本日の未明に、シニア・ゲーム・デザイナーであるPeter Whalen氏と、ゲストのBrian Kibler氏がTwitchの公式配信に登場し、「コボルトと秘宝の迷宮」の新カードを9種類発表しました。
その内容のまとめを掲載します。
まずは、ハースストーンの配信者としてお馴染みであるBrian Kibler氏と、開発陣のPeter Whalen氏が自己紹介。
各カードセットには1人ずつゲーム・デザイナーが割り当てられていて、今作の「コボルト」はPeter Whalen氏が主に手掛けているとのこと。
Kibler氏の「今日はどんなカードが発表されるの?」という問いに対して、Peter Whalen氏は「Secret(秘密)をネタバレしたくないけれど――」と前置き。
彼が直後に残した微妙な間は、その「Secret」発言が今回の発表における伏線であったことを物語っているとは、このときには全く気付きませんでした。
「ドラゴン・マスター」の異名を持つKibler氏を喜ばせるかのように、「エキサイティングなドラゴンも発表されます」とも予告されました。
最初に発表されたカードは「獰猛なクッチャベラー」
実際に能力が発動される模様が映されると、攻撃時の「パパパパーパォゥ!」という奇妙な叫び声にKibler氏は大喜び。
「コボルト」のセット内で「最もかわいい」とされているこのミニオンは、様々なキャラクター・デザインが模索されたそうです。
2番目のカードは「突然の裏切り」
何と!
初めてのローグ・クラスの秘策カードです。
これまでメイジ、ハンター、パラディンの3クラスだけが秘策を用いていましたが、ローグはその第4のクラスとなります。
ローグの秘策のコストは2で、色は紫色となります。
3番目のカードは「九死一生」
これもローグの秘策カードです。
ローグの秘策は、「コボルト」のセットでは全部で3つ存在し、次の拡張セットではおそらく登場しないだろうと示唆されました。
4番目のカードは「ダスクブレイカー」
Kibler氏お待ちかねのドラゴン・カードは、プリースト専用のミニオンでした。
ダンジョンとドラゴンは切り離せない関係のようで、「コボルト」セットにはドラゴン・カードがそれなりに用意されると言及されました。
開発陣には、プリーストのドラゴン・デッキをよりコントロール向けにデザインしたい意向があるそうです。
アグレッシブなミッドレンジ・タイプよりも長期戦を臨む、大型のデッキとして採用されるよう調整するつもりであるとのことです。
5番目のカードは「ルーンスピア」
今作の目玉の一つであるレジェンド武器です。
クラスはシャーマン。
Warcraftの世界におけるルーンスピアは、ケーアン・ブラッドフーフが用いていたことでよく知られています。
6番目のカードは「枝分かれの道」
2回選択ができる初めてのカードです。
3つの選択肢から選べるのも、収集可能な選択カードでは初となります。
7番目のカードは「レベルアップ!」
ダンジョン攻略というテーマにふさわしい名前のカードです。
同じ5コストの兵站将校の再来とも言うべきカードです。
トークン・パラディンの台頭を遂げる存在となるのでしょうか。
8番目のカードは「ミスリルの小呪文石」
手札にある内に特定の条件が満たされると、効果がアップグレードする「呪文石」カードです。
武器を1つ装備するたびに、召喚される5/5のゴーレムの数が1体 → 2体 → 3体と増えます。
本日最後のカードは「キャスリーナ・ウィンターウィスプ」
ハンターのレジェンド・ミニオンです。
デッキから直接ミニオンを召喚する招集の能力を持っています。
ハンターの招集カードは、このキャスリーナだけであるとのことです。
「World of Warcraft」におけるKathrena Winterwispは、プレイヤーたちにクエストを依頼する一般的なエルフのNPCです。
エンディングでは、Peter Whalen氏もお気に入りである「獰猛なクッチャベラー」の挙動が今一度放送されました。
「声優が凄いサウンドを生み出した」として、大いに楽しむ二人でした。
「コボルトと秘宝の迷宮」は12月にリリース予定。
限定Card Backが特典となる、お得なカードパックの先行販売が実施されています。
本日発表されたカードも含めた「コボルトと秘宝の迷宮」のカードは、すべて以下のリストに掲載しています。