5. 「取り憑かれた従者」と「暗黒の契約」の変更について
Dean Ayala
- 暗黒の契約は、1マナであるがゆえに、様々なコンボを可能とするポテンシャルを持っている。
興味深い機能で、私たちも気に入っており、この特性についてはそのまま残すことにした。 - 暗黒の契約の問題点は合計16もの体力を回復することで、ウォーロックをヒーリング・クラスとしてしまっている。
ウォーロックのコンセプトの一つは自傷からの回復ではあるが、小呪文石と暗黒の契約を有する今のウォーロックは、体力を犠牲にする強力な効果をリスクと感じることなく多用するようになった。 - 高すぎる回復能力を抑えることによって、残り体力と、体力を失う行為に、もう少し注意が払われるようになることを望んでいる。
結局はそうなる方が、ゲーム性が高まって、ウォーロック・クラスのプレイがより面白いものとなるはずだ。
6. 修正しなかった「ドゥームガード」「屍山血河のグルダン」「コボルトの司書」について
Dean Ayala
- 屍山血河のグルダンは確かに超強力ではあるが、もともと最高コストの10マナのカードであり、効力を最大限に発揮させるためには事前の用意が欠かせない。
極めて特化されたデッキにおける、最終盤の切り札という存在意義との整合性には誤りがないと捉えている。 - では、大変に強いキューブロックやコントロール・ウォーロックのデッキを、必要に迫られて調整するときに、どのような手法をとるべきだろうか?
アグロ・デッキやミッドレンジ・デッキの攻勢を大きく阻むヴォイドロードなどが、第5ターンあたりで出現してしまうことの方がDKグルダンよりも問題であり、それを成立させる取り憑かれた従者と暗黒の契約を修正することが最適であると考えられた。