今年もTwitchとハースストーンのコラボレーション企画が催されます。
9月11日より、著名なハースストーンの6選手が2チームに分かれて対戦する「Oktoberbrawl」が、Twitchのコンテンツとして開催されます。
また、それと連動した企画と、特別報酬である限定Card Back2種類が、Twitchの有料サービス「Twitch Prime」の会員向けに提供されます。
それぞれの詳細を掲載する前に、現在「Twitch Prime」は日本からでは会員になれないことを注記しておきます。
したがって、Twitchで配信される「Oktoberbrawl」は会員でなくても観戦できますが、会員向けのサービスであるCard Backの報酬は、会員になれない日本からでは獲得することができません。
Dog、Thijs、J4CKIECHANの各選手がチーム「Void」に、Kripparrian、Reynad、Alliestraszaの各選手がチーム「Light」に分かれて、1か月に渡って争う大会です。
この大会のユニークな点は、全プレイヤーが新規のアカウントを用いて対戦することです。
最初に与えられるカードは、「基本」セットの他には、「歓迎バンドル」を含めた「クラシック」セットのパック20個です。
ハースストーンを初めて間もないプレイヤーとっては、自分と同じような限られた環境において、プロ選手たちがどのようにデッキを構築して勝利を目指していくのかを学べる、絶好のコンテンツであると言えます。
英語による配信であることが難点ですが、まだ資産が乏しい初心者の方々に視聴することをお勧めしたいイベント内容です。
9月11日よりハースストーンの公式Twitchチャンネル(英語)で開始され、4週間に渡る平日の配信を経て、10月21日の「TwitchCon」――Twitchが年に一度主催するゲームの大型イベント――で決勝戦が行われます。
以下に「Oktoberbrawl」の大会形式とルールをまとめます。
- 期間中に全プレイヤーは、「基本」セット以外のカードを所有していない、新規のアカウントを扱う。
- 開幕時に全プレイヤーは、「クラシック」セットのパック10個と「歓迎バンドル」(クラシックのパック10個とクラス専用レジェンド1枚のセット)が与えられる。
- 与えられたアカウントは「Oktoberbrawl」の配信中でしかプレイできない。
- クエストの達成や3勝ごとの勝利ボーナスによって発生したゴールドを、「クラシック」パックの購入に充てることができる。
- ゲーム内で現金による購入を行ったり、ゴールドで「クラシック」パック以外を購入することはできない。
- 新規向けのクエスト報酬である闘技場のチケット1回分は使用可能であり、その闘技場の報酬を資産に加えることができる。
- カードを還元することはできない(作成に関しては未記載)。
- 毎週の開始日となる月曜日(日本では火曜午前)に、週ごとに定められた2セットのパックが、それぞれ10ずつ計20個与えられる。
- 毎週の水曜日(日本では木曜午前)に、一般プレイヤーが産出したカードパック(※後述)が与えられる。
- 毎週の最終日となる金曜日(日本では土曜午前)は、両チームが直接対戦する。
- 金曜日の直接対戦で勝利したチームは、「TwitchCon」の決勝戦で相手チームに適用されるペナルティを選ぶことができる。
- 「TwitchCon」で開催される決勝戦で勝利したチームが優勝する。
スケジュール
※日付は全て現地時間
ワイルド週間(9月11日~15日) 「ゴブリンvsノーム」「グランドトーナメント」の各セットのパックが10個ずつ与えられる クラーケン週間(9月18日~22日) 「旧神のささやき」「仁義なきガジェッツァン」の各セットのパックが10個ずつ与えられる マンモス週間(9月25日~29日) 「大魔境ウンゴロ」「凍てつく玉座の騎士団」の各セットのパックが10個ずつ与えられる アドベンチャー週間(10月2日~6日) 提供されるカードは未公表 決勝戦(10月21日)
カードパックを開封する模様も配信されるので、その内容の運不運を目の当たりにすることも、選手たちと共有できます。
特別な記載がありませんでしたが、最近のパッチによって、新規に開封するセットは10パック以内にレジェンドが1枚封入されるようになったので、10個提供される全セットのパックから1枚のレジェンドが必ず与えられることになります。
1回だけ挑戦できる闘技場の結果は大きなアドバンテージを生じさせる可能性があり、闘技場のマスターであるKripparrian選手の腕の見せ所となりそうです。
「Oktoberbrawl」のプロモーションとして、Twitchの有料サービス「Twitch Prime」の会員向けに、限定Card Back「Void(虚無の呼び声)」と「Light(光の召命)」の報酬が提供されます。
「Twitch Prime」の会員の全員が獲得できますが、日本からでは「Twitch Prime」の会員になることができません。
したがって、日本以外のクレジットカードを登録するなど、一般的ではない方法をとらない限りは、日本ではこの項目に記載されているプロモーションに参加することができず、上記のCard Backも獲得できません。
この2種類のCard Backは、上述した「Oktoberbrawl」の期間中はただのCard Backではなく、「Oktoberbrawl」の大会と連動するアイテムになります。
Void Card Backはチーム「Void」と、Light Card Backはチーム「Light」とそれぞれ対応しており、各チームを応援するツールとなるのです。
普段のゲーム・プレイにおける、Void Card Backを付けたプレイヤーの総合勝利数に応じて、毎週水曜日にチーム「Void」へ追加のカードパックが与えられます。 「Light」側も同様です。好きな選手や応援したい選手がいるならば、そのチームに対応したCard Backを装着して勝ちまくることで、カードパックを贈る支援を果たすことができます。
カードの開封において不運に見舞われたチームの方のハンデを埋めるべく、そちら側のCard Backを装着するなどの楽しみ方もあります。
どちらのチームにどれだけプレイヤーからパックが与えられたのかは、公式サイトに掲載されるとのことです。
ハースストーンの初の「Twitch Prime」キャンペーンにおいて、ヒーロー・スキンのティランダ・ウィスパーウィンドが会員限定の報酬として用意され、会員になれない国々のプレイヤーたちから大きなひんしゅくを買ったことは、今も多くの人の記憶に残っています。
あれから1年が経ち、当時は7か国しか参加できなかった「Twitch Prime」は広まりを見せましたが、主要国の中でインド、メキシコ、中国、そして日本の4か国だけは、いまだに「Twitch Prime」に参加できません。
理由は明らかにされていませんが、「利用できるように取り組んでいる」との記述がTwitchにあるので、将来的には日本も参加させる意思があるようです。
現状の日本からでは、冒頭でも説明したとおりに「Twitch Prime」には参加できません。
日本はまたもや報酬がもらえない「仲間はずれ」となり、「Oktoberbrawl」の配信をかやの外から視聴するばかりとなります。
この排他的なイベントの詳細情報について書き上げようか迷ったのですが、「Oktoberbrawl」の大会自体は興味深く、実際に視聴が楽しみなコンテンツではあります。
何より新規参加者や初心者、そして初心者を指南することを望む者にとって、学べるところが多分にありそうであることは、特筆すべき事項です。
つい先日に、Twtichが日本の東京にオフィスを設立したことがニュースとなりました。
Twitchは日本へ本格的に進出しただけでなく、「Twitch Prime」の日本語ガイドなどもすでに用意しているため、「Twitch Prime」の日本解禁はそう遠いことではないかも知れません。
どうにか「Oktoberbrawl」の開催期間中に解禁されることを望み、この記事を投稿します。