【05/16 ~ 06/01】
パッチ「8.2」で「フレンド対戦でクエスト達成」「デッキ・コード」の導入
ハースストーンに新要素となる機能が追加されました。
これまではソロ・プレイとフレンド対戦では達成できなかったデイリー・クエストが、フレンド対戦の試合内容を参照するよう変更され、フレンド対戦でもクエストが達成できるようになりました。
以前に期間限定で発生していた「友達の輪」のイベント内容と同じ仕様であり、そのイベントを恒久化する変更です。
フレンド同士のつながりを強化するだけでなく、対人戦でなかなか勝利できずにクエストを達成できない初心者を大いに救済することになりました。
また、マイ・コレクションのデッキ作成モードに、デッキ・コードが導入されました。
デッキ・ボタンから「デッキのコピー」を選択すると、作成したデッキのコードがクリップボードにコピーされ、これを貼り付けたテキストを保存することでデッキのエクスポートを実現できます。
デッキ・コードをコピーした状態でハースストーンのゲーム内でデッキを作成しようと試みると、そのデッキを自動で作成するデッキのインポートを行うかどうかを尋ねられます。
ネット上で公開されているデッキを採用する作業や、逆にデッキをネット上で公開する作業が、極めて簡単になりました。
これらの新要素は大きく歓迎され、それに伴って話題性も高められました。
導入直後には、デッキ・コードの全文を貼り付ける行為も、様々なフォーラムやコメント欄で多発していました。
その度に、インポートとエクスポートの用途だけならば、羅列された記号のコード1行だけ載せればいいのだと忠告されていました。
同じタイミングで施された、デッキ・スロットにおける同一カードのゴールデン版と通常版の混在化も、コミュニティから喜ばれました。
これまでは同じカードであっても、ゴールデン版と通常版は、それぞれスロットを1つずつ占有していたのです。
ゴールデン版と通常版が1つのスロットに収まった場合は、スロットの枠の左半分だけが金色に縁取られるようになりました。
デッキの見た目をすっきりとさせ、1枚だけ所有しているゴールデン・カードの使用を奨励することになる変更でした。
【02/14 ~ 03/01】
パッチ「7.1」でランク戦の仕様変更と2種のカードの弱体化が施行される
かねてより改革の必要性が議論されてきたランク戦の仕様に、修正が施されました。
ランク20から21へ降格しなくなるのと同様に、ランク15、10、5のそれぞれの時点においても、到達したらそれより下には降格しないよう変更されたのです。
経験者と初級者が低ランク帯でよくマッチングすることは、ハースストーンのランク戦のシステムにおける欠陥の一つであるとして、よく批判されていました。
その問題を少しでも解消すると共に、「冗長である」とも指摘されていたレジェンド・ランク到達への負担を緩和することも、目的にしたものと思われます。
まだまだランク戦のシステム改良に取り組んでいるとアピールする開発陣に対して、改革の第一歩であるとコミュニティはひとまず評価し、より良いランク戦の環境の構築を引き続き求めました。
それと同時に、ちんけなバッカニーアと精霊の爪が、それぞれ弱体化修正を受けました。
ちんけなバッカニーアは体力が2から1に変更され、精霊の爪はコストが1から2に変更されました。
「仁義なきガジェッツァン」のリリース以降に猛威をふるった各種の海賊デッキと、最強のクラスとしてトップ・シーンを制圧していたシャーマンを何とかしてほしいと、コミュニティから多数の苦言が呈されていました。
しかしながら、修正後も海賊を主体としたアグロ・デッキの支配は終わることがなく、「ウンゴロ」がリリースされるまではシャーマンがトップ・クラスであり続け、そのリリース以降も海賊ウォリアーは勢いを落としませんでした。