「BlizzCon」における「天下一ヴドゥ祭」の発表直後には、ハースストーンの開発陣が国内外の様々なメディアのインタビューに応じ、同作品の魅力についてアピールしました。
以下の掲載先のインタビュー集のうち、主要あるいは新情報となる質疑内容を抜粋して、項目ごとにまとめました。
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Invenglobal: Hearthstone Designers Dave Kosak and Liv Breeden: “The meta will change dramatically.”
Shacknews: Hearthstone BlizzCon interview discusses Rastakhan’s Rumble, new mechanics, and Rumble Run
The Roar: The next Hearthstone expansion won’t need a bunch of new keywords to still mix things up
4Gamer.net: 「ハースストーン」開発者インタビュー。新拡張「天下一ヴドゥ祭」は,ルール無用の喧嘩祭りに
GAME Watch: マナ・ワームはなぜナーフされたのか!? 「ハースストーン」クリエイターインタビュー
電撃オンライン: 『ハースストーン』の新拡張“天下一ヴドゥ祭”開発者インタビュー。1人プレイ用アドベンチャーの紹介も
ファミ通AppVS: 【ハースストーン】「トラのロア・シャバーラ」に関するまさかの変更について明かされた『天下一ヴドゥ祭』インタビュー「おそロアしい」ほど強力な精霊、ロアが登場
開発陣の簡易プロフィール(※クリックで開く)
デイブ・コザック
(Dave Kosak)
リード・ミッション・デザイナー
ピーター・ウォーレン
(Peter Whalen)
リード・イニシャル・デザイナー
ディーン・アヤラ
(Dean Ayala)
リード・ファイナル・デザイナー
ティム・アースキン
(Tim Erskine)
シニア・ゲーム・プロデューサー
ジョバンニ・スカルパーティ
(Giovanni Scarpati)
ミッション・デザイナー
リヴ・ブリーデン
(Liv Breeden)
イニシャル・デザイナー
ステファン・チャン
(Stephen Chang)
アソシエイト・ファイナル・デザイナー
ハディージャ・チェンバレン
(Hadidjah Chamberlin)
エフェクト・アーティスト
キャット・モーガン
(Cat Morgan)
ソフトウェア・エンジニア
- 各クラスを代表する9チームが、グルバシ闘技場でお互いに争い合う模様を描く作品。
9つのチームが闘技大会に出場し、それぞれのチームがロアという神様のような存在を崇拝していて、「どのロアが一番強いのか」「どのチームが一番パワフルなのか」を競い合うという設定。 - 大暴れ、喧嘩、お祭り騒ぎ――非常に賑やかなイベントになっている。
「ルールがない派手な大喧嘩」が基本コンセプトであり、見ている群衆たちも乱入するくらいの熱狂が闘技場を包み込んでいる。 - 力強い大きな体をしたキャラクターたちが大乱闘する、一言でいうと「パワフル&クレイジー」な拡張セット。
「力」や「チャンピオン」などがテーマである今作においては、観客を楽しませるという意味合いも含めて、それらに見合うような派手で娯楽性の高いカードを用意している。 - 「凍てつく玉座の騎士団」はまさに「World of Warcraft」の世界という感じのセットであり、その対極にあったセットが「博士のメカメカ大作戦」。
「天下一ヴドゥ祭」は、その中間ぐらいの立ち位置になるが、いずれも「World of Warcraft」のチームと相談しながら世界観のバランスを取っている。
- 今作の主なコンセプトは「アゼロス全土のトロルがストラングルソーンの闘技場に集結し、それぞれが崇拝するロアの栄光のために格闘して勝利をつかむ」
- ビジュアル的にも「力強さ」には重きを置いていて、その中でも「血祭」は特に顕著な例ではないだろうか。
「血祭」には独自のスタイルがあって、観客とラスタカン王を喜ばせながら敵にダメージを与えていくという、ある意味ショーマン的な見た目のアタックというイメージ。
メカニック自体はシンプルで、派手にやり合っている感じが表現されていると思う。
- この拡張セットのデザインについての本格的な議論が始まったのは、1年以上前のこと。
トロル種族は、Warcraftのファンタジー世界における主要な要素の一つであり、Zul’Gurub(トロルだらけの大型ダンジョン)を回想させる。
その主役化は、かねてより私たちが採用してみたかったテーマだ。 - 「トロル部族の伝統的な戦闘」や「トロル戦争」を舞台にしようかと色々悩んだ結果、「アリーナ・スポーツ」スタイルの決闘戦を舞台にすることを最終的に決めた。
観客と応援が存在する方がハースストーンというゲームにふさわしいし、トロルたちの戦闘のより楽しい側面を描くことができる。
- 「トロル」は、ずっと挑戦してみたかったテーマであり、今回はアゼロスのストーリーにも絡めたかったので時期的にも大変適切だった。
強さを象徴するような、インパクトのあるテーマになってよかった。
- 「グランドトーナメント」と確かにテーマは似ているが、そちらは騎士たちがルールに基づいて戦う「正統派の闘技大会」という設定だった。
それに対して「天下一ヴドゥ祭」はトロルたちの喧嘩なので、そこにはルールがなく「やりたい放題」。
「グランドトーナメント」とはまた違った試合展開を楽しめるだろう。