ピーター・ウェイレン
- 科学、狂気の発明、そして各クラスごとに配属させた科学者たちのアイデアを、このレジェンド呪文という新要素に集約したかった。
科学者たちが人生をかけて取り組んで発見した、彼らの素晴らしい最高の発明が、レジェンド呪文として表現されている。 - レジェンド呪文がレジェンドである所以(ゆえん)は、存在感が大きく、派手で格好良く、唯一無二(ゆいいつむに)のユニーク性を誇っていること。
また、その多くは、どうしても1枚だけ扱いたいとプレイヤーに感じさせる能力になるようデザインされている――例えば「デッキ内の全ミニオンのコストを1にする」などのように。
ピーター・ウェイレン
- 私たちはレジェンド呪文を、単なるレア呪文やエピック呪文の強化版という存在に位置づけたくない。
レジェンド呪文は、哲学的かつ神秘的な意味合いを含んでいて、他の呪文よりも奇妙で決定的な違いが感じられる存在だ。 - レジェンド呪文に関するアイデアや効果は開発陣の間で長く考案されてきていて、例えば「デッキ内の全ミニオンのコストを0か1にする」という効果は、「大魔境ウンゴロ」のドルイドのクエストで実際に体現が試みられた。
そもそもは、クエストとは関係ないレジェンド・ミニオンの能力として用意されていたのだけれど。 (※ディーン・アヤラ氏) ――圧踏のバーナバスだね。そうそう、圧踏のバーナバス――
試作段階で楽しくクールなデッキをもたらしたものだから、それを実現させたかったため、クエストの報酬として残した経緯がある。
同様のクールな効果を持つと思われるルナのポケット銀河系が、今ではメイジ・クラスに与えられている。
ピーター・ウェイレン
- いくつかのレジェンド呪文のカードはトップダウン設計(フレーバーや舞台設定などを決めてからカードをデザインすること)によって製作されているため、それらに関しては、私たちが本当に表現したいフレーバーが込められている。
最たる例が、デッキからミニオンを弾丸として撃ち放つフラークのブームズーカであり、これは今作におけるハンターの研究所の発明としてイメージが適合する。
その研究所長のブームマスター・フラークは、銃や爆発物に傾倒しており、デッキから獣を「発砲する」なんてことも当然しでかすだろうから――