旧正月（Lunar New Year）は、「World of Warcraft」でも恒例となっている季節イベントです。

ハースストーンでは以下の時期に開催されます。

ゲーム内のメイン画面に特有の飾り付けが施され、ヒーローたちは感情表現（Emote）の「あいさつ」で旧正月専用のセリフを発するようになります。

2019年度の旧正月イベントにおいては、期間中にゲームへログインするだけで、ゴールデン版の花火師1枚がプレゼントとして与えられます。

旧正月を象徴する、花火や爆竹を由来とする報酬です。

また、期間中には、ゴールドと魔素の両方が達成報酬となる特別なクエストが配信されます。

旧正月のイベントの開催を祝して、「旧正月バンドル」というカードパックのセット販売が実施されます。

2018年にリリースされた「妖の森ウィッチウッド」「博士のメカメカ大作戦」「天下一ヴドゥ祭」の各セットのパックが10個ずつ、計30個がセットになったバンドルです。

価格は2,400円（※80円/1個）です。

このバンドルは2019年1月30日の時点ですでに販売が開始されており、旧正月イベントが閉幕する2月14日（※日本時間）まで販売されます。

「World of Warcraft」におけるLunar Festivalは、大昔に悪魔の軍団がアゼロス大陸へ侵攻してきたときに、祖先たちがそれを撃退したことを記念するイベントです。

また、文武に長けた（たけた）古代の英雄たちを追悼するイベントでもあります。

ナイトエルフ種族のドルイドたちが主催し、ドルイドの聖地であるムーングレイド（Moonglade）や世界各地の首都が会場となります。

Lunar Festivalは、実際の世界の中国、台湾、韓国などで盛大に祝賀される旧正月を模したイベントとなっています。

毎年の旧正月の当日にゲーム内の「Lunar New Year」が設定され、その前後の期間にわたってLunar Festivalが開催されるのです。

イベント会場は旧正月で施されるような華やかな赤色や金色の飾り付けで彩られ、旧正月で恒例となる花火や爆竹がゲーム内でも多数登場します。

もちろん、プレイヤーのキャラクターも参加できるイベントです。

キャラクターが飲食できる食べ物やお酒が振る舞われ、装備できる祝賀用のドレス、使用できる花火などが登場します。

Lunar Festivalの期間中は、何十体ものElderと呼ばれるキャラクターが世界各地で出現します。

プレイヤーたちがLunar Festivalで最も尽力することは、このElderたちに会うことです。

Elderのもとを訪れると1枚の特殊なコインが与えられます。

このコインは、Lunar Festivalの期間限定で入手可能となるアイテムやペットと交換できる通貨となります。

ただ、多くのプレイヤーたちは、コイン収集のためというよりも、Lunar Festivalのアチーブメント（実績解除）のために奔走しています。

このアチーブメントを達成するには、2週間の期間内に、80体以上もいる全てのElderに会う必要があるのです（途中までの達成分は来年に繰り越し可能）。

Elderたちは、街や荒野、敵対陣営の首都、果てはダンジョンにまで登場するので、達成するにはそれなりの労力を要します。

このアチーブメントを達成すると、自分のキャラクターに「Elder」という称号を冠することができるようになります。

実際の世界の旧正月は、中国では春節と呼ばれ、中華圏においては新暦の正月（1月1日）よりも重要とされる祝祭日です。

中国、台湾、韓国を始めとしたアジア諸国では、今でも旧暦の正月を年越しとしています。

旧正月は、太陰暦（太陽ではなく月の満ち欠けを基準とする暦）を基にして制定されるために、毎年日付が異なります。
2019年度の旧正月は2月5日です。

旧正月を年越しとする国では、その前後の期間が休日となり、いたる所で盛大なイベントが催されます。

中国では赤色や金色の派手で華やかな飾り付けがあちこちで施され、各地方の特色ある出し物や屋台が街中に登場し、家庭内で餃子や祝賀用の料理を振る舞って祝うそうです。

中華圏の旧正月では大規模な花火大会も名物です。

香港の旧正月における花火大会は、日本でも毎年ツアーが開催されるなど、世界中からの人気を博しています。

日本国内では、大きな中華街が存在する横浜、神戸、長崎でも旧正月を祝う春節祭が毎年開催されています。

パレードや催し物、出店、中国のちょうちんであるランタンなどが繰り広げられ、各地の一大観光イベントとなります。