「デザイナーの洞察」シリーズが公式サイトに掲載され、そこで開発陣のクリス・ジアフット(Kris Zierhut)氏が闘技場のカード・ドラフトのアップデートを予告しました。
同氏は今年の6月にも「デザイナーの洞察」シリーズにおいて、コミュニティの要望に応じるかたちで闘技場のドラフトについて詳細に解説していました。
それからさらに、コミュニティの意見を反映したかと目されるアップデートが成される予定であることが、今回に発表されています。
闘技場のドラフトで登場する全てのカードには、ウェイト(加重値)が個別に定められています。
そのウェイトが修正され、その変更がパッチ「12.0」と同時に適用されます。
ドラフトにおける出現率に影響する値。
ウェイトが1.5であるカードは、ウェイトが1.0であるカードよりも、ドラフトで提示される確率が1.5倍高くなる。
変更点は以下のとおりです。
クラスカード(呪文/武器) … 3.5 → 2.25
パッチ「12.0」以降におけるウェイトの一覧は以下のとおりになります。
中立カード … 1.0
中立カード(基本/クラシック) … 0.5
クラスカード … 1.5
クラスカード(呪文/武器) … 2.25
クラス専用ミニオンは中立のミニオンよりも出現率が1.5倍になり、クラス専用の呪文と武器は中立のミニオンよりも出現率が2.25倍になります。
闘技場のカードの評価を手がけているADWCTA氏は、旧制度の環境下において施された、呪文と武器の出現率ボーナスの緩和を訴え続けていました。
前回の「デザイナーの洞察」の時点から予告されていた、レア・カードとエピック・カードの出現率の調整が、パッチ「12.0」の適用と同時に実施されます。
これらはドラフトの出現率以上に高い確率で選ばれることが多いため、それぞれ出現率が低くなるよう修正されます。
レア・カードは約11%、エピック・カードは約5%の確率で出現するようになります。
1、10、20、30回目のドラフトにおける、必ずレア以上が出現するという仕様には変わりがありません。何と、今回は全カード(博士のメカメカ大作戦セットも含む)のバケットと出現率の詳細なデータも公表されました。
各カードが、それぞれの勝率ごとに振り分けられるグループのこと。
同じバケットには勝率が同程度であるカード群が属しており、バケット1が最高勝率のグループ。
「バケット1」
「バケット1の下位50% + バケット2の上位50%」 「バケット2」
「バケット2の下位50% + バケット3の上位50%」 「バケット3」
「バケット3の下位50% + バケット4の上位50%」 「バケット4」
「バケット4の下位50% + バケット5の上位50%」 「バケット5」
「バケット5の下位50% + バケット6の上位50%」 「バケット6」
「バケット6の下位50% + バケット7の上位50%」 「バケット7」
そのデータの一覧を以下のリンク先に掲載します。