日本時間の17日未明に、以下の新要素がハースストーンのゲーム内に追加されることが公表されました。
毎日受注できるデイリー・クエストを始めとした多くのクエストは、ソロ・プレイやフレンド対戦では達成できません。
その仕様が、フレンド対戦の試合内容も参照するよう変更され、今後はフレンド対戦でもクエストが達成できるようになります。
例えば、フレンド対戦で合計40回の呪文をプレイすると「呪文の達人」が達成され、フレンドと酒場の喧嘩で対戦して5勝すると「みんな、集まれ!」が達成されます。
酒場のオヤジ(コンピューター)に挑むようなクエストや、他人の試合を観戦するような特殊クエストは対象外であると、公式に示唆されています。以前に、期間限定で「友達の輪」というイベントが発生していて、その期間中はフレンドとの対戦でもクエストが達成できるようになりました。
そのイベントを恒久化する変更です。
フレンド同士のつながりを強化するだけでなく、対人戦でなかなか勝利できずにクエストを達成できない初心者を大いに救済することになります。
以下に、「友達の輪」イベントの補足情報を列挙します。
これらは、あくまで去年に発生した「友達の輪」イベントの仕様の補足であり、今回発表された新要素と全く同じであるとは限らないことに注意してください。- ランク戦で500勝することが条件である、ゴールデン・ヒーローが報酬となるクエストはフレンド対戦で達成できません。
- これまでと同様に、対人戦で3勝するごとに与えられる10ゴールドの報酬は、フレンド対戦では発生しません。
- デイリー・クエストの「友達と対戦!」と同様に、早すぎる降参は対戦したとはみなされず、クエストは進行および達成されません。
ある程度の時間が経過したうえで決着しないと条件を満たしません。
- デイリー・クエストの「友達と対戦!」とは異なり、どちらが対戦を申し込んでもクエストは達成されます。
- 同じサブネットにいる(近くのプレイヤーとしてフレンド・リストに表示される)フレンドと対戦しても、クエストを達成できます。
- 酒場の喧嘩の勝利ボーナスとなるカードパックの報酬は、フレンド対戦では達成されずに与えられません。
マイ・コレクションのデッキ作成モードに、デッキのインポート機能とエクスポート機能が追加されます。
デッキのエクスポートは、ゲーム内で組み上げが完了したデッキをシェア、あるいは保存する機能です。
完成されたデッキを開き、デッキの名前が記されたデッキ・ボタンにカーソルを合わせると(あるいはタップすると)、デッキの「コピー」ボタンが現れるようになります。
その「コピー」ボタンを押すと、PC(またはモバイル端末)のクリップボードに、開いているデッキの全内容がテキスト形式でコピーされます。
その書式は、以下のようになるとのことです。
コピー・テキストの下部にある英数字の羅列が、ハースストーンのプログラムが読み取るデッキのコードです。
このデッキのコードを控える、あるいはシェアすることで、対象のデッキをいつでも誰でも複製できるようになります。
コードからデッキを取り込むインポートも、とても簡単です。
デッキ・コードをあらかじめPC(またはモバイル端末)のクリップボードにコピーしておいて、デッキの新規作成を始めるだけです。
デッキの新規作成が行われる際に、ゲーム・プログラムが自動でクリップボードの内容を判別し、それにハースストーンのデッキ・コードが含まれていれば、そのコードのデッキを組むかどうかを尋ねられることになります。そこで賛同すれば、労せずデッキの取り込みが完了します。
ネット上で公開されているデッキを採用する作業や、あまり使わないデッキを保管したり復活させたりする作業が、極めて簡単になる新要素です。
デッキの編集画面において、これまでは同じカードであっても、ゴールデン版と通常版はそれぞれデッキ・リスト上でスロットを1つずつ占有していました。
デッキ・リストの表示の仕様変更によって、同じカードのゴールデン版と通常版の1枚ずつがデッキに組み入れられた場合でも、それらは1つのスロットへ収まるようになります。
ゴールデン版と通常版が1つのスロットに混同された場合は、スロットの枠の左半分だけが金色に縁取られます。
デッキ・リストの見た目をすっきりとさせ、1枚だけ所有しているゴールデン・カードの使用を奨励することになる変更です。
以上までの新要素は、数週間以内にリリースされる新しいパッチが適用された時点から追加されます。