボタンに変化します。
続いては、炉端の集い専用の酒場の喧嘩である、Fireside Brawls(炉端の喧嘩)の追加です。
炉端の集いの場所にいないとプレイすることができない、限定的な酒場の喧嘩です。
炉端の喧嘩のルールは、選択や独自なデザインを許可する可能性が示唆されています。
画像から推測するに、炉端の喧嘩は、通常版が休止している期間でもプレイできそうです。
最後は、炉端の集いの装飾要素です。
主催者である「innkeeper」は、公式サイト上から、自分の炉端の集いのサインを自由にカスタマイズできることになるようです。
動画では「名前」「メイン・エンブレム」「サブ・エンブレム」「フレーム」「バックグラウンド」を設定できると紹介されています。
そして、プレイヤーが炉端の集いに入ると、そのカスタム・サインがゲーム中で大々的に表示されて歓迎します。
設定された炉端の集いの名称は、フレンド・リストでも表示されます。
この炉端の集いのツールは、すぐにリリースされるわけではないそうです。
ブリザード社が選定した「innkeeper」と共にベータ・テストを繰り返し、十分な準備期間を経てからゲームに搭載される予定であるとのことです。
炉端の集いのさらなる参加者増加のみならず、炉端の集いの全体的な開催数の増加を促すと見込まれる追加要素です。
なお、動画で紹介されたイメージは開発中の段階のものであり、今後に変更される可能性があるとのことです。
また、今後はテストのために、追加要素の一部がゲーム内で表示されることがあるとも注釈されています。