本日の未明に、ハースストーンのゲーム・デザイナーであるPeter Whalen氏と、ゲストのDan “Frodan” Chou氏が公式配信の動画に登場し、「妖の森ウィッチウッド」の新カードを10種類発表しました。
その内容のまとめを掲載します。
まずは、ハースストーンの実況者およびコメンテーターとしてお馴染みであるFrodan氏と、開発陣のPeter Whalen氏が自己紹介。
Frodan氏が「ウィッチウッド」セットのテーマについて質問すると、Peter Whalen氏は「ギルニーアスのウォーゲン種族を主役とした、幽霊やアンデッドが多数登場する、不気味な雰囲気のカードセット」と説明しました。
新カードの発表の前に、手札の中にある間は毎ターンに攻撃力と体力を入れ替えるミニオン・カードについて解説されました。
これらは全て、最初は「攻撃力が低くて体力が高いヒューマン状態」で手札に入り、続くターンで「攻撃力が高くて体力が低いウォーゲン状態」になるとのことです。
1番目に発表された新カードはレジェンド!
ハンターのミニオン「猟犬使いショー」は、新しい能力である急襲を自軍にもたらします。
急襲を持つミニオンは、登場したターンに敵のミニオンへ攻撃できます(突撃と異なり、ヒーローには攻撃できない)。
エメラルドの小呪文石などの複数のミニオンを召喚する能力や、いきなり効果を発動できることになる断末魔ミニオンなどと好相性であると解説されました。
なお、すでに突撃を持つミニオンが急襲を追加で得ても、ヒーローを即攻撃できる状態は維持されるとのことです。
また、「ウィッチウッド」の1人用プレイモードの「怪物狩り」で扱えるヒーローの1体の「Houndmaster」が、この猟犬使いショーと同一人物のキャラクターであることが明かされました。
2番目に発表されたカードは中立ミニオンの「朽ちかけたアップルバウム」
かつてのヘドロゲッパーのように、防御系の中型ミニオンとして流行することが期待されているようです。
3番目はドルイド呪文の「ウィッチウッドの林檎」
このカードの能力によって手札に追加される2/2の「トレント」ミニオンは、いずれもコストが2であるとのことです。
4番目もドルイド呪文の「狐火の森」
先ほど発表されたばかりのウィッチウッドの林檎とシナジー効果があると説明されました。
5番目はパラディン呪文の「訓戒」
往年のハースストーン・プレイヤーは、すぐにロウゼブの能力を思い起こしたことでしょう。
6番目はプリースト呪文の「鮮明なる悪夢」
最大体力ではなく残り体力を1にしたコピーを召喚するので、それはダメージを受けた状態で召喚され、回復もできるとのことです。
回復されることによって能力を発動するノースシャイアの聖職者やマナ晶洞石、他にも光熱のエレメンタル、預言者ヴェレン、そしてリロイ・ジェンキンスなどとの組み合わせが、一例として紹介されました。
7番目はウォーロックのレジェンド・ミニオン「グリンダ・クロウスキン」
本日の発表の中で、Peter Whalen氏が最も気に入っているカードであるとのことです。
不安定な進化のように、プレイしたターンの間だけ、プレイする度にそのカードのゴースト・コピーを手札に加える能力。
ターンを終えるまでに十分なマナがあれば、何回でもこのコピーを繰り返しプレイできる。
雄叫び能力が、木霊のコピー生成の前に起こるか後に起こるかは、テストして確認してみないとわからないと明言が避けられました。
コピー生成の前に起こるのであれば、ドゥームガードは自身のコピー・カードを手札に加える前に、手札カードを2枚破棄することになります。
8番目は中立ミニオンの「悪夢の融合体」
何と!
種族が「全て」であるミニオンの初登場です。
「前のターンにエレメンタルを召喚した場合」「味方にメカがいる場合」「悪魔にステータス値を付与」…などの、種族限定のシナジー効果を全て受けることができるのです。
9番目はシャーマンのミニオン「魔女の弟子」
呪術によって姿を変えられたカエルの一種であるとのことです。
それゆえに、まず0/1の挑発を持つ獣(呪術のカエル)であることが先に決定されて、残りの能力はそれに付加されるようにして決定されたそうです。
本日最後の発表は、シャーマンのヒーローカード「魔女ハガサ」です!
「ウィッチウッド」発表当時から、その存在が噂されていました。
プレイすると、ヒーローが魔女ハガサに置き換わり、装甲5を獲得して、ヒーローパワーが変化します。
魔女ハガサのプレイ時には、まずその雄叫び能力によって、全てのミニオンに3ダメージが与えられます。
ハガサのヒーローパワーは、マナコストを持たない、常時発動型の能力です。
自分がミニオンを手札から使用する度に、ランダムなシャーマンの呪文カード1枚を自分の手札に追加します。
ミドルレンジのデッキ向けの告死隠者スロールとは異なり、長期戦用のコントロール・デッキにおける強力なツールとなるヒーローだと説明されました。
最後に、ヒーローの魔女ハガサの英語版Emote(感情表現)ボイスが配信されました。
お見事: Well played.
あいさつ: Welcome to my domain.
おおっ!: By the night!
おおっと: Unwise.
覚悟しろ: The curse take you!
動画の37分31秒から視聴できます。
「妖の森ウィッチウッド」は4月にリリース予定。
限定Card Backが特典となり、カードパックを70個も購入できる、お得な先行販売が実施されていることが改めて紹介されました。
本日発表されたカードも含めた「妖の森ウィッチウッド」のカードは、すべて以下のリストに掲載しています。